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仕事に行きたくない…会社に行きたくない…
平日の朝、起きた時に「会社に行きたくない」と感じたことはありませんか?どんなに向上心があり、仕事にやりがいを感じていても、時には出社への意欲をなくしてしまう日があります。
早起き、満員電車、人間関係、仕事へのプレッシャー、セクハラやモラハラ、出世争い……。仕事や会社に関するさまざまなストレスに悩まされ、玄関の扉を開ける手が重くなってしまうときもあります。
今回は、仕事に行きたくない理由や対策方法などについてご紹介します。心を病んでしまう前にメンタルをコントロールをして、出社へのモチベーションを取り戻しましょう。無理にポジティブに考えず、業務時間の他に楽しみを見つける考え方も大切です。
朝、会社に行きたくない理由・原因を解明しよう
「会社に行きたくない」と思う理由は人それぞれです。なんとなく気分が落ち込んでいるだけのときもあれば、人間関係や業務内容など明確な悩みがある場合も。客観的に原因を認識すれば効果的な対策を取りやすくなるでしょう。
まずは、会社に行きたくない理由を6つご紹介します。自分に当てはまる理由がないか、チェックをしながら読みすすめてくださいね。今、自分は何に最もストレスを感じているのかを知ることが大切です。
1.業務が多い・タスクが重い
任されている業務が多かったりタスクが重かったりすると、会社に行くモチベーションが減りがちです。背負っている責任の数だけ周囲に期待されているのかもしれませんが、抱えられるプレッシャーには人それぞれ限界があります。
特に、自分の行動次第で会社やチームの命運が分まるような仕事をしていると、プレッシャーが重くのしかかり心が暗くなります。また、出勤する前から定時で終わらないのがわかっているような仕事量があると、玄関を出る前から憂鬱な気分です。
2.会社に苦手な人がいる
誰にでも、自分なりに努力をしてもなかなか好きになれない人はいます。たまにしか会わない知り合い程度ならあまり問題はありませんが、職場で毎日のように顔を合わせなくてはいけない場合はストレスがたまり続けます。
会うだけで嫌な気持ちなるような人がいると、会社に行く気力がなくなります。家を出る前からつい苦手な相手の顔を思い浮かべてしまい「今日もあの人と一緒に仕事をしなくてはいけないのか」と憂鬱な気持ちに。
3.起きるのが辛い・朝が苦手
すんなりと起きられるタイプにとっては、朝が苦手な人の気持ちはなかなか理解しづらいものです。見る人によっては「だらしない」「早く寝ればいいだけだろう」と思うかもしれませんが、実際には問題が根深いことも。
不眠の症状に悩まされてなかなか寝付けなかったり、低血圧で朝は貧血気味だったり。人によって、朝に対する苦手意識はさまざまです。寝起きのつらさが残っているままの状態では、仕事に対する意欲も上がらないままです。
4.仕事が楽しくない
今の仕事が100%楽しい、と言える人はあまり多くはないでしょう。ほとんどの人が大小にかかわらずストレスを抱えたり、我慢をしたりして働いています。仕事に対するネガティブなイメージが強くなるにつれ、出勤へのモチベーションが下がっていきます。
仕事に楽しさを見いだせない人は、何のために働いているのかを見失いがちです。1日のうち大部分を占める仕事の時間がつまらないほど、出勤もつらくなっていくでしょう。
5.会社に希望を持てない
同じ会社で長く働いていれば、昇給や昇格、栄転などの希望が見えてくるものです。しかし、今の会社に希望を持てずにいると、このまま働いていてもポジティブな未来が見えないと感じるでしょう。
ただ目の前のお金を稼ぐためだけに働き、未来の人生設計が見えてこない状態では、会社に行きたくなくなるのも自然な気持ちです。自分より上の役職の年収を聞いた時に、予想よりも下回っていると昇給の見込みも薄いと感じ、さらに希望を失います。
6.特に意味はないけど、行きたくない
特に深い理由はなくても、会社に行きたくないと思う時があります。特に、毎日同じような仕事の繰り返しの人は、飽きやつまらなさを感じて会社へ行く気が起きなくなりがちです。日々に刺激がないと、がんばるためのモチベーションも下がります。
また無気力な状態が長く続いている人は、うつ病や無気力症候群などの病気を患っている可能性があります。会社に行きたくない気持ちだけではなく、落ち込んだり悲観的になったりする時間が増えたら、1度心療内科に訪れるのもいいでしょう。
参考:神楽坂こころのクリニック「無気力な状態が続く…抜け出すヒントとは?」
憂鬱な朝、どうしたら乗り切れる?
どんなに「仕事に行きたくない」と思っても、全員が「じゃあ今すぐ退職しよう」と思いきれるわけではありません。多くの人が過去に1度は出社にストレスを感じ、行きたくない気持ちに蓋をして耐えています。
自分の心を押さえつけただけでは朝の憂鬱な気持ちは消えず、翌日も同じように悩ませてきます。毎日付きあわなくていけないストレスだからこそ、憂鬱を上手にコントロールできれば、今とは違った晴れやかな朝を迎えられると思いませんか?
仕事に行きたくない気持ちを無理やり押さえつける必要はありません。思わず早く家を出たくなるような、出社へのモチベーションの高め方を考えてみましょう。