長い人生、休みを作ることも大切

やる気がでるよう対処法を試してみても、うまくいかない場合もあります。そんなときは自身が物事に取り組めるような状態なのか、そもそも疲れが溜まりすぎていないかを考えてみることも大切です。

休んでいるつもりでも、ぐるぐると心配事やするべきことを考えてしまい気が休まらないときはありませんか。マインドフルネスという瞑想の研究によると、意識的な活動をしていない間でも脳は働いていると言われています。将来のことを心配に思っていたり不安な日が続くと、頭と心は十分に休めません。

参考:久賀谷亮『世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』ダイヤモンド社,2016.

また、そのような考えがふと浮かんでくる間もからだはエネルギーを消費しているとされています。やる気を出すためにはエネルギーが必要です。食事からとったエネルギーをしっかりとやる気に変えるためには、適度で正しい休息が必要となるでしょう。

仕事も家事も何もやりたくない日の過ごし方

何もやりたくない日に無理をする必要はありません。それは、からだから「休んでほしい」というサインかもしれません。無理にやろうとしたり、焦って不安を溜めてしまうことは逆効果になります。

これまで無理して頑張っていたのなら、まずは自分を褒めてあげましょう。あなたは少し頑張りすぎていたのかもしれません。また自然にやりたいという気持ちが湧いてくるまで、からだからも心からも「やるべきこと」をすっかり手放してみてはいかがでしょうか。

からだにつかれが溜まりすぎているときには、考えるよりもまず休ませることが効果的です。この章ではうまく休めるためのリラックスのコツを紹介していきます。

1.ゆっくり湯船に浸かる

何もしていないから休めているわけではありません。からだも心も休めさせるには、正しいリラックス方法を知る必要があります。湯船に浸かるのはリラックスに効果的ですが、熱すぎるお湯に入ると交感神経が高まり眠りづらくなることもあるようです。

リラックスには、40〜41℃程度のぬるめのお湯がちょうどいいとも言われています。副交感神経を働かせ、血圧や脈拍を低下させたり食事の消化が促されることで、穏やかに眠りにつくことができるでしょう。

参考:フィリップス「湯船に毎日浸かる人は幸福になる?温泉医が教えるお風呂道のススメ」

2.アロマを炊いてキャンドルをつける

不安やストレスを軽減する方法として、昔から使われてきたものにアロマがあります。アロマは嗅覚を通して交感神経や副交感神経に働きかけ、リラックス効果をもたらすと言われています。

アロマが不安をやわらげたりストレスを軽減することもわかっています。アロマを焚く際にキャンドルをつけると、癒しの効果が高まるのでおすすめの方法です。

参考:東邦大学「アロマと嗅覚、そしてストレス」

3.ひたすら眠る

仕事で寝不足の日が続いていませんか。必要な睡眠時間を十分確保することは、しっかりからだを休めるためにも大切な要素です。人は眠っている間に記憶を整理したり、傷ついた細胞を修復してストレスからからだを守っています。

人によって個人差はありますが、十分な睡眠時間をとることを優先しましょう。量以外にも質とタイミングも重要です。途中で目覚めたり寝つきが悪いと質の低下につながるため、先ほどの湯船やアロマを用いてみるとよいでしょう。まずは心ゆくまで睡眠をとり、徐々に規則正しく一定のリズムを作っていきましょう。

参考:第一三共ヘルスケア「寝不足を続けるとどんなリスク(影響)があるの?」

4.瞑想をして心を休める

瞑想は不安や心配事を何度も繰り返してしまう思考のループをとめ、「今」に意識を集中させることでストレスを軽減する効果があると言われています。つかれを回復させるだけではなく、予防にもなるという調査結果もあります。

ストレスからの解放。瞑想のやり方と効果をご紹介【マインドフルネス】

疲労回復に伴って、集中力や感情調整力が向上する効果も期待できます。瞑想の方法はさまざまですが、マインドフルネスの一つである「食事療法」は取り入れやすい瞑想です。目の前の食事をじっくりと眺めて、形、色、匂い、食感や喉を通る感覚に注意しながら、1日の中で集中して食事をする時間を作ってみてはいかがでしょうか。

参考:久賀谷亮『世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』ダイヤモンド社,2016.

人知温子(ひとしる おんこ)

人知温子(ひとしる おんこ)

ある日人間がそんなに強くないことを悟る。楽しいときも苦しいときも、意志をもつことを大切に。1994年生まれ。

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