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いろいろ考えすぎて眠れない…睡眠不足でつらい…
忙しい一日が終わり、やっと眠れると思ってもなかなか寝付けない……。そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。体は疲れているはずなのに頭の中に思考が巡ってしまい、いつまでも同じことを考えてしまいます。
「考えないようにしないと」と意識するほど記憶がよみがえり、ベッドに入る前より目が冴えてしまうこともあります。ついスマホを見てしまい、気付いたら明け方になっていることも。疲れの取れていない体を引きずりながらの仕事はつらいですよね。
今回は、いろいろ考えすぎて眠れなくなる原因や対処法をご紹介します。睡眠不足に悩んでいる人は、自分が何にストレスを感じているのかを整理することが必要です。頭と心をスッキリさせて安眠を手に入れ、明日の活力へとつなげていきましょう。
寝る前に不安やイライラに襲われる原因
ここでは、寝る前に不安やイライラに襲われる原因として挙げられるものをご紹介します。特定の記憶を思い出してストレスを感じているのか、漠然とした不安を感じているのか。眠れない理由は人によってさまざまです。ストレスの原因と向き合い、安眠のためのヒントにしていきましょう。
1.怒りや後悔で記憶がよみがえってしまう
怒りや後悔で記憶がよみがえるときには、寝る前に不安やイライラに襲われてしまいます。ベッドの中で一日を振り返り「今日は仕事で失敗してしまった」「上司に理不尽な扱いを受けて許せない」などのネガティブな記憶を思い出してしまい、感情が高ぶってしまうのです。
「失敗は反省に変えて次からがんばろう」と割り切れればよいのですが、なかなかうまく気持ちを切り替えられません。後ろ向きな感情に支配され、頭が覚醒したままどんどん気持ちが落ち込んでしまいます。
2.プレッシャーを抱えている
仕事や生活の中でプレッシャーを抱えている人は、入眠時にストレスやイライラを抱えやすい傾向にあります。例えば子どもがまだ赤ちゃんの場合、いつ泣きだすのかが不安でゆっくり眠れない日もあるでしょう。
また仕事で責任が重い業務を任されている人は、眠るときでもプレッシャーを感じてしまうことも。重圧がストレスとなり、体が疲れていても頭の中は仕事でいっぱいになってしまいます。
3.ネガティブ思考になっている
慢性的なネガティブ思考に苛まれている人は、大きな原因がなくても入眠時にストレスを感じてしまいます。例えば何年も前の出来事を思い出して落ち込んでしまったり、理由がわからない漠然とした悲しみや寂しさに苛まれてしまったり。
自分の力で解決できない状況で落ち込んでしまうため、出口のない苦しみを感じてしまいます。「早く眠って楽になりたい」と思うものの、一度心を支配したネガティブな感情はなかなか消えてくれないものです。ストレスをはじめとする原因で精神疾患を患っている可能性もあり、心の病の症状のひとつとして不眠が現れているケースもあるでしょう。
ストレスで寝れないときに心を落ち着かせる4つの方法
ここでは、ストレスで寝れないときに心を落ち着かせる方法をご紹介します。ひとつの方法を試して眠れなくても、焦る必要はありません。性格やストレスの原因は人それぞれであるため、自分に合った入眠方法を見つけるためのヒントとして活用してくださいね。
1.悩みや問題を整理整頓する
ストレスで寝れないときには、悩みや問題を整理整頓してみましょう。一度にさまざまな物事を考えていると、思考が絡まって答えが出ないまま悶々とした時間を過ごしてしまいます。自分を悩ませている要素を一つひとつ取り上げ、順番に考えていくことをおすすめします。
解決したい悩みを整理したら、優先順位を付けることも大切です。今すぐ解決するべき悩み・後回しにしてもいい悩み・考えても仕方がない悩みなどに分けて、悩み同士を混ぜて考えないように心がけましょう。何も考えないようにするのが難しい場合は、割り切って「今日はこの問題だけを考える」と限定するのもひとつの手段です。
2.深呼吸して体を脱力させる
心地よい眠りのためには、体を脱力させることが大切です。ベッドの中でゆっくり深呼吸を繰り返して、体を内側からリラックスさせましょう。イライラして眠れないときは呼吸が浅くなっているときも多く、深い呼吸を意識するだけで気持ちが落ち着いてきます。
うまく身体を脱力できない人は、右足・左足・右手・左手と順番に力を入れて抜く方法を試してみてください。部分ごとに力をギュッと入れてから抜くと、じんわりと自然に脱力しやすくなります。