“幸せとは何か”幸せの定義とは?幸せを見つける方法&考え方

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今の人生、どのくらい幸せですか?

多くの人が、幸せになりたいと思いながら生きています。しかし実際には、幸せを実感しながら生きていると自信を持って言える人はどれくらいいるのでしょうか。

何をもって「幸せ」と感じるかは人それぞれです。経済的に恵まれた状態が幸せだと思う人もいれば、愛し合えるパートナーがいること、心身が健康であることに幸せを感じる人もいます。

中には、幸せな人生を送るために、たくさんお金を稼いでも、心の底から幸せを実感できない人もいるでしょう。

この記事では、そもそも幸せとは何なのか、なぜ人々は幸せを感じにくいのかをお伝えします。また、自信を持って幸せと言えるための方法や考え方も紹介します。自分にとっての幸せが見つかるでしょう。

「幸せになりたい」そもそも幸せとは何か

誰しも幸せになりたいと思いながら生きています。一見、順風満帆な生活を送っていそうな人でも、心の底から幸せと感じているとは限りません。

幸せになるために、信じて取り組んできたことがあるけれど、心の底から満たされた気分にない人は多いです。幸せになりたいのに、そもそも幸せは何を指すかがわからなくて、苦しい思いをしています。

いつ、どんな時に幸せを感じるかは、人によって異なりますが、幸せの語源を知ることで、本当の幸せをつかむためのヒントが得られるかもしれません。

幸せになりたいと思う前に、そもそも幸せとは何なのかを一緒にひも解いていきましょう。

幸せの定義とは

幸せとは、運が良いこと、その人にとって望ましいことが起こり、不満がないことです。もともとは、運が良いことを示す言葉として用いられることが主流でした。また、自分自身がどう感じるかだけではなく、他人から見ても運が良い状態かが考慮されていました。

次第に、幸せは人間の感情を示す言葉として使われるようになります。心が満ち足りている心理状態を意味する「幸福」に近い概念で頻繁に用いられています。

幸せになるための考え方を教えているオーストラリアで最も影響力のある女性起業家、ペニー・ロカソは、幸せとは、人生で経験するあらゆる感情の波を乗りこなせることと定義しています。「幸せ」はあくまで一過性の感情です。幸せな感情のみを受け入れて、悲しみや憎しみなど他の感情を拒否しても、幸せは感じられないのです。幸せとは、ネガティブな感情も受け入れることで、感じられるものとして定義しています。

参照:コトバンク「幸せ」
参照:Harvard Business Review「「幸せ」について教わってきたことは、真実ではなかった」

幸福の定義とは

「幸福」は、心が満ち足りていること。不平や不満がなく、たのしいこと、と定義されます。幸せの積み重ねが、幸福につながるとも考えられるでしょう。

幸福は、第三者によって定義されるのではなく、主観的な概念です。人の心の状態は、本人しかわかりません。他人からみて「幸せ」と感じられても、本人が「幸福」だとは断言できないのです。「幸福そうな人」とは言えなくても、「幸せそうな人」なら間違った使い方にはなりません。

幸福は、本人の感情を表すときにのみ用いられます。「幸福」と「幸せ」は概念的にはほとんど同じですが、主語の対象が異なるので使い方に注意しましょう。

参照:weblio辞典「幸福」

幸せを感じる瞬間は人ぞれぞれ違う

幸せとは何かは、一概にはいえません。人によって価値観が違い、物質的に満たされている人が全員心から幸せであるかといえば、そうではありません。

ペニー・ロカソは、幸せになることをゴールにするべきではないと提唱しています。幸せとは、心理状態の1つに過ぎないからです。つまり、幸せは、一過性の感情なのです。

幸せを感じるためには、どんなときに心が満たされているか理解するのが大切です。人生は平たんではなく、山あり谷ありです。常に、幸福な状態を維持するのは、非常に難しいでしょう。幸福は、悲しみや痛みを知ってこそ味わえる感情だからです。

参照:Harvard Business Review「「幸せ」について教わってきたことは、真実ではなかった」

幸せが見つからない原因とは?

自分の人生が苦しい、幸せではないと思いながら生活しているとつらいですよね。幸せとは、自分自身で作り出せるものです。自ら積極的に行動を起こしたり、考え方を変える努力をすると、自然と幸せを感じやすくなります。現状を変えるために努力しましょう。

行動を起こす前に環境のせいにしたり、周囲と比較して劣等感を抱くだけでは何も変わりません。幸せを感じない原因を理解して、幸せを目指して行動できるようにしましょう。

1.激務や過労による無気力状態が続いている

仕事やプライベートでストレスを抱えていると、幸せを感じにくくなります。自分をいたわる時間がないと、だんだん気持ちに余裕がなくなってくるからです。

最近無理しているかもしれないと感じたら、リフレッシュする時間を強制的に作ることをおすすめします。カフェでおいしいごはんを食べながらゆっくり過ごすのも、ストレスの原因から離れる方法の1つです。

無気力状態から脱せられるように、気持ちに余裕を持てる工夫をしましょう。

2.ないものねだりばかりしてしまう

自分がいる状態に満足できず、意識が外に向いてしまうと、幸せを遠ざけてしまいます。ないものねだりばかりしてしまうと、理想と現実のギャップに耐えられずに苦しんでしまうでしょう。

幸せとは、行動力によって導かれるものです。目の前のタスクに集中して取り組むことで、未来を切り開けます。もしくは、他人をうらやましく感じるなら、理想に近づくためにコツコツ努力をすることも大切です。幸せとは、思っているだけではなくて行動することではじめて訪れるものです。

3.生き急いでしまう

隙間時間をもったいないと感じる人がいますが、のびのびと過ごして、時間を楽しむ余裕があると幸せを感じやすくなります。

人生を満喫したい、やりたいことがたくさんあるのは幸せなことです。しかし、予定を詰め込みすぎると、好きなことをやっているのにもかかわらず自分の心に余裕がなくなります。その結果、幸せとは何か疑問を感じてしまうのです。

スケジュールがいつもびっしり埋まっている人が、時間に余裕のある生活を送るとなると、最初は虚無感を抱くかもしれません。慣れてくると、気持ちのゆとりから、自分にとっての幸せとは何かを冷静に見つめられるようになるでしょう。

4.周囲の人と比べてしまう

周囲の人が自分より恵まれているように見えて、劣等感を抱いてしまうことがありますよね。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによると、ほとんどの人間は、自分よりも優れている人と比較して、落ち込んでしまう傾向があるようです。そのため、日常的に幸福よりも不幸を感じやすくなるのです。

比較対象を他人ではなく、過去や現在の自分自身にすると、幸せを感じやすくなります。過去から現在の自分、または現在から未来の自分を想像すると、成長を実感できたり、目標を見つけたりできるでしょう。

自分が幸せだと感じる瞬間はいつですか?

幸せを感じやすい状況を紹介しました。幸せを感じる状態やタイミングに絶対はありません。人は、それぞれ異なる価値観や得意なことがあります。同じように、ある人にとって幸せに感じることが、他の人にはまったく別の感情を引き起こすこともあるのです。

より多くの幸せを感じるためには、自分が幸せと感じるタイミングを意識しましょう。そのためには、自分の気持ちに忠実になることが大切です。

幸せを感じにくくなっている人の中には、忙しさのあまり自分の心の声に耳を傾ける機会がないので、難しいと感じられるかも知れません。または、他人に迷惑をかけるのを恐れて、自分の気持ちを封印する人もいます。

幸せとは何かを気づけるために、自分の気持ちを大切にしましょう。

自分の幸せを見つける方法とコツ

幸せとは、自分で作るものです。黙っていても幸せは訪れません。幸せを感じる瞬間が少なくて、現状に不満を覚えている人は、幸せに近づくために行動を起こしていきましょう。

幸せになるために今日からできることや試したい習慣を紹介します。具体的に何をすればいいかわからない人は、参考にしてみてください。積極的に取り入れることで、だんだん自分にとっての幸せとは何かがわかるようになるでしょう。

1.モノの見方を変えてみる

同じモノでも、視点を変えてみるだけで、ポジティブにもネガティブにも捉えられます。物事を常にポジティブな側面でみられると、だんだん楽観的になります。

例えば、雨が降っているときは憂鬱な気分になる方もいるかもしれません。しかし雨が降っているときだけ、買い物でポイントがたくさんもらえると思ったら少しお得感がありますよね。モノの見方を変えられると、日常的に起こる小さな幸せを感じられるようになり、幸福度が増します。

2.自分の周りに好きな人だけ残す

周りの環境は、幸福度を大きく左右します。幸せを感じられない時は、人間関係を見直してみましょう。悪口を言う人や悲観的なモノの見方をする人と行動すると、幸せを感じにくくなります。

幸せオーラを放っている人と仲良くすることをおすすめします。幸せとは連鎖するものなので、一緒にいるとなぜか気分が良くなったり、充実感に満ち溢れた状態になることがよくあります。

3.自分が夢中になれるものを探す

自分が好きなことに夢中になっているときは、時間が経つのが早く、充実感で満たされます。

まだ特定の趣味がない、趣味で心が満たされないと感じる方は、自分が心からワクワクすることはなんだろうと考えてみてください。ワクワクする趣味をリスト化してみてもいいですね。

何か自分が心の底から楽しめて没頭できる趣味があると、幸せを感じられるようになります。仕事がつらいとしても、趣味を楽しむためにお金を稼がないといけないから頑張ろうと思える可能性があります。

4.自分を労るクセをつける

過労でストレスをためると、心の余裕がなくなり、幸せを感じにくくなります。心の余裕がなくなると、自己嫌悪に陥ったり、焦ってしまったり、ミスが増えたりとさらに自分を追い込んでしまいます。意識的に自分をいたわる努力が必要です。

マインドフルネスを生活の一部に取り入れたり、セラピーやリラクセーションサロンに通ったりして、自分のことを大切にするクセをつけましょう。

幸せになるためには、モノの捉え方・考え方を変えよう

人間の思考は、とてもパワフルな力を持っています。今現実に起きていなくても、頭の中で考えているとそれがいつか現実になるのです。

悲観的なモノの見方、考え方をしているなと感じる人は、その習慣を変えようと努力してみてください。楽観的な思考を身につけるだけで、幸せを感じられるようになります。

モノの見方を変えられれば、自然と幸せになるための行動を起こせるようになるでしょう。幸せオーラを放っている人と一緒にいるようになったり、夢中になれる趣味を見つけられたり、幸せを感じられる環境が徐々に整っていきます。

幸せになるメカニズムとは

幸せを感じやすいパターンがあります。幸せになるメカニズムは、昔から研究されていて、世界中の心理学者や経済学者が見解を述べています。

幸福学を研究している前野隆司氏は、世界の学者が述べている幸せに関する見解にパターンを見つけて、「幸せのメカニズム」を見出しました。

前野氏は、金やモノ、地位など他人と比べる地位財よりも、非地位財とよばれる環境や身体的、精神的な健康に恵まれている状態を目指す方が、長続きする幸せを手にいられる可能性が高いと提唱しています。

幸せのメカニズムには「自己実現と成長」「つながりと感謝」「前向きと楽観」「独立とマイペース」の因子があり、それらを意識することが大切だと述べています。

参照:Recruit組織行動研究所「「幸せの4因子」を満たしていけば、幸せなまち、企業、社会を創ることができます」

幸せになるための考え方とは?

幸せの感じにくさには原因があります。幸せを感じやすくするためには、メカニズムを理解してモノの見方を変える努力が必要です。今の習慣を断ち切り、新たな考え方を積極的に取り入れましょう。

長年培ってきた考え方を改めて、頭の中に新たな価値観を浸透させるのは大変なことです。まずは、今やるべきことや幸せになるための習慣を意識して、幸せなマインドセットを手に入れましょう。

1.自分にとっての幸せを見つける

自分の心の声に耳を傾けましょう。どんな時に自分は幸せだと感じるかを改めて考えてみて、幸せになるための習慣を日常に取り入れます。

夢中になれる趣味を見つけることで幸せになれるでしょう。

2.いらないものは捨てる

使わないものが多いと、部屋が散らかったり探し物に時間がかかったりします。そのため不要なものや使わなくなったものを捨てることで、心や時間にゆとりができます。幸せになるための習慣を呼び込むためにも、古いものは手放していきましょう。

また、いらないものを捨てれば、部屋も心も整理されます。家の中がスッキリすれば、幸せを感じやすくなるでしょう。

3.意識的に人と比べないようにする

自分と他人を比べて、劣等感を抱いたり、嫉妬したりすることがあるでしょう。しかし他人との比較は、不幸を感じやすくなってしまうのです。

他人と比べるのではなく、過去の自分と比べたり、自分にしかない魅力を見つけたりした方が幸せを感じやすくなります。努力の結果、以前の自分よりできることが増えていると、成長が感じられて幸せを感じます。

他人は他人、自分は自分とわりきって物事を捉えられる人は、より幸せを感じやすくなるでしょう。

4.悲観的・ネガティブになる自分も受け入れる

幸福は、悲しみや痛みを知ってこそ味わえる感情です。人生山あり、谷あり。どん底を経験することは、幸せを手に入れるために避けて通れない道と考えてもいいでしょう。

生きていればつらいことも経験します。つらいからと言ってネガティブな感情を否定するのではなく、自分の中でしっかり受け入れ、処理しましょう。

自分の中で生まれるさまざまな感情を受け入れられると、今まで気づかなかったような小さな幸せを感じる機会も増えます。

5.毎日笑顔で人に感謝することを忘れない

常に笑顔で過ごすことを意識すると、自然とポジティブな気持ちになれます。笑顔を意識すると、おのずとポジティブなオーラを周囲に放つようになります。笑顔は、人を惹きつける力があり、魅力的な人を自然と引き寄せるのです。

幸せを体感するためには、周りの環境も大切です。いつも謙虚な気持ちで人と接していれば、好感度もあがる可能性が高いでしょう。幸せな雰囲気を自ら作り出していくのです。

6.夢を持たない

追いかけている夢があるけれど、行き詰まりを感じているのなら、一旦、保留にするのも幸せになるための1つの方法です。

夢を持つことは、ポジティブな気持ちにさせてくれることもあれば、なかなか状況が好転しなくてつらい思いをする場合もあります。未来に意識を向けすぎると、目の前にある幸せに気づきにくくなってしまうのも事実です。

一度夢を手放すことで、改めてポジティブな気持ちで夢に向かって努力できたり、新たな気づきを得たりする場合があり、幸せに感じられるヒントを見つけられる可能性もあります。

長いようで短い人生、“自分にとっての幸せとは何か”を見つけよう

せっかくこの世に生まれたのなら、幸せに感じる瞬間を増やしたいですよね。幸せとは、自分が定義するもので、さまざまな形の「幸せ」が存在します。

まずは、何をしているときが幸せを感じられるか、注意深く自分を観察してみましょう。

今はあまり幸せだと感じられなくても、幸せだと感じる瞬間を増やす習慣を取り入れれば、おのずと結果も出てきます。幸せになれるかは、自分の行動次第です。

また、自分の中に湧き起こるさまざまな感情を受け入れられると、幸せを感じられるようになるでしょう。ぜひ今回ご紹介した方法や考え方を、ひとつでも良いので実践してみてくださいね。

※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

Mizuki Hasegawa

Mizuki Hasegawa

1997年生まれ。家庭環境や12歳の頃にメルボルンに移住したことがきっかけでアイデンティティ形成に苦しむ。現在は「自分らしく生きる」をモットーに型にとらわれない暮らし方を実践している。

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