目次
「集中力がない…集中力が続かない…」
飛行機の中でさえも仕事・友人・家族からの連絡が絶えず入ってくる現代。人やスマートフォンにじゃまされずに1つのことを長く考えたり、集中したりするのは難しい傾向にあります。この時代で集中力を持続させるのは、至難の技と言えるでしょう。
しかし、高い集中力を発揮して、勉強や仕事で良い成績を残す人もいます。集中できる人と集中できない人の違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、集中力が続かない原因、集中力を高める方法を紹介します。
人が集中できる平均的な時間は?
「現代人の集中力は8秒しか続かない、そして金魚の9秒を下回る」これは、マイクロソフト社のカナダ研究チームが2015年に発表した研究報告です。マイクロソフト社の研究によれば、2000年の時点では、人の集中力の持続時間は12秒程度ありました。
しかし、私たちはパソコンやスマートフォンによって次から次へと情報が入ることで注意散漫になり、集中力が8秒しか続かないようになったのです。
もしかしたら、この文章を読んでいるあなたもここまで読むのに他のことを考えてしまったのではないでしょうか。それだけ私たちの集中力は落ちているのです。
参考:深い集中を取り戻せーー集中のプロがたどり着いた、ハックより瞑想より大事なこと
なぜ?集中力がない原因とは
学生にとっても、社会人にとっても集中力が続かないことは大きな悩みです。集中力が続かないことで自信を無くし、自己嫌悪のループに陥ることもあるでしょう。
集中力が続かない人は、集中できない原因を知らないことが多いです。ここからは、集中力が続かない原因を紹介していきます。
1.気が散る環境にいる
気が散る環境にいると、自分がいくら集中したくてもできません。オフィスを例に見てみましょう。
聞こえてくる電話の声やミーティングの会話、書類が積み上がったデスク、高さの合わない椅子など、オフィスには気が散ってしまう原因が多く潜んでいます。また、ついつい触ってしまうスマートフォンも気が散る要因になるのです。
集中力を高めたい人は、気が散らないような環境作りが大切です。
2.考えること・やることが多い
考えること・やることが多いと私たちの集中力は続きません。すべきことにプレッシャーや焦りを感じてしまい、作業をしていても目の前のことに集中できなくなるからです。
不安に感じていること、するべきことを済ませてから別の作業を始めると集中できるようになります。
3.集中することに慣れていない
集中力がない原因には、そもそも集中することに慣れていないことも考えられます。集中することに慣れていない人は、さまざまな悩み事や関心事を抱えていることが少なくありません。
数年前にベストセラーになった『ゼロ秒思考』という本では、悩み事や心配事を一瞬でなくす方法が書かれています。紙に、とにかく気になることを書き出しましょう。悩み事や関心事を書き出すと、自分の頭をすっきりさせる効果があります。
集中することに慣れていない人は、まずは紙に思いつくだけ考えていることを書き出してみましょう。
集中できない自分を卒業して、仕事の効率化を図ろう!
仕事ができる人は、一般の人よりも300〜1万倍の仕事ができると言われています。ビル・ゲイツ氏も「優秀なプログラマーは、平均的なプログラマーの1万倍の価値がある」と言っているほどです。
仕事ができる人の共通点は「集中力の高さ」です。集中力の高さは「パフォーマンスを出しきる力」と「これまでの経験値からの引き出しの数」を最大限に引き出しくれます。そのため、集中力が高いと仕事の効率化が図れるのです。
いま集中力が続かないと悩んでいる人は、まず自分がどのくらい集中できていないのか考えてみましょう。そして、身近で仕事ができる人と集中力の差にどのくらいの時間の差があるのか、把握することが大切です。