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午前中のつらい眠気をなんとかしたい!
眠気が強くてすっきり起きられない、午前中にパフォーマンスが上がらない。なかなか取れない眠気はとてもつらいですよね。
日本人の睡眠時間は過去20年にわたり減少を続けています。加えて、近年においては、夜遅くまでスマホを触ってしまうことで睡眠の質が低下していることも問題視されています。
とはいえ、生活習慣をいきなり丸ごと変えるのは難しいですよね。
この記事では、「午前中の眠気がつらい」「眠いときでもスッキリできる方法が知りたい」とお悩みの方向けに、午前中の眠気の原因とすぐできる対処法についてご紹介します。午前中からしっかりエンジンをかけて、仕事や生活を充実させていきましょう。
しっかり寝たはずなのに眠い…朝の眠気の4つの原因
十分な睡眠を取っているはずなのに、朝起きるのがつらい。目覚ましの時間通りに起きるのが難しい。そう感じてしまう方も多いのではないでしょうか。実は、睡眠において大事なのは睡眠の量だけではありません。
午前中に強く眠気を感じてしまう理由として、次の4つが挙げられます。
- 睡眠の質が悪い
- 自分に合った睡眠時間を得られていない
- 心理的に起きることがつらい
- 寝る前の習慣に問題がある
1.睡眠の質が悪い
睡眠不足の原因としてまず挙げられるのは、睡眠の質の悪さです。睡眠の質が悪いと脳や体が十分にリフレッシュできず、午前中の眠気の原因に。
「十分に寝ているはずなのに、まだ眠い……」と感じる人は、まずは睡眠の質を振り返ってみるのがおすすめです。睡眠の質は規則正しい生活から。日々の生活が睡眠の質に直結しています。
2.自分に合った睡眠時間を得られていない
最適な睡眠時間は個人によって異なります。「たくさん寝るほど良い」というわけではありません。
ベストな睡眠時間は、遺伝的な要素によって左右されます。さらに、日本人の多くは適切な対策を取らないと、最適な睡眠サイクルがどんどん乱れると考える研究者もいます。
参考:『8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識』(日経BP社, 2014)
3.心理的に起きることがつらい
仕事のストレスや緊張などによって、起きることそのものが心理的につらくなることがあります。起きたくないと思うあまり、眠いまま布団から出られずにいると、なかなかすっきり目覚めることはできません。
朝起きるのが難しいことは、精神疾患の症状のひとつでもあります。心理的ストレスと睡眠は、実は密接な関係があるともいえます。
参考:平成11-13年度厚生労働省精神・神経疾患委託研究費「睡眠障害の診断・治療ガイドライン作成とその実証的研究」
4.寝る前の習慣に問題がある
寝る前の習慣は、睡眠に大きな影響を与えます。例えば夜遅くにテレビやスマホを眺めるのは、脳や体に刺激を与え続けることになります。
眠る前は刺激を避け、脳や体がリラックスできる習慣が作れていないと、質の良い睡眠を取れません。
本来は、睡眠時間が近づくにつれて脳がリラックス状態に変わっていきます。そのような脳の変化を妨げてしまうと、良質な睡眠をとることができません。睡眠前の習慣や部屋の環境によって、睡眠の質が大きく左右されるといえます。
日中、ずっと眠い…仕事に集中できない…
午前中の眠気は、仕事のパフォーマンスに直結します。目覚めが悪い日は、始業後も眠いまま、午前中にうまくエンジンがかからないことも多いでしょう。
午前中の眠気は1日の仕事の生産性だけでなく、その後のキャリアにまで影響するといわれています。だからこそ、やはり朝は心地よく目覚めたいですよね。
起きた後にすぐに目を覚ます9つの方法
仕事をするからには、午前中からパフォーマンスのレベルを上げて気持ちよく働きたいですよね。
ここからは、朝すっきりと目を覚ますための方法を9つご紹介します。生活の中に取り入れやすくするために、手軽に試せるものを集めてみました。朝の習慣に取り入れることで、午前中の眠気改善につなげましょう。
1.カーテンを開けて光を取り入れる
朝起きたら、まずは日光を浴びるようにしましょう。
起きてすぐに日光を浴びることで、体内時計がリセットされます。さらに、幸福感やポジティブな気分、認知能力の向上にもつながることが研究で報告されています。