失恋して辛い時…どうすれば元気になれる?失恋した時の対処法

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失恋が辛すぎる…どうすれば立ち直れる?

失恋は、小説やドラマなどさまざまな創作物に用いられる普遍的なテーマです。フィクションの中では悲しくも美しく描かれることが多いものですが、実際に自分が体験すると言いようもないほどの苦しみを感じてしまいますよね。

フィクションのようにすぐに新しい恋愛を始められるわけでもなければ、恋人と必ずよりを戻せるわけでもありません。人によっては、学校や職場に行くこともできなくなるほど大きなショックを受けてしまうでしょう。

今回は、失恋に辛さを感じる原因や苦しみを乗り越える方法をご紹介します。失恋の傷はすぐに癒えることはなくても、時間をかけてゆっくりと受け入れることでだんだんと苦しみが遠のいていきます。心のペースを尊重しながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

心が壊れそう…失恋が辛い4つの原因

失恋する理由は人によってさまざまです。けんか別れや浮気、気持ちのすれ違い、自然消滅……どの理由にも特有の辛さがあり、比べるものではありません。大切なのは、今辛いと感じている自分を癒してあげることです。

ここでは、失恋が辛い原因として挙げられるものをご紹介します。恋人と付き合う理由が人それぞれならば、別れの理由も千差万別です。今自分が心を痛めている理由を正しく認識することで、心を癒すための方法につなげていきましょう。

1.自分の価値を否定されたと感じる

失恋とは、恋人から「これから先の人生で、あなたが隣にいる必要はない」と言い渡される行為です。今まで自分のことを世界で最も愛してくれていた存在が離れてしまうと、自己価値がわからなくなってしまいます。自分の価値を否定されたと感じて悲観的になってしまうでしょう。

自己価値を高めるためには、人から愛されることが有効です。「自分にはこれだけ愛してくれる人がいる」「必要としてくれる人がいる」という事実が自己肯定感を高め、自分に価値を感じさせてくれます。失恋によって愛してくれる人を失うと、自分にどれほどの価値があるのかを見失ってしまうのです。

2.強い喪失感に苛まれる

失恋すると、強い喪失感に苛まれます。今まで何をするのにも一緒だった人がいなくなってしまうと、まるで自分が自分ではなくなったような感覚になることもあるでしょう。今までの思い出や二人で過ごした時間がすべて否定されたように感じ、心にぽっかりと大きな穴があいたような喪失感に苦しみます。

失恋によって失うのは、ドキドキさせてくれる存在としての恋人だけではありません。自分を愛してくれる存在や自信を与えてくれる存在、落ち込んだときに慰めてくれる存在、一緒にいるだけで安心できる存在……。恋人は、生活においてさまざまな役割を担ってくれます。失恋することで心の居場所がなくなったように感じ、他のものでは埋められないほどの喪失感に苛まれてしまうのです。

3.今までのライフスタイルが失われる

失恋することで今までのライフスタイルが失われます。恋人と過ごしていた時間や連絡を取っていた時間がすべて失われるため、生活の中に空白の時間が生まれてしまいます。とくに恋人と同棲していた人は、大きな生活の変化に戸惑いを感じるでしょう。

別れた後は友達として会うことはあっても、今までのようにデートしたり連絡を取りあったりなどはなくなります。すべての人が、失恋をした後にすぐに元の生活に戻れるわけではありません。恋人がいなくなった状態でどのように生活すればいいのかわからなくなり、言いようのない孤独感に苦しんでしまいます。

4.過去の行いを後悔する

自分が恋人を不快にさせる言動をした自覚がある場合、過去の行いを後悔することによって苦しみます。例えば恋人が心配してくれていたのに反抗的な態度を取ってしまったり、愛情を確認したくて振り回してしまったり、恋人が嫌がっているのに異性の友人と遊んだり……。

「自分のわがままを受け止めてほしい」と恋人に期待を押し付けた結果、恋人の気持ちが自分から離れてしまったことを悔いています。「もっとああしておけばよかった」と思っても、別れを言い渡された今では後の祭りです。悔やんでも恋人は戻ってこないという現実を思い出す度に、さらに深く落ち込んでしまいます。

年齢による失恋の辛さの違い

失恋は誰しも辛いものですが、シチュエーションによって辛さの種類が変わります。好きな人の気持ちが離れてしまった辛さは共通していますが、「恋人との別れ」という事実が持つ意味合いが変化するのです。

ここでは、年齢による失恋の辛さの違いについてご紹介します。ただし、年齢ごとの辛さの違いは比べ合うものではありません。自分の苦しみを過小評価せずに、自己理解の上で心を癒すためのヒントにしてくださいね。

1.10代の失恋の特徴

10代は感受性が高く、恋多き人も多いのではないのでしょうか。将来を見越したお付き合いをしている割合が少なく、「好き」という気持ちだけで相手と一緒にいる人が多い傾向にあります。そのため別れる理由も、性格の不一致や他に好きな人ができたからであることが多いでしょう。

自分の「好き」という気持ちを傷つけられたかのように感じられ、高い感受性も伴って大きなショックを受けてしまいます。社会的なメリットや将来設計などを深く考えず、感情を優先して付き合える年代だからこその悲しみです。

2.20代の失恋の特徴

20代で恋人を作る場合は、将来を見据えたお付き合いをしている人も多いでしょう。学生から社会人への移り変わりをともに過ごした関係性は絆を深めやすく、お互いが大人になる過程を見ている分、愛情も深まります。

だからこそ20代の失恋では心の傷が深く、描いていた将来のプランも白紙に戻ることで精神的ショックも大きい傾向にあります。とくに20代は同年代で結婚や出産の報告が増えてくる時期であるため、失恋は悲しみと同時に焦燥感を抱く原因にもなるでしょう。

3.30代の失恋の特徴

30代の失恋は20代よりもショックを受けやすく、心の傷が回復するまでに時間を要します。結婚や出産はもちろん、家の購入や転職など人生のターニングポイントが多い年代です。精神面だけではなく、生活面もお互いに支え合えるパートナーとの別れは大きなショックをもたらしてしまいます。

とくに「結婚や出産は30歳頃にしよう」と思っていた人にとっては、人生プランが振り出しに戻ってしまったかのような感覚になります。恋愛市場で20代と戦うことは難しいと感じる人も多く、焦って出会いを見つけようとすることも。ショックで立ち直れない気持ちと「早く相手を見つけなければ」と焦る気持ちが合わさり、精神的に落ち込んでしまいがちです。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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