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4.楽しかった思い出すらも否定された気持ちになる
失恋は、恋人から「この先、恋人としてあなたと一緒に時間を過ごしたくない」と言い渡される行為です。恋人がその結論に至るまでには、必ず背景があります。一時的な気の迷いでない限りは、過去の楽しかったはずの思い出の中ですらも、相手はモヤモヤとした感情を抱えていた時期があったでしょう。
大好きな状態から、突然「別れたい」と思うわけではありません。必ず最初に「ん?」と違和感を抱くタイミングがあり、そこから徐々に相手への気持ちが冷めていくものです。恋人から別れを言い渡されると、「一緒にいて楽しかったのは自分だけだったのか」という虚しさを抱いてしまいます。
相手の気持ちの変化に気付けずに楽しんでいた自分が道化のように思えて、情けなさと惨めさを感じます。また別れることで、この先未来を二人で作っていく可能性がなくなるため、今までの思い出がすべて無駄になってしまったかのような錯覚に陥ることもあるでしょう。
5.過去の行いに後悔している
振られてしまうことに何かしらの心当たりがある人は、自分の過去の行いを振り返り後悔することでつらさを感じます。例えば相手が嫌がることをしていた自覚があったり、心を許しすぎてわがままに振る舞ってしまったり……。
相手を信頼しているからこそ困らせてしまうことに危機感を持てなかった人や、好きだからこそ心配してほしくて振り回してしまった人もいるでしょう。つらく当たってしまったことが本心ではなかったとしても、最終的に別れを言い渡されてしまっては後悔しても後の祭りだといえます。
とはいえ恋愛に後悔や反省は付き物です。「今回の恋愛で失敗してしまったことを次に活かそう」と気持ちを切りかえられればいいのですが、失恋したばかりの状態では難しいものです。「あんなことしなければよかった、言わなければよかった」と後悔の念ばかりが頭で渦巻き、精神的に落ち込んでしまうでしょう。
失恋から立ち直る方法はシチュエーションによって変わる
失恋と一言で言うものの、そのつらさや内容は一つひとつ違います。相手が変われば関係性も変わり、別れる原因も人それぞれです。失恋において何がつらいのかも人によって違うため、立ち直る方法も変わってきます。
そもそも、つらいときに気持ちを切り替える方法はみんな違いますよね。それぞれの性格やライフスタイルに応じて異なるのが当たり前です。失恋も同様に「〇〇をすれば立ち直れる」という絶対の方法はありません。さまざまな情報や経験からヒントを得ながら、自分なりの方法を見つけていくしかありません。
誰にとってどのような方法が最善策かは、本人にしかわからないものです。すぐに方法が見つからなくても、探しているうちに少しずつ心の傷は和らいでいきます。自分のペースを尊重しながら、さまざまな方法を一つひとつ試して心を癒していきましょう。
つらい失恋の7つの乗り越え方
ここでは、つらい失恋を乗り越えるための方法をご紹介します。すべての方法を試す必要はないので、自分にできそうなものから始めてみましょう。ご紹介する方法を試す中で、別の自分ならではの方法を見つけたらもちろん変えても構いません。一番大切なのは、あなた自身が心を癒す方法を見つけることなのです。
1.つらさを否定せずに受け入れる
失恋のつらさを乗り越えるためには、自分の感情を否定しないことから始めましょう。失恋には、さまざまなネガティブな感情が伴います。悲しさや寂しさ、悔しさ、情けなさ、怒り、憎しみ、嫉妬……。どれも、一つひとつ真摯に向き合うのには多大なエネルギーを伴うものばかりです。
苦しいときには感情から目を背けても構いません。ただ、本当は悲しいのに「私は悲しくない」と思い込まないようにしてください。自分の一番の味方は自分自身です。まずは己の感情を肯定的に受け入れ、認めてあげることで次の一歩を踏み出せます。
2.信頼できる相手に自分の状況を話す
自分の置かれているつらい状況を素直に言葉にして、信頼できる相手に伝えてみましょう。失恋では複雑な感情が入り混じり、過去や今の時間軸も混ざった状態でネガティブな思考を抱えてしまいます。人に状況を話すために言葉にする過程で、自分がどのような気持ちを抱えているのかを整理整頓できます。
何より、苦しい感情を誰かと共有することが大切です。人によっては、失恋のつらさで家から出られないほど精神的に参ってしまうこともあります。「自分以外の誰かが苦しみを知ってくれている」と思えるだけで、心が楽になります。
いつもポジティブな相手に相談するのもよいですが、できれば相手の気持ちに寄り添えるような思慮深い友人に心を打ち明けましょう。同じように失恋した経験がある相手であれば、よりあなたの状況に合った言葉を投げかけてくれる可能性があります。