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社会人としてのマナーって難しい…社会のルールが知りたい!
社会に出ると、さまざまなマナーが私たちを待ち受けています。社会人になるまでは簡単な敬語や日常的なマナーだけでも十分でしたが、学生時代の意識のまま企業に所属すると恥ずかしい思いをしてしまうこともあるでしょう。
マナーは相手に失礼にならないための知識であり、自分の身を守る教養でもあります。マナーを身に付ければ精神的にも安心感が生まれ、堂々とした受け答えもできるようになるでしょう。
今回は、社会人になる前に覚えておきたい基本のマナーをご紹介します。就活や就職を控えている人はもちろん、社会に出てから改めてマナーを学びたい人はぜひ参考にしてくださいね。マナーを学ぶのに遅すぎるタイミングはありません。
社会人のマナーを身に付ける利点
ここでは、社会人としてのマナーを身に付ける利点をご紹介します。マナーはあくまでも表面的なしきたりではありますが、マナーを守れることで内面が評価されることも多いものです。マナーを身に付けるメリットを知り、モチベーションにつなげていきましょう。
1.恥をかかない
ビジネスマナーを学ぶことで、職場や営業先で恥ずかしい思いをすることが減ります。マナー不足は、その場で指摘されてもされなくても恥ずかしいものです。印象が悪くなり、精神的にも引きずってしまう可能性があります。
自分が気付いていなくても、ビジネスシーンではマナーの有無で評価されてしまいがちです。基本のマナーを身に付けていることが、まともな社会人であるかの基準となります。ビジネスマナーは仕事のスキルと同じように、活躍の幅が広がるほど培っていくべきスキルです。
2.会社や上司に迷惑をかけない
ビジネスマナーを覚えておくことで恥をかかずに済むのは、自分だけではありません。たとえ新入社員でもアルバイトでも、企業に所属している限りは「その企業の従業員」として見られます。マナーを守ることができれば、会社や上司に迷惑をかけずに済むのです。
マナーを覚えていないと、相手からは「ここの企業の従業員は、基本のビジネスマナーも身に付いていない」と思われてしまうでしょう。ミスの内容によっては、契約破棄や降給のような事態になってしまうこともあります。
3.チャンスが回ってくる
社会人としてのマナーを身に付けていると、相手からの評価が上がります。もちろんマナーを身に付けているだけで有能な人材だと判断されるわけではありませんが、自分に注目してもらうためのきっかけになる可能性は上がるでしょう。
マナーが身に付いておらず失礼な振る舞いをする人に対して「もっとこの人のことを知りたい」「この人に仕事を任せたい」とはなかなか思えません。マナーは礼節であり思いやりの形であるからこそ、お互いに気持ちよく仕事をするための通過儀礼として機能するのです。
【服装編】社会人のマナー
ここでは、服装や容姿における社会人のマナーをご紹介します。営業先や挨拶でまず最初に見られるのが外見です。第一印象を悪いものにしないように基本を学び、ビジネスをよりよいものへつなげていきましょう。
1.髪型・顔
ビジネスシーンにおいて、奇抜な髪色や髪型はそぐいません。また髪型は清潔感も如実に表れる箇所です。皮脂やフケが付着していないことはもちろん、見えない部分の寝ぐせもケアしましょう。前髪やサイドヘアーが顔にかからないようにすると清潔感がアップします。
男性の場合は無精髭を整えることが大切です。肌はコンディションに依存するものですが、できる限りスキンケアを行い整えておきましょう。女性の場合はTPOに応じたメイクが必要です。とくにアイシャドウや口紅の色は控え目にしつつ、厚化粧に見えないメイクを練習しておきましょう。
2.ファッション
男性の場合、シャツの色は白が一般的です。迷ったら奇をてらわず、スタンダードで清潔感のある色とデザインを選ぶことが大切です。スーツもネイビーやチャコールグレーなどの落ち着いたカラーを選び、靴下も濃い色で合わせましょう。
女性の場合、スカートの長さは膝丈程度が目安になります。座ったときに太ももが見えないかを確認しておきましょう。胸元が見えすぎるとはしたない印象になるため要注意。カラーは会社規定にもよりますが、基本的には企業イメージに準じた落ち着いた色合いを選ぶことが基本です。
3.私服と言われたとき
私服勤務と言われたときには、オフィスカジュアルを目安としましょう。男女ともにジャケットは黒やネイビーなどの落ち着いた色を選びます。シャツは白以外でも構いませんが、襟立ちがしっかりしているかは要確認です。
オフィスカジュアルといえども、長時間座ったり歩き回ったりしてもしわになりにくいものを選ぶことを心がけましょう。ネクタイはフォーマルに寄りすぎず、ニット素材やワンポイントなどのカジュアル要素を取り入れたものをおすすめします。