朝起きれない・目覚ましが聞こえない理由は?自分にあった対策を━

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朝起きれない…目覚ましが聞こえない…

「周りの人と同じ程度の睡眠時間をとっているはずなのに、なぜか自分だけ起きるのがつらい……」と悩んだことはないでしょうか。友達や同僚が当たり前のようにできていることができないと、自己嫌悪に陥ってしまいますよね。

今回は、朝起きれない・目覚ましが聞こえない理由や、つらい朝の目覚めを乗り切るためのヒントをご紹介します。朝起きれない原因は、寝室の環境や日々の習慣に隠されているかもしれません。自分を責めずに、適切な改善方法を探していきましょう。

アラーム・目覚ましが聞こえない5つの理由

ここでは、アラームや目覚ましが聞こえない理由をご紹介します。朝起きれないことで、社会的信用を失ったり人間関係に亀裂が入ってしまったりすることがあります。自分や周りを傷つけてしまう前に、原因と向き合い改善策へつなげていきましょう。

1.睡眠時間が足りていない

アラームや目覚ましが聞こえない原因は、睡眠時間が足りていないことです。人によって体に合った睡眠時間は違うため、自分にとっては十分寝ているつもりでも、実は足りていない可能性があります。

適切な睡眠時間は年齢によっても変わります。社会人の年齢であれば、必要な睡眠時間は基本的に6~8時間ほどです。しかし忙しい人にとっては、ベッドに入った時点で「もう5時間しか眠れない……」という状態になってしまうこともあるでしょう。「目覚ましが鳴ったら起きなければ」とは思っていても、眠りを求めている体は気持ちだけではコントロールできません。

2.睡眠時間がズレている

本来の体内時計と睡眠時間がズレていることも、アラームや目覚ましが聞こえない原因になります。例えばベットに入ったのが夜の23時でも、スマートフォンを見ながら夜更かしした結果、結局眠りにつくのが日付を回ってしまうことがあります。

夜更かしの癖がついている人にとっては、決して他人事ではありませんよね。また眠ろうとして目をつむっても、頭の中で考え事をしてしまいなかなか眠れない、という場合もあるでしょう。目覚ましでしっかり目覚めるためには、寝室にいる時間ではなく睡眠を十分に得ている時間を増やす必要があります。

3.睡眠環境が自分に合っていない

人それぞれ自分に合った睡眠時間があるように、リラックスできる睡眠環境も千差万別です。十分な睡眠時間をとっているのにもかかわらず目覚ましで起きれない場合は、寝具・寝巻き・寝室の環境などを改善する必要があるでしょう。

例えば枕の高さが合っていなかったり、温度や湿度が高すぎ・低すぎたり、寝巻きのサイズが合っていなかったりなどが考えられます。特に寝具や寝巻きは、購入当初から劣化したものを使い続けている人も多いでしょう。明るさや香りなど、五感で感じる要素も改善の必要があります。

4.寝る前の習慣に問題がある

飲酒・喫煙・カフェインの摂取など、就寝前の習慣に改善点がある可能性も。例えばなかなか寝付けなくて寝る前にお酒を飲んでしまった場合、少量のアルコールでも睡眠に悪影響を及ぼすことがわかっています。入眠自体はスムーズでも、途中で起きてしまったり尿意を感じてしまったりするのです。

飲酒と同様に、就寝前のニコチン摂取は体にとって刺激が大きく、覚醒につながってしまいます。さらにカフェインが含まれている飲み物には、コーヒーだけではなく緑茶や紅茶なども当てはまります。一部のガムやチョコレートなどのお菓子にも含まれているため、安眠を妨げる要素になってしまうでしょう。

参考:厚生労働省「アルコールの作用」

参考:厚生労働省「快眠と生活習慣」

5.睡眠に関連する病気を患っている

目覚ましが聞こえないほど深く眠ってしまう場合、睡眠に関する病気を患っている可能性があります。例えば「睡眠相後退(前進)症候群」という病気では、深夜や明け方まで眠ることができない症状が現れます。朝になっても身体的不調が残り、目覚ましに気づけないほど眠ってしまうのです。

また「起立性調節障害」という病気でも、夜に目が覚めてしまい朝に起きれないという症状が現れます。睡眠に関する病気は周りからの理解を得づらいことも多く、一人で悩みを抱え込んでしまいがちです。違和感を抱いたらなるべく早めに病院を受診することをおすすめします。

参考:厚生労働省「睡眠相後退(前進)症候群」

参考:一般社団法人 日本小児心身医学会「(1)起立性調節障害(OD)」

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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