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失恋がつらすぎる…立ち直り方がわからない…
失恋はつらいものです。恋人に別れを言い渡されると、まるで胸の中をかきむしられたかのような大きな苦しみを感じてしまいます。あまりのつらさに学校や仕事に行けなくなってしまったり、食事もできなくなってしまったりすることもあるでしょう。
世界で一番自分のことを好きだと言ってくれていた人が、遠い存在になってしまう……。楽しかった日々を思い出すと悲しみで涙があふれ、頭の中が真っ白になってしまいます。しかし私たちは生きている以上、失恋の苦しみもいつかは乗り越えなくてはいけません。
今回は、失恋のつらさを乗り越える方法をご紹介します。現在も失恋の苦しみに苛まれている人は「本当にこの苦しみは癒えるの?」と不安に思っていることでしょう。しかし安心してください。永遠に続く苦しみはありません。無理のない範囲で、一歩ずつ進んでいきましょう。
失恋につらさを感じる原因
失恋につらさを感じる原因は、年齢やシチュエーション、相手との関係性によって違います。しかし、愛する人が離れてしまうという苦しみは共通しています。失恋の傷を癒すためには、自分がなぜつらさを感じているのかを客観的に分析するのが近道です。
ここでは、失恋につらさを感じる原因として挙げられるものをご紹介します。今抱えているネガティブな感情を手放す必要はありません。その感情がどのような気持ちや思い出によるものなのかを、俯瞰的に観察してみましょう。
1.喪失感が苦しい
失恋すると、大きな喪失感に苛まれます。恋人は最も身近な理解者であるといっても過言ではなく、自分の一部のような存在だと感じていた人も多いでしょう。心の片割れともいえる相手が離れてしまうことにより、言いようもない喪失感を抱えてしまいます。
心にぽっかりと大きな穴が空いたような感覚になり、友達と過ごしていても趣味に没頭しようとしても空虚さを感じます。場合によっては、恋人と別れることでライフスタイルが大きく変わる人もいるでしょう。
とくに何年もの間付き合っていた人や同棲していた人は、失恋後の生活が今までとガラリと変わります。それは自分から求めた変化ではなく、強制的に受け入れなくてはいけないネガティブな変化であるため、大きなストレスを伴うのです。
2.自己価値を感じられなくなってしまう
今まで自分のことを大事にしてくれていた恋人に別れを告げられると、自己価値を感じられなくなってしまいます。長く付き合っていたカップルほど、外面以上に内面を愛し合えていたケースが多いでしょう。振られてしまうと、自分の内面を否定されたかのように感じます。
もちろん恋人関係は相性が大切であるため、自分の内面をすべて否定されたわけではありません。あくまで、付き合う中で相性の悪さやすれ違いを感じていった結果です。しかし振られた側にとっては「自分の価値を認めてもらえなかった、受け入れてもらえなかった」という気持ちが高まり、つらい気持ちを抱いてしまいます。
恋人は、場合によっては家族よりも自分の本当の姿を見せられる存在です。他の人には言えないことを言えたり、見せられない姿を見せられたりするのは恋人ならではといえます。だからこそ失恋は、ありのままの自分をすべて否定されてしまったかのような気持ちになってしまうのです。
3.思い描いていた未来を失ってしまう
恋人と付き合っていると、二人で作っていく未来の可能性が広がります。「いつかは結婚したいな」「子供ができたらどんな名前にしようかな」「お金がたまったら二人で住みたいな」などのように、ワクワクする未来を想像してはトキメキを感じていたことでしょう。
しかしその想像は、失恋によって終わりを迎えてしまいます。よりを戻さない限り、別れの先には恋人としての未来は広がっていません。これから友達として新しい関係を築けることはあっても、生涯の伴侶としての可能性はついえてしまうのです。
自分が恋人と思い描いていた未来の光景を、恋人が違う異性と叶えるかもしれない未来を想像すると、悲しみのあまりどうにかなってしまいそうになります。二人で過ごすはずだった未来を失うことで、「この先の自分の人生に幸福は待っているのだろうか」と絶望的な気持ちになってしまうでしょう。