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自分が嫌い、大嫌い…
仕事でミスをして業績が下がったり、周囲の人に迷惑をかけたりすることもあるでしょう。すると、失敗した自分を責めてしまい、嫌いになった経験はないでしょうか。自分を好きになれないのはとてもつらいですし、悩みすぎると疲れてしまいますよね。
能力や収入、容姿、性格など他人と比べて劣等感を抱くと、自分が嫌いになる心理状態になることも。どうせ自分なんか期待されていない、仕事ができないのは才能がないから、と自己否定的な考えから自分が嫌いだと感じてしまうのです。自分が嫌い、大嫌いと思いつづけると失敗したり劣等感を抱いたり、つらくなったりします。周囲の人からミスを指摘される、鏡や写真など自分の姿を見ると、自分なんか嫌いだ、大嫌いだと責めることもあるのです。
出典:マイナビウーマン 【心理学】自分が嫌いになりやすい人の特徴。嫌いになる原因&克服方法とは
自分が嫌いな人の心理とは
自分が嫌いな人は、自分に自信がありません。能力や容姿を周囲と比べて劣等感を抱き、自分を責めたり自己否定したりしてしまいます。自分に自信がないと、何事も自分のせい・自分が悪いと思い込んでしまうのです。周囲の言動や感情が気になり、相手がつまらなさそうな表情だったり機嫌が悪かったりすると、悪いことをしたんじゃないかと不安になることもあります。
また、何事も完璧にやり遂げたい心理があり、いつも気が張っています。自分の短所に気づかれたくないので、周囲の人に好かれようとがんばりすぎてしまいます。仕事でも完璧を求めており、どんな小さな失敗でも許せず、自分にプレッシャーをかけ続けているのです。
自分が嫌いな人は、自分の長所より短所を意識しています。そのため、自分の嫌いな部分ばかりが気になるのです。友人や同僚など誰かと一緒にいる環境だと比較してしまい、自分を精神的に追い詰めてしまいます。
自分嫌いの原因
過ごしてきた環境や人間関係は、自分が嫌いになる原因になり得ます。家族や友人など近しい人から否定されたり、十分な愛情を受けなかったりすると、自分の長所に気づけず自己肯定感が下がってしまうのです。また、完璧主義だったりプライドが高かったりすると自分の言動に納得できません。そのため、どんな結果であれ、自分を認められないのです。
ここでは自分が嫌いになってしまう3つの原因を紹介します。あなたに当てはまっていないかチェックしてみてください。
出典:kizuki共育塾 「自分が嫌い」な人の思考の特徴・「自分が嫌い」な原因、克服のための9つの処方箋
1.両親や恋人など大切な人に愛されなかった
両親や恋人といった大切な人に愛されなかった経験は自分が嫌いなる原因に。両親から十分な愛情を注がれずに育つと、自分は必要とされない存在なのではないかと疑ってしまいます。多感な時期に愛を受けられないと、自分の存在意義がわからなくなってしまうのです。
また、恋人に愛されないと、自分は必要とされていないと悩んだり、魅力がない人間だと思い込んだりします。大切な人に愛されないのは、とてもつらいことなので自己否定的な考えになってしまうのです。
2.否定されて生きてきた
周囲の人から否定されながら生きていくと、自分嫌いになります。誰だって認められたい、肯定されたい承認欲求があります。しかし、自分の性格や言動を否定され続けると承認欲求を満たせません。また、周囲の人から否定されるのを恐れ、自分の本音を言えなくなったり行動に自信を持てなくなったりすることもあるでしょう。すると、自分嫌いになってしまうのです。
3.理想が高い
理想が高いと自分の理想と現実のギャップにストレスを感じます。そのため、自分が嫌いになる原因になるでしょう。全ての物事を完璧にこなそうとするので、プレッシャーが常にかかり気が張った状態が続くのです。
仕事でのわずかなミスも許せず、失敗してしまうと自分を責めてしまいます。また、全員に好かれようとしすぎて、本当の自分を見失うこともあるでしょう。
自分が嫌いな人の特徴
自分が嫌いな人には共通する特徴があります。過ごしてきた環境や過去の経験が自分嫌いの原因になり、性格や心理状態にも悪影響を及ぼします。自分が嫌いだと、現実の自分を変えようと無理に努力しすぎたり、周囲の人を意識しすぎて本当の自分を隠そうとしたりしてしまうのです。
ここでは自分が嫌いな人の特徴を5つ紹介します。どの特徴が自分に当てはまっているか考えてみてください。
1.負けず嫌い
自分が嫌いな人は、負けず嫌いな特徴があります。自分に対する理想が高く、常に完璧でありたい心理で生きています。そのため、周囲の人ができることを自分ができないのは許せません。確かに、満足いくまで努力するのはよいことです。しかし、他人と自分をいつも比較し、無理に乗り越えようとしすぎて苦しくなることも少なくないのです。
私たちには得意・不得意があります。全てのことで周囲の人に負けたくない心理は大きなストレスになってしまうのです。
2.人を羨ましく思う
自分嫌いな人は、他人を羨ましく思う特徴があります。常に比較する癖があり、コンプレックスを感じてしまうことも。周囲の人が自分より仕事ができたり収入が多かったりすると、自分は劣っていると感じてしまいます。
人のよいところに気づけるのは素晴らしいことです。しかし、自分と相手とを比較してしまうと、自分の悪いところばかり意識してしまうようになり、苦しみながら過ごすことになるでしょう。
3.他人の視線が気になる
自分が嫌いな人は、他人の視線を気にしすぎる特徴があります。周囲の人に嫌われていないだろうか、間違ったことはしていないだろうか意識し、常に誰かに監視されているような心理状態になりがちです。
また、他人からの評価に敏感なため、他人基準で自分の価値を測ってしまう傾向があります。常に他者の視線を気にしている心理状態では、心が休まらず緊張しながら過ごすことになるでしょう。
4.ネガティブな性格
自分が嫌いな人は、ネガティブな性格が多い傾向にあります。物事に取り組む際、常に悪い結果を想像してしまいます。また、仕事をうまく進めていたとしても、次は失敗するのではないかとおびえてしまいます。一度失敗してしまうと、いつまでも引きずってしまい気持ちの切り替えができません。
何事にも否定的に考えてしまう性格だと、自分が嫌いになりやすいのです。
5.劣等感が強い
自分が嫌いな人は、劣等感が強い特徴があります。自分と他人を比べて、自分が劣っている部分ばかり意識してしまうので、自己否定的になり自分嫌いになりやすいのです。もし周囲の人が自分を評価してくれていても、お世辞や過大評価だと思い、さらに自己肯定感が下がってしまいます。劣等感が強いと自分に自信が持てず、何をしても自分はダメな人間だと思い込んでしまうのです。
自分嫌いを治したい・克服したい
自分が嫌いで自己否定し続けるのはつらく苦しいですよね。自分嫌いを克服できれば、もっと気軽に人生を楽しめるようになります。しかし、長い間自分嫌いな心理で生きていると、解決策もわからなくなりますよね。
今までも自分を変えようといろいろな努力をしてきたのではないでしょうか。自分嫌いを克服したほうがよいとはわかっていても、考え方や習慣を簡単には変えられません。自分嫌いを克服するには、正しい知識が必要なのです。
自分嫌いを治す5つの方法
自分嫌いを治す近道は、少しずつあなたの意識を変えていくことです。これまでの考え方の癖や習慣を見つめ直し、自分嫌いの原因を見つけて、それぞれに合った改善策を実践するのです。人間関係や環境を変えたり、自分の思考を書き出したりすると、自分自身のことが少しずつわかっていきます。
ここでは、自分嫌いを治す5つの方法を紹介します。自分にできることを見つけてみてください。
1.自分を愛してくれる恋人を作る
自分が嫌いな人は、親しい人からの愛情を十分に受けられなかった可能性があります。人を愛すれば、自分も愛されたいという欲求が生まれます。あなたを愛してくれる人がいれば、自分を認めてもらえたと感じられるでしょう。
また、恋愛は自分を磨くきっかけにもなります。恋人はあなたのよいところをたくさん見つけてくれますし、お互いにつらいことや苦手なことを補えるのです。
2.自分の長所を書き出す
自分が嫌いない人は、自分の短所ばかりを意識しています。誰でも必ず長所があり、周りの人もあなたのよいところに気づいています。しかし、本当は長所であるはずの部分も短所だと思い込んでしまって、自分を好きになれなくなっているのです。
自分の長所を文字にして目にみえるようにしましょう。紙やスマホのメモを使って、自分で見つけた長所や周囲の人から言われたことを書き出してみましょう。
3.完璧を求めすぎない
理想が高く、完璧を求めるのは決して悪いことではありません。ときには、自分の成長の糧や原動力になったりします。しかし、完璧を求めすぎると少しの失敗も許せなくなるため、常に強いプレッシャーを感じるように。すると、完璧にできない自分を許せなくなり、自分が嫌いになってしまうのです。
失敗は誰でもあります。妥協できるポイントを見つけて、自分を受け入れ許してあげてください。
4.自分の変えられる部分から変えてみる
自分の思考や性格は、すぐに変えられるものではありません。生まれ持った性質、長年経験したことが今のあなたを形成しているからです。たとえば、起床時間を変えるのも相当な精神力が必要でしょう。
まずは、すぐに変えられそうな部分から実践してみます。一日一善を心がけて行動してみたり、一本早い電車に乗ってゆとりをもって過ごしたりするなど、少しずつ自分を変えてみてください。
5.小さな成功体験を積み重ねる
小さな成功体験を積み重ねることは、自分を好きになる大きな一歩になります。ささいなことでも成功できれば、うれしいし努力が報われた気持ちになりますよね。ひとつの成功は、自己肯定感が高まるきっかけになるのです。
小さな成功の積み重ねは、やがて大きな成果につながります。周囲の人から認められたり尊敬されたすると、より自分を認めて好きになれるでしょう。
少しずつ、自分を好きになれるように…
自分嫌いの原因は生まれつきの性格だったり、過ごしてきた環境、交友関係でのつらい思い出だったりと多岐にわたります。今日から自分を好きになりなさいと言われても、すぐにはなれませんよね。
しかし、誰でも必ず長所があり、周囲の人は気づいています。好感を抱いたり、尊敬したりしているでしょう。自身が思っているより、素敵でかけがえのない存在なのです。
まずは、自分のことを理解し、認められる部分を少しずつ見つけてください。自分を受け入れ許せることで、自分のことも好きになれるでしょう。
自分を愛するために…資格勉強を通して、自分の強みを可視化させよう
自分を愛するためにおすすめしたい方法の一つが、資格取得です。なぜなら資格は自分の能力や知識を可視化するものであり、目に見えず曖昧な「自分らしさ」や「自分の強み」を見える形にする手段だからです。
自分を好きになるためには、必ずしも難解な資格ばかりを狙う必要はありません。資格取得では、勉強の延長線上に合格というゴールが用意されています。勉強とは自分の価値を高める行為であり、自分らしさとは何かを振り返る工程でもあります。どんなに小さな資格でも、学習プロセスの中で少しずつ自分への自信を積み重ねられるでしょう。
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※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。