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虚脱感でやる気がでない…人生に活力が欲しい…
物事を成し遂げるには、モチベーションが重要です。もちろんやる気がなくても行動にさえ移せれば結果を残すことはできますが、腰が重いと行動するのにもストレスが伴います。やらなければならないことに対して無理やり体を動かすよりも、前向きに行動に移せるほうが心も楽ですよね。
モチベーションは待っているだけで自然に湧いてくるものではありません。自分の心の状態を理解した上で、やる気が湧くようにコントロールすることが大切です。しかしすべての人が簡単にメンタルコントロールをできるわけではなく、なかには悶々としたまま気だるい気持ちで毎日を送っている人もいるでしょう。
今回は、虚脱感を抱く原因や対処法についてご紹介します。虚脱感を抱いたまま生活していると、本来楽しめていたことでもつまらないと感じてしまいます。虚脱感を払拭し、活力に満ちた日々を送りましょう。
虚脱感の意味とは
虚脱感の意味は、肉体的なものと精神的なものに分かれます。肉体的な意味での虚脱感とは、体力を消耗したり急速な意識障害を来したりした状態です。失血や中毒などで血液の循環が悪くなり、体の重さやだるさを感じます。
精神的な虚脱感とは、落ち込んでやる気が出ない状態です。主な原因は精神的なものですが、体の不調とも密接な関わりがあります。意気消沈してモチベーションが湧かず、無気力になっている状態でもあります。
今回の記事でご紹介するのは、精神的な虚脱感です。心に虚脱感を抱いていると、むなしさによってまるで胸に穴があいたような感覚になります。理由がわからないのにぼんやりしてしまい、何をするのにもやる気が起こらずに体も心も重くなってしまうのです。
虚脱感を抱いている状態は、無気力症候群と似ています。以下の記事では無気力症候群について詳しくまとめているので、こちらも参考にしてくださいね。
虚脱感を抱いてしまう原因
ここでは、虚脱感を抱いてしまう原因として挙げられるものをご紹介します。虚脱感は無意識のうちに抱きがちで、違和感に気付いたときには心と体が重くなってしまっていることも。原因を振り返り、根本的な解決へとつなげていきましょう。
1.生活習慣の乱れ
虚脱感は、生活習慣の乱れによって生じる可能性があります。十分な睡眠が取れていなかったり、食事の栄養バランスが偏っていたり。年齢が若いうちは多少無理しても翌日には元気が回復していた人でも、年を重ねるにつれて昔のような生活はできなくなってきます。
寝ればすぐに治っていたような体調不良を、何日もズルズルと引きずってしまうこともあるでしょう。体と心は密接につながっているため、体が本調子でないと精神的な虚脱感を抱いてしまいます。肩こりや腰痛などの体の不調も、心を落ち込ませる原因になるでしょう。
2.慢性的なストレス
慢性的なストレスを感じていると、虚脱感を抱くことがあります。すぐに解決できるようなシンプルな悩みではなく、健康や将来、人間関係のような解決に時間がかかるような悩みを抱えていると、常に心がストレスに苛まれている状態になります。
気分転換ができないまま問題を抱えていると、いつもなんとなく気分が沈んでしまいがちに。人生における幸福感が下がり、むなしさを感じてしまいます。虚脱感に苛まれ、「自分の人生は本当にこれでいいのか」と悲観的な気持ちになってしまうのです。
3.ショックが大きい出来事
ショックが大きい出来事に直面すると、虚脱感に見舞われる可能性が高まります。例えば親しい人からの裏切りや大切な人との別れなどを体験すると、一時的に茫然自失となってしまうことがありますよね。
ショックを受けた心をうまく癒せずにいると、時間が経過しても虚脱感だけが残ってしまう場合があります。自分が生きている意味がわからなくなり、物事に対して悲観的になったまま過ごしてしまうのです。
4.漠然とした不安
常日頃から抱いている漠然とした不安が虚脱感の原因になることがあります。もともと心配性な性格をしている人は陥りやすく、さまざまな可能性を想像して不安を感じてしまうため、どの問題から手を付ければいいのかわからず頭がぼーっとしてしまいます。
問題を解決するためには、物事の優先順位を付けて順番に手を付けていくのが望ましいものです。しかし同時に複数の物事を解決しようとすると、別々のストレスが合体してしまい思考力を低下させます。その結果、常に頭や体が重い虚脱感に苦しんでしまうのです。