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自分の気にしすぎる性格に疲れた…
なにごとに対しても、「つい気にしてしまう」「考えすぎてしまう」という方は多くいるのではないでしょうか。慎重な性格といえば聞こえはよいかもしれませんが、あまりにも気にしすぎてしまうと自分自身が疲れてしまいます。
最近ではHSP(Highly Sensitive Person)という言葉もよく聞くようになりました。これは生まれ持った気質で、感受性が強く神経質な人のことです。とても繊細で、まわりの人からみると、「気にしすぎでは」と思えることでも気になってしまい、気疲れしてしまうことも多いのではないでしょうか。
参考:うららか相談室 「気にしすぎ」「考えすぎ」は病気?気にしすぎる性格に疲れた方へ
人間関係で気にしすぎる人の特徴
人の悩みのほとんどは人間関係にあるといえるでしょう。人はひとりでは生きていけません。ひとりが好きという人でも、生活するうえで、なにかしら他人との接点があるものです。
しかし、気にしすぎる性格の人は、とくに人間関係で気になってしまうことがあります。相手はまったく気にしていないことでも、些細な振る舞いや言動で考えすぎてしまい、気になってしまいます。
1.人を傷つけたくない優しい心を持っている
そもそも、気にしすぎる人は繊細な心をもっています。とくに人に優しい人が多いです。
人を傷つけたくないと思う気持ちが強く、自分の言動で相手に不快な思いをさせていないか、相手を傷つけてしまったのではないかと考えすぎてしまいます。
人に優しいことはとても素晴らしいことですが、自分自身が苦しくなってしまわないように自分自身にも優しくしてください。
2.人から嫌われるのが怖い
誰しも人から嫌われたくないという気持ちは少なからずあるでしょう。気にしすぎる人はとくに嫌われたくない気持ちが強い傾向にあります。自分の言動で相手に嫌われてしまうのではないかと、相手の顔色をうかがってしまうことも。
自分の気持ちを抑えてでも、相手に嫌われたくないと思ってしまうと、自分自身の感情を抑え込むことになりストレスを抱えることになりがちです。意外と人はまわりの人をそれほど気にしていないものです。
過度に嫌われてしまうのではと考えすぎて自分自身の気持ちを抑えることが無いようにしましょう。
3.争いが嫌い・苦手
気にしすぎる人は優しい人が多く、人と争うことを嫌います。人と争うくらいなら自分が我慢してその場をやり過ごす方がよいと考えます。しかし、その場はなんとかやり過ごしても、自分の気持ちを抑えてしまうとモヤモヤした気持ちを引きずってしまうことも。
苦手だからといって、いつも争いをさけてしまうのではなく、自分の気持ちを相手に伝えつつお互いが譲歩できる関係性を築けるように意識するとよいでしょう。
4.自分の意見を言うことが苦手
気にしすぎる人は自分の意見を積極的に発言することが苦手です。それは自分の意見が他人に受け入れられなかったり、他人を傷つけてしまったりするのではないかと不安になるからです。
自分が我慢すれば、それで丸く収まると考えがちです。しかしそこには自己犠牲を伴ってしまいます。結局は自分自身の心に負担をかけてしまうのです。小さな我慢も積み重なると大きなストレスになり、心が病んでしまう原因になります。普段から自分の気持ちを抑えてしまわずに、建設的な意見を言えるようになりましょう。
5.自分のことを話すことが苦手
気にしすぎる人は自己主張が苦手です。あまり積極的に自分自身をアピールすることはしません。自己主張すると相手に不快感をあたえるかもしれない。もしかしたら自分のことを否定されてしまうかもしれない。
「かもしれない」ことを想像し、自分のことを話すことに抵抗感があります。しかし相手に自分のことを伝えないと本当の意味で信頼関係を築くことは難しいものです。少しずつでも相手に自分のことを伝えることを意識しましょう。
6.人に裏切られた・いじめられた過去がある
気にしすぎる人は、もともと気質的に繊細な部分を持っていることもありますが、過去の経験から人間関係に臆病になっていることもあります。過去に仲が良かった友人に裏切られたり、仲間のなかでいじめの対象になってしまったり。
過去に嫌な思いをした経験がその人を臆病にし、常に周りの人を気にしてしまうことにつながることもあるでしょう。しかし、過去にとらわれていてもなにも変わりません。少しでも勇気をだして一歩踏みだしてみましょう。