朝のコーヒーはいい?悪い?メリット・デメリットについて

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朝にコーヒーを飲むのはいいこと?

コーヒーにはカフェインが含まれおり、朝スッキリと目覚めるために飲むようにしている人も多いのではないでしょうか?

しかし、朝起きてすぐにコーヒーを飲むことにはメリットだけでなくデメリットもあります。コーヒーを飲む量や時間帯に気をつけないと、カフェイン中毒の原因になったりコーヒーがないと起きられない体質になってしまったりするので、飲みすぎには注意が必要です。

この記事では、朝のコーヒーが与えてくれるメリットとデメリットについて解説します。健康的にコーヒーを摂取する上でのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

コーヒーとはどんな飲み物?

コーヒーは、カフェインが含まれている飲み物です。近年の研究には生活習慣病の予防に良いとされる発表もあり、健康に生活するために飲むようにしているという方も多いのではないでしょうか。

コーヒーのメカニズムは未だ解明されていないことも多く、専門家によっては見解が異なるのでコーヒーを摂取する際には自身の適量を知っておくことが重要です。

覚醒効果がある「カフェイン」について知ろう

カフェインはコーヒーの他にも紅茶や緑茶、コーラといった清涼飲料水にも含まれています。近年では、カフェインを多く添加したエナジードリンクと呼ばれる製品もあります。エナジードリンクと聞くと、眠気覚ましに飲むというイメージを持つ方も多いでしょう。

カフェインには覚醒効果があります。覚醒効果とは、簡単にいうと頭が冴え眠気を覚ます効果です。過剰に摂取すると、心拍数が増加したり興奮状態になったり、下痢や吐き気をもたらすこともあります。

参考:食品安全委員会「食品中のカフェイン」

朝のコーヒーが与えてくれる4つのメリット

朝に飲むコーヒーが与えてくれるメリットには、下記の4つが挙げられます。

  • 頭が冴えて眠気を覚ます
  • 一日のルーチンに組み込みやすい
  • 血液循環が良くなり体温が上がる
  • 朝の運動の脂肪燃焼を促進する

1.頭が冴えて眠気を覚ます

コーヒーを飲む理由に「眠気覚まし」を挙げる方も非常に多いです。前述したように、コーヒーに含まれるカフェインには「覚醒作用」があります。

カフェインはアデノシンと言われる睡眠物質と似た構造です。本来、アデノシンが受容体と結合すると心拍数が下がり、リラックス状態になり眠気を感じていきます。

しかし、アデノシンの代わりにカフェインが結合することで、アデノシンの鎮静化作用を阻害し、心拍数が上がり、興奮状態となり眠気を覚ますことができるのです。

参考:e-ヘルスネット(厚生労働省)「アデノシン三リン酸 / ATP」

2.一日のルーチンに組み込みやすい

朝のコーヒーは、手軽にできるため習慣化しやすい行動のひとつです。1日のルーチンとして朝起きて、カーテンを開けて、コーヒーを淹れるという自分の生活の流れがあると、朝の過ごしやすさも格段に上がります。

コーヒーを飲むだけでなく、コーヒーを淹れる時間も1日の行動のスタートとして取り入れやすいでしょう。

3.血液循環が良くなり体温が上がる

コーヒーに含まれているカフェインとナイアシンには、血液循環を良くする効果が期待できます。

血液循環が良くなると、代謝が上がり冷え性の改善や血行不良による肩こりや腰痛も改善されます。代謝が悪いことを悩んでいる方にとっては、手軽にできる血液の循環改善方法としても有効です。

4.朝の運動の脂肪燃焼を促進する

コーヒーを飲むことで新陳代謝が上がり、脂肪燃焼も促進してくれます。コーヒーとダイエットの効果については、カフェインを摂取することで、運動時の脂肪燃焼を促進する可能性があることが新しい研究で明らかとなっています。

コーヒーを朝時間に摂取し、ウォーキングやランニングといった朝の運動をすることで、より一層脂肪の燃焼を期待できるのです。

参考:日本経済新聞「カフェインが気になる コーヒーは1日何杯までOK?」

カフェインの過剰摂取がもたらすデメリット

カフェインは過剰に摂取すると、体の不調の原因になったり摂取しても眠気が覚めなくなったりするため、朝のコーヒーの摂取量や飲む時間帯は注意が必要です。

カフェインの過剰摂取による主なデメリットには、下記の2つが挙げられます。

  • 興奮・不安
  • 下痢・吐き気

1.興奮・不安

カフェインの過剰摂取は、交感神経への刺激が強くなり過ぎてしまうため、興奮状態や不安を強く感じることにつながります。

例えば女性の場合は、生理前の時期にカフェインを過剰摂取することで、PMSやPMDDによる不安感が強く現れる可能性もあるため注意が必要です。

2.下痢・吐き気

カフェインの過剰摂取は、下痢や吐き気を起こすことにつながります。過剰摂取で自律神経が興奮状態になり、バランスが崩れ、胃腸の働きが活発になるのです。

さらにコーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分は、胃酸の分泌を増進する働きがあるので、胃痛を起こす原因にもなります。

参考:農林水産省「カフェインの過剰摂取について」

目黒 真心

目黒 真心

フリーライター・コーチ・メンタルトレーナー|心理学卒、手帳とくま好き。元銀行員営業職。「穏やかな暮らしと心の伴走者」がモットー。

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