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最近寝付きが悪い…睡眠の質を上げる飲み物はある?
なかなか寝付けない時期が続くと、体だけではなく心にも疲れがたまってしまいますよね。睡眠には、心身の疲労を回復させる効果があります。不眠は心と体をリフレッシュする機会を妨げ、翌日にも疲れが残ってしまう原因になるもの。そこで取り入れたいのが、睡眠前の習慣の改善です。
今回は、寝る前に飲むことで睡眠の質を上げる飲み物をご紹介します。就寝前の温かい飲み物は心をホッとさせてくれるだけではなく、朝まで続く穏やかな眠りをサポートしてくれることもあります。飲み物の成分に着目しながら習慣として取り入れ、良質な睡眠を手に入れましょう。
睡眠の質を上げるために必要な要素とは
ここでは、睡眠の質を上げるために必要な要素をご紹介します。良質な睡眠の条件とは、睡眠時間を長くとれていることだけではありません。寝室環境や体の状態にまで気を配ることで、朝まで続く穏やかな眠りが手に入ります。
1.適切な水分補給
寝る前に心がけたい習慣が、適切な水分補給です。人間の体は約60%が水分でできており、5%を失うと脱水症状や熱中症などの症状が現れます。特に夏季の熱中症は就寝時に発症するケースが増えるため、寝る前の十分な水分補給が求められます。
塩分や砂糖が多く含まれている飲み物は、かえって喉が渇いてしまうことも。厚生労働省は適切な水分補給のために、寝る前と起きた後の「あと2杯の水を飲む習慣」を推奨しています。
参考:厚生労働省「健康のため水を飲もう講座~からだと水の関係~」
2.緩やかに深部体温を下げられる環境
快眠のためには、緩やかに深部体温を下げられる環境が大切です。寝る前に体を温めることが重要とされる習慣は、上がった体温が自然に下がる過程で眠気を感じやすくなることに由来しています。
寝る前の飲み物にもこだわりつつ、就寝前の入浴で体温を上げる習慣を取り入れましょう。入浴は就寝の2~3時間前が適切とされており、38℃程度のぬるま湯で25~30分ほど体を温めることが求められます。
3.心と体がリラックスしている状態
穏やかな眠りのためには、心と体がリラックスしている状態をキープしましょう。軽い読書や音楽・香り・ストレッチなどを取り入れたり、体の違和感を事前にケアしたりすることが大切です。
また体のストレスをケアするために、就寝中の睡眠環境も見直してみましょう。適切な寝室の温度は、一年を通して13~29℃、寝具の内部は33℃前後、湿度は40~60%程度だといわれています。