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就寝前に本を読むと健康に悪いって本当?
仕事や育児に家事と、忙しい毎日を毎日をおくっているとなかなか自分の時間を持てませんよね。毎日のタスクがひと段落して、寝る前にようやくプライベートタイムがとれる人も少なくないでしょう。
自分だけの時間を有意義に過ごすために、読書に充てている人は多いものです。漫画や小説、雑誌など、好きなものに囲まれている時間はストレス発散にもなりますよね。しかし読書の方法によっては、体に負担がかかってしまう可能性があります。
今回は、寝る前の読書習慣のメリットや注意点などをご紹介します。心をリラックスさせるための読書で体が疲れてしまうと、寝付きがわるくなり篤実に影響を及ぼすことも。体にとって正しい読書習慣を身につけ、明日への活力にしていきましょう。
寝る前の読書習慣のメリット
ここでは、寝る前の読書習慣のメリットについてご紹介します。
- ストレスを発散できて心が落ち着く
- 記憶力や想像力が高まる
- 精神的にリフレッシュしてから眠りにつける
「いつか読もう」と思ったまま、手を付けていない本が積まれている人も多いのではないでしょうか。楽しみな時間をより快適に過ごすために、寝る前の読書のメリットを意識してみましょう。
1.ストレスを発散できて心が落ち着く
寝る前の読書は、日中のストレスを発散できます。読み物に没頭することで悩みや不安を忘れられ、非現実の世界で心や想像力を解放できます。普段はさまざまなストレスを抱えている人でも、読書をしている間だけは日常を手放せるのです。
ストレスケアのためには、一時的な現実逃避が推奨されます。例えばプチ旅行に行ったり演劇や映画を観たりすることも、現実を手放してリラックスするための手段として有用です。読書は手軽に現実を忘れられる手段であり、ストレスを発散することで心を落ち着かせられます。
2.記憶力や想像力が高まる
寝る前に読書を取り入れることで、記憶力や想像力が高まる可能性があります。私たちは日々膨大な情報量に囲まれており、さまざまなタスクを同時並行で行わなくてはならないシーンが多いものです。例えば仕事しながら退勤後の予定を考えたり、複数の業務をマルチタスクで抱えていたりなどが挙げられます。
忙しい日中は、自分の世界に没頭できるような想像力を発揮する余裕はなかなかありません。読書の時間では目の前のテキストのみに集中していればよいため、内容が記憶に残りやすいでしょう。頭や心に余裕を持ってイメージを働かせられるため、記憶力や想像力の上昇に結びつきます。
3.精神的にリフレッシュしてから眠りにつける
寝る前に不安や考え事を思い浮かべると、なかなか寝付けなくなってしまいますよね。就寝前の読書習慣は、現実と現実の間にフィクションが挟み込まれる時間でもあります。不安や悩みを一度リセットでき、リフレッシュしてから眠りにつけるでしょう。
もちろん、読書をしたからといって悩みがなくなるわけではありません。しかし、一人で同じ悩みを抱え込んでいるだけではなかなか解決に結びつかないものです。健やかな眠りを経由して頭をリフレッシュするためにも、就寝前に心を安定させる読書習慣は有用といえるでしょう。
寝る前に本を読むことのデメリット
ここでは、寝る前に本を読むことのデメリットをご紹介します。
- 姿勢によっては体や睡眠に負担がかかってしまう
- 内容によっては目が冴えて眠りにくくなる
- 時間を忘れて没頭すると睡眠時間が減ってしまう
寝る前の読書は心を癒し、現実を忘れさせてくれます。しかし読み方によっては体に負担がかかり、結果的に心にも影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。寝る前の読書の注意点を学び、生活の改善に役立てていきましょう。
1.姿勢によっては体や睡眠に負担がかかってしまう
寝る目の読書の姿勢によっては、体や睡眠に負担がかかってしまいます。特にベッドの中で読書をしている人は要注意です。うつ伏せや体を捻った姿勢は反り腰を誘発し、腰痛の原因になります。また枕を高くして読書を行うと気道が圧迫され、酸素が取り込みにくくなることもあるでしょう。
他にも、背もたれのない椅子での読書や猫背などは、腰への負担を大きくします。慢性的な腰痛は心理的なストレスの要因になり、睡眠に悪影響を及ぼしてしまうこともあるのです。
参考:厚生労働省「腰痛対策」