コーヒーの覚醒作用を上手に活かすコツ

ここからは、コーヒーの覚醒作用を上手に生かすコツについて紹介していきます。

1.自分にとっての適量を知る

まず、自分にとっての適量を知りましょう。一般的に、適量としておすすめできる1日のコーヒー摂取量は5杯以下です。
1日のカフェイン摂取量の目安は、日本では明確な数字が設けられていません。農林水産省によると、「(健康な成人であれば)アメリカやカナダでは400mg」というガイドラインが設けられているようです。
これを参考にした場合、150ccのコーヒーを5杯飲むと、カフェイン摂取量は約300~450mgになることからも、1日の適量は「5杯以下」と言えるでしょう。
しかし、体質によっては5杯以下であっても体調を崩してしまうかもしれません。自身の体質に合った適量で、コーヒーを楽しむようにしましょう。
参考:農林水産省「カフェインの過剰摂取について」

2.ブラックコーヒーをゆっくり飲む

ブラックコーヒーをゆっくり飲むことで、覚醒効果を上手に活かすことができます。糖分を摂り過ぎてしまうと眠くなることもあるため、覚醒効果を発揮するためにはブラックコーヒーがおすすめです。
また、ゆっくりとコーヒーを飲むことでリラックス効果にも繋がります。リラックスしながらも、カフェインによって交感神経を適度に刺激することで、しっかりと覚醒効果も活かすことができます。

コーヒーを飲んでも眠いときの対処法

コーヒーを飲んでいてもどうしても眠くなる…という方も多いと思います。ここでは、コーヒーを飲んでも眠くなる時の対処法を紹介していきます。

1.体を壊さない範囲で冷やす

コーヒーを飲んでも眠くなる場合は、体を壊さない範囲で冷やすと良いでしょう。
眠気がある状態では副交感神経が働き身体が温かくなるため、身体を冷やすことで眠気が覚める可能性があります。
例えば仕事中にどうしても眠くなった場合は、冷たい水で顔を洗ったり、冷水を飲んだり、冷たいコーヒーを飲んだりなど体を壊さない範囲で冷やすと良いでしょう。

2.作業空間や環境を変える

コーヒーを飲んでも眠い場合は、作業空間や環境を変えることも有効です。
例えばコワーキングスペースなど周囲の人も作業している空間に行くことで、「自分も作業をしなければいけない」と良い影響を受け、気持ちのスイッチが切り替わるかもしれません。
作業する空間のBGMを変えてみる、立って作業するなどの変化を加えることも眠気を覚ますために有効です。
コーヒーを飲んでいても眠い場合は、作業空間や環境を変え、気持ちを切り替えることで眠気を無くしていきましょう。

3.仮眠をとって体を休める

コーヒーを飲んでも眠くなる場合、仮眠をとって体を休めると良いでしょう。
広島大学総合科学研究科の林光緒教授の研究によると、昼食後に30分以内の仮眠を取ることで、日中のパフォーマンスが向上するということがわかっています。また、寝る前にコーヒーを1杯飲むことで、仮眠後にスッキリと目を覚ますことができます。
カフェインは摂取してから15~20分後に血中濃度が増し覚醒効果を発揮します。コーヒーを飲んでから仮眠を取ることで、体を休めつつ眠気を無くすことができます。
参考:『午後の眠気対策としての短時間仮眠』

午後の眠気は昼食の食べ方で改善できる可能性が

午後の眠気は、昼食の食べ方で改善することができます。昼食に糖質が多く入った丼ものなどを食べると、血糖値が反動で下がり低血糖状態になることで眠気を催してしまいます。
血糖値を急激に上昇・低下させてしまう食べ物は、パスタやカレーライス、ラーメンなど炭水化物が多く含まれているものがほとんどです。
昼食を食べる際は炭水化物を避け、糖質を抑えつつゆっくり食べることを意識することで、昼食後の眠気を抑えることができるでしょう。

コーヒーは適量が大切。休むときはしっかり休息しよう

コーヒーは適量を飲むことが大切です。飲みすぎてしまうと、体がカフェインに慣れて覚醒効果を発揮しにくくなってしまいます。自分の体質に合った適量を自分で把握し、朝食や仮眠前などコーヒーの効果を発揮できるタイミングでコーヒーを飲むことを心がけてください。コーヒーを飲み無理やり体を起こすのではなく、休息もしっかり取りながらコーヒーのメリットを活かしていきましょう。

コーヒーを適量におさえても、眠れないなどの悩みがある場合は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

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