「なんか疲れた…」色々疲れたと感じるサイン・原因|精神疲労の解消法

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なんとなく、なんか疲れたな…

毎日やるべきことに追われていると、ふとした瞬間に「なんだか、疲れたな……」と感じませんか。人生は決断の繰り返しです。お金、仕事、恋愛、家族、将来、育児、学業、人間関係など悩んでは決めての連続で、心が重くなっていると気付く瞬間があるでしょう。

今回は、なんとなく疲れる原因とその対処法を紹介します。私達の生活とストレスは切っても切れない関係です。自分がなぜ疲労を感じているのかを知り、適切な対応で元気を取り戻しましょう。

人生には色々なことに疲れて、何もしたくない時があって当然

仕事をして帰るだけでも疲れを感じます。さらに、社内の人間関係に悩んだり、家族サービスをしたり、恋人を喜ばせたり。ごはんを作って貯金もして友人付き合いもして……。最後に心からリラックスできたのはいつだったっけ、と思いふけってしまうこともあるでしょう。

目まぐるしく過ぎる日々の中で、もう何もしたくないと思うときがあっても当然です。しかし、明日は必ずやってきます。一体いつになったらゆっくり休めるのだろうと、気が滅入ってしまうことも少なくありません。

疲れが溜まって無気力になる原因とは?

ストレスが溜まる原因は人それぞれです。仕事のことを考えるだけで嫌になる人もいれば、家族や恋人とうまくいかなくて、家に帰るのがストレスになる人もいるでしょう。また、恋人ができなくて悩んでいる人もいれば、将来や老後が不安で、胃が痛くなってしまう人もいるでしょう。

ストレスや疲れが限界に達すると、無気力になることがあります。気持ちを切り替えるためには、いま自分は何を悩んでいるのか、何に疲れを感じているのかを見極めることが大切です。

1.仕事に追われて、体も心も疲労に限界がきている

仕事に追われ、いつの間にか心身にストレスが蓄積されていませんか。残業が続いたり、休日にも仕事をしたりすると、プライベートな時間も仕事に振り回されるため心も体も休めずに、どんどん疲れが溜まっていきます。自分のペースで休みを取れずに悩む人もいるでしょう。

代わりがいない仕事を担っている場合は、休みたくても言い出しづらいです。しっかり食事を取っているのに元気が出なかったり、睡眠不足で判断力が鈍ったりするなら休息が必要です。

2.自分のために使う時間がない

仕事に限らず、勉強や育児、家事などで自分の時間がなくなってはいませんか。どれも必要な時間だからこそ削るのが難しいですよね。「やらなくてはいけないことだけで1日が終わっていた」なんてこともあるでしょう。

息抜きをしたたくても自分の時間を設けられず、忙殺されている人は珍しくありません。趣味や娯楽の時間を設けないと、どんなに生活基盤が安定していても息が詰まってしまいます。

3.人間関係・家庭・仕事・お金など大きな悩みを抱えている

人生は悩みと判断の連続で成り立っており、常にストレスと隣り合わせの生活をしています。人間関係、家庭、仕事、お金など将来や生活に直結する悩みはつきません。

楽観的に考えるのが難しいからこそ、心の余裕もなくなりがちです。いつしか「悩んでいる状態が当たり前」になり、いつも心が暗く落ち込んでしまうことも。

4.どれだけ頑張っても成果が出ない・楽しい未来が見えない

仕事や勉強などにありがちな悩みです。人は努力をする生き物ですが、その目的は報われるため。がんばっても報われない、評価されない、褒められない状態が続くと「自分は何のためにがんばっているんだろう」と心が疲れてしまいます。

幸せになるために努力しているはずなのに、報われずに逆にストレスが増えてしまうのはつらいですよね。自分のがんばりは自分しかわからないので、結果だけを見てダメだと判断されると悲しくなります。

5.精神疾患を発症している

とくに理由は思い当たらないけれど、なぜか疲労が取れない。頭がぼーっとしたり、落ち込んでしまったり、無気力になったりする時は、無自覚のうちに精神疾患を発症している可能性があります。

自分で状態を判断せず、おかしいなと思ったら病院に行くことをおすすめします。心の疲れは外から分からないので、自分で気づくのが大切です。一過性の不調だと思い込んで悪化する前に、専門医の診断を仰ぎましょう。

心のSOSに気付こう!「色々疲れた」と感じるサイン

「疲れた」と感じると、心身にさまざまなサインが現れます。朝起きられなくなった、ちゃんと寝てもだるい、休日に休んでも疲れが残る場合は注意が必要です。

厚生労働省の調査によると、38.7%の人が半年以上続く慢性的な疲労を感じています。常に疲れを感じているのなら、リフレッシュを設けるタイミングでしょう。

さらに、疲れが溜まると免疫が下がり、風邪をひきやすくなります。記憶力や集中力の低下、まぶしくてめまいがする、筋肉痛や関節痛が生じる、体に力を入れづらいなども精神疲労のサインです。

「考え事をしているのに、途中で何を考えていたのか分からなくなる状態」が続いたら、今すぐ休むべきでしょう。体も心も、限界一歩手前かもしれません。

このようなサインは、精神疲労を解消するタイミングなのです。

参考:NIKKEI STYLE「その疲れは「休め」のサイン 慢性疲労に陥るメカニズム」

疲れた状態を長引かせない!精神疲労の解消法

そろそろ限界が近づいてきたかも、と思ったら休息するのをおすすめします。現代は情報社会なので、知らず知らずのうちに頭を使いすぎています。まずは、疲れに気付けた自分を褒めてあげましょう。

そして、自分が1番リラックスできることは何かを考えてみます。心身が癒される方法は人それぞれなので、自分に合った解消方法を見つけてくださいね。

1.一度全ての事柄から離れてみる

現在の精神疲労は、自分を取り巻く全ての環境が、複雑に組み合わさっている可能性が高いです。いったん全ての事柄から離れてみてはいかがでしょうか。環境に疲れているからこそ、環境を手放してみるのです。

すると、自分は何をしたいのか、何が苦しいと感じているのかを客観的に考えやすくなります。すぐに今の生活を変えるのは難しくても、心に余裕が生まれるため視野が広がります。今までとは違ったアプローチも思いつきやすくなるでしょう。

2.何もせずに休む日を作る

「何もしない日」を最後に過ごしたのは、いつだったか思い出せますか。1日だけでいいので何もしない日を設けてみましょう。料理が気分転換になる人以外はごはんも作らずに、外食や宅配に頼むのがおすすめです。

実際にやってみると、何もしないのは意外と難しいと気付くでしょう。普段からがんばっている人ほど「何かしなくちゃ」という気持ちになりますが、あえて何もしないのです。頭を真っ白にして、ぼーっと過ごすことで、初めて頭の中まで休まるでしょう。

3.好きなことに没頭する時間を作る

やらなくてはいけないことではなく「やりたいこと」に費やす時間を設けましょう。好きな映画を観てもいいし、漫画やゲームを楽しんでもいいし、のんびりお散歩してもいいです。人の好みを気にせず、自分が好きなことをします。

責任や義務を気にした生活をしていると、本当の自分の好きなものを見失いがちです。自分のための時間を過ごし、自分が好きなものや心の本音を再確認しましょう。好きなものを強く認識できると、生活にメリハリがでます。

4.デジタルデトックスをする

デジタルデトックスとは、SNSやスマートフォン、パソコンなどのデジタル機器の使用を自発的に控えることです。デジタル機器の使用をすべて遮断するのではありません。デジタルとの健全な付き合いのために「使わなくてもいいタイミングでは使わない」ようにするのです。

デジタルデトックスをすると気持ちがスッキリするだけではなく、目の疲れが取れたりひらめきが良くなったり、睡眠の質が上がったりします。またストレス自体も減少し、で安心感を得やすくなります。
ぜひ、今日からでも始めてみてくださいね。

参考:DIGITAL DETOX JAPAN「デジタルデトックスとは?」

5.早めにベッドに入り、とにかく眠る

睡眠はストレス解消に適しています。深く良質な睡眠は、体の中の修復・回復を促す成長ホルモンが分泌され、新陳代謝が活発になります。脳もしっかり休まるため、ストレス解消だけでなくストレスの耐性も向上します。

つい夜更かししがちな人は、少しずつ入眠時間を早めてはいかがでしょうか。早く寝た分だけ睡眠時間が増え、ストレスも解消されるでしょう。寝室にスマホを持ち込まないのも入眠時間を早めるコツです。

参考:グリコ「睡眠の重要性とカラダへ及ぼす効果」

仕事もプライベートも、自分のペースでやっていこう

今回は、なんとなく疲れる原因や対処法などを紹介しました。大切なのは、自分の状態を過信しないことです。「まだまだいける」とがんばりすぎる前に「このへんで少し休憩しようかな」と意識を切り替えるように心がけましょう。

真面目な人や責任感の強い人ほど、無理をしてしまいがちです。気付かぬうちに限界を突破して心身が疲れきる前に、適度にプライベートの時間を設けバランスを取りましょう。

心の平穏を保つためなら、周囲の人の協力を求めることも大切です。1人で思い詰めずに、疲れた時には人に相談することも忘れないようにしましょう。

この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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