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あなたは自己肯定感が高い?低い?
いつも迷わずに選択したり、周りを気にせずにどんどん人生を進んでいく人を見たりすると、うらやましく感じることは誰にでもありますよね。そんなときは、自己肯定感について考えてみませんか。
自己肯定感とは、ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止められる感覚のことです。自己肯定力があると、日々の生活で直面する困りごとを前向きに捉えられるでしょう。
この記事では、自己肯定感が高い人と低い人の違いや、それぞれの特徴を紹介します。自分の考え方のクセと向き合えるきっかけになれば幸いです。
参考:
自己肯定感が高い人と低い人の違いとは?
自己肯定感の高い人と低い人にはどのような違いがあるのでしょうか。
自己肯定感が高い人は、ありのままの自分を肯定できるので、自信をもって次々と前へ進み、失敗しても乗り越えることができます。
もし自己肯定感が低いと、いつまでも自分に自信が持てません。自分で決めた選択も「これで大丈夫かな」「もっとよい方法があるのでは」といつまでも前進できないのです。次第にマイナスの面ばかりを気になり、失敗を恐れるようになることも。
自分の在り方を決める自己肯定感について、それぞれ5つの特徴にわけて見ていきましょう。
参考:国立教育政策研究所 「自尊感情」?それとも、「自己有用感」?
自己肯定感が低い人5つの特徴
自己肯定感は、日常生活の人間関係や職場でのパートナーシップはもちろん、自己実現をよい方向に進めるうえでも大切な感覚です。
もし、気持ちが落ち込んで自己肯定感が下がってしまうと、日常のいろいろなことに影響が及ぶかもしれません。
まず、自己肯定感が低い人には、どのような特徴があるのでしょうか。
1.ネガティブな発言が多い
ネガティブな発言はマイナス思考から生まれてきます。
ネガティブ発言が多い人は、物事に対して否定から入ってしまう傾向がありませんか。否定的な考えの人が周りにいると、それだけで雰囲気が暗くなりますよね。マイナスな言葉を聞き続けるのがつらくなり、距離を置かれてしまいます。
もしあなた自身ネガティブな発言が多いなら、否定的な姿勢によって、よい出会いや貴重なチャンスを失っているかもしれません。
2.何事も無理だと決めつけてしまう
物事にはできること・できないことがあるものです。
新しいことを目の前にしたとき、すぐに「できない」と考えてしまうのは、自分自身への信頼感が落ちているのかもしれません。
確かに、物事のネガティブなところばかり注目すると、誰でも新しいことに挑戦するのが怖くなってしまいます。自分の考えや価値観を否定し続けると、自分の選択に自信が持てなくなってしまうのです。
3.人に流されやすい
相手に強く言われると自分の意見を伝えられなくなり、相手を優先してしまう経験はありませんか。もし思い当たるなら、自己肯定感が下がっているかもしれません。
流されやすいのは、その場の空気を感じて行動できる観察力があり、協調性が高いからこそともいえます。
しかし、自分の意見や選択に自信が持てないからといって相手の意見ばかりを尊重してしまうと、自分自身を否定することにつながります。また本当の思いを口に出せないことで、ストレスを溜めこんでしまうでしょう。
4.他人と比較してしまいやすい
自己肯定感が低くなると、誰かと比べて落ち込んだり、うまくできなくて悲しくなったりします。
本来ならば、誰でもそれぞれのペースがあります。もし自分のやり方が否定される出来事があったとしても、それは相手の価値観によるもの。自己肯定力があれば、周りの反応に影響されずにマイペースで物事を進められます。
しかし自分の中に信頼できる軸がなく、肯定感のない状態だと、自分の条件を他の人と比べることで自信を持とうとしてしまいます。
5.人やモノに依存しやすい
自己肯定感が低い人は、自信が持てないので、自分以外の何かに依存してしまうことがあります。
例えば、クラスの人気者と仲良くなりたい、あの有名人が身につけているものがほしい、と思ったことはありませんか。自分を信頼できないと、何を選択しても自信が持てず、自分以外の何かに価値を求めてしまうのです。
危険なのは、常に何かと比べて自分を否定し続けることです。誰かから褒められたり、羨ましがられることでしか、自分を認められなくなります。
自己肯定感が高い人5つの特徴
自己肯定感が低い人の特徴に当てはまっていても、心配はいりません。そんな自分を責めてしまったら、さらに自己肯定感を下げてしまいます。自分への評価は常に変わるものです。まずは自己肯定感を低くしてしまう特徴を自覚し、認めてあげましょう。うまくいかないことや落ち込んでしまうことは、もしかすると自己肯定感が低いためにわき起こっていた感情かもしれないのです。
それでは、自己肯定感が高い人にはどのような特徴がみられるのでしょうか。
1.ポジティブな発言が多い
気持ちが満たされていると、自然とポジティブな言葉を選んでいるものです。自己肯定感が高い人は、前向きでポジティブな言葉をよく使います。
一方、自己肯定感が低い人は、ネガティブなことに目が向きがちです。そのため、選ぶ言葉もネガティブでマイナスになる傾向があるのです。
また、ネガティブなことも前向きに変えられるのが、自己肯定力の持つ強さです。自己肯定力が低くても、マイナスな気持ちをポジティブに置き換えられれば「できるかもしれない」と思えるでしょう。