目次
2.信頼できる人に話を聞いてもらう
もしも信頼できる友人がいる場合は、今の自分の気持ちを素直に話してみてはいかがでしょうか。落ち込んでいる原因がわからない人も、そのまま伝えて構いません。状態や心情を言葉にして伝えるだけで、自分を省みるきっかけになります。
自分のことは自分が一番知っていても、トラブル時の解決法は多くの人の知恵を借りるほど見つけやすくなるものです。相手の言葉をすべて鵜呑みにする必要はなくても、第三者からの客観的なアドバイスが思わぬ解決の糸口につながることもあります。
3.日記やブログで気持ちを整理する
自分の心を整理するためには、言葉だけではなく文字でアウトプットする方法もおすすめです。日記やブログに自分の状態を書き、客観的に見つめ直す機会を設けましょう。日記とブログには、それぞれのメリットがあります。
日記のメリットは、自分しか読まないからこそ赤裸々な気持ちをそのまま言葉にできることです。より本音に近い言葉を出しやすいため、普段生活しているだけでは気付けない自分の心を知るきっかけになります。
ブログのメリットは、人に読ませるという意識があるため文章を綺麗に整えようとする点です。心の中にあるモヤモヤした感情を言語化するためには、一度自分の中でじっくりと向き合う必要があります。その過程で憂鬱感の正体が掴めることもあるでしょう。
落ち込んでいるときにやってはいけない行動
気分が落ち込んでいるときには心の余裕がなくなり、視野が狭くなってしまいがちです。よかれと思って取った行動が、結果的に自分の首を絞めてしまうことも珍しくありません。
ここでは、落ち込んでいるときにやってはいけない行動についてご紹介します。言葉にならない憂鬱感を抱えていると、つい感情的な行動に走ってしまうこともあるでしょう。自己嫌悪に陥らないように、NG行動を事前に認識しておくことをおすすめします。
1.酩酊するほどのお酒を飲む
気持ちが沈んでいるときには、酩酊するほどのお酒は飲まないほうがよいでしょう。人によっては少量のお酒は気分転換になり、気持ちを切り替えるための手段になります。しかし酩酊するほどの大量の飲酒は自己嫌悪を誘発するだけではなく、アルコール依存症の原因になりかねません。
大量のお酒を飲んで現実を忘れられたとしても、アルコールが抜けて冷静さが戻れば精神状態も元に戻ってしまいます。現実から目を背けるためにさらにお酒を追加して……と繰り返してばかりでは、憂鬱な気分は晴れません。
お酒はあくまで精神的にリフレッシュできる範囲に留め、深酒はしないように心がけましょう。
2.人生において重大な決断をする
精神的に落ち込んでいるときに、人生において重大な決断をすることはおすすめしません。気持ちが沈んでいるときは、冷静な判断力が乏しい状態です。例えば結婚や転職、引っ越しなど、今後のライフスタイルに大きく関わる決断は避けるべきです。
とくに仕事に関わる決断は生活基盤に影響を及ぼすため、緊急性がない限りは後回しにするべきでしょう。職場でストレスを抱えている人は感情的にならないように注意し、然るべき立場の相手に相談することをおすすめします。
3.人間関係を雑に扱う
落ち込んでいるときには、あらゆる物事に投げやりになってしまいがちです。心配して手を差し伸べてくれる人に反発したり、連絡を返さずに無視してしまったりすることもあるでしょう。
心に余裕がないときは、他者への優しさを持ちづらいものです。だからこそ、まずは自分の精神状態を安定させるべきであり、無闇に人間関係を雑に扱う必要はありません。
心のサインに耳を傾けて心身を休めよう
今回は、理由がわからないのに気分が沈む原因や対処法などをご紹介しました。一つひとつは小さな悩みでも、ストレスの原因がいくつも合わさることで心は疲れてしまいます。
頭の中で同時に複数の悩みを解決しようとすると、キャパシティがいっぱいになり精神的に追い詰められてしまいがちです。まずは自分が何に悩んでいるのかを整理整頓することが大切です。
些細な心のサインもできる限り見逃さずに、自分の状態を理解するためのヒントとして活用しましょう。苦しみを一人で抱え込まずに、第三者に話して感情をシェアすることで精神的に楽になる場合も多いものです。気分転換を繰り返しても心が晴れない場合は、一度カウンセリングを試してみてはいかがでしょうか。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。