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仕事を辞めたい時に現れる行動と感情

今の会社でずっと働こうと決めているときと、そうでないときとでは仕事に打ち込むモチベーションは異なるでしょう。仕事や辞めたいときには特有の行動や感情があります。もちろん、人によって現れる行動や感情はそれぞれですが、今回は典型的な6つを解説します。

今のあなたに当てはまる項目がないかチェックしてみてください。

1.遅刻が増える

辞めたいと思っている仕事に行くのはおっくうになりがち。なかなか腰が上がらず遅刻をしてしまったり、寝坊してしまったりすることもあるでしょう。

遅刻や寝坊が増えるのは、仕事へのモチベーションが低下している証拠です。

2.残業をしなくなる

辞めたいのに、残業までしてがんばることに意味を見出せなくなるのは当然です。残業代の出ないサービス残業であればなおさら。本格的に退職を考えているのなら、残業をせず早く帰宅して転職活動をしたほうが有意義です。仕事を辞めたいと思っているときは、自分にとってより生産性のあることを選択していくようになります。

3.仕事への不満・悪口が増える

仕事が辛く、辞めたいと願っているときは、辞める理由をついつい探してしまいます。なぜなら、自分の辞めたい気持ちを正当化するためには、仕事への不満や悪口を増やすのが手っ取り早いからです。仕事の短所を見つけようと思えばいくらでも出てくるでしょう。

とにかく悪口しか出てこない時は、本格的に転職を考えてみても良いでしょう。悪口ばかりでは自分の気も滅入ってしまいます。せっかくならポジティブな感情を持てる仕事をしたいですよね。

4.会社に行くのが面倒くさい

仕事へのやる気が満ち溢れているときは、仕事への足取りも軽くなります。しかし、辞めたくなるとどうしても会社に行く気がおきず、出社が面倒になることが増えるでしょう。

特に月曜日はその傾向が顕著です。これからまた5日間、会社に行かなければいけないと考えると気分は上がりません。会社に行くのが面倒になるものも無理はないでしょう。

5.何もする気が起きない

仕事をしなければ給料は得られず、生活もできません。仕事は人生の大部分を占めています。その仕事が自分の望まない嫌なものであれば、何もする気が起きなくなることも。

あまりにも仕事が嫌なときは休日でも仕事のことを考えてしまい、憂鬱で何もしたくなくなります。精神的にかなり参っている可能性があるので、少し長めの休みを取ることも検討しましょう。仕事を優先するあまり、心身の健康を放ってしまうのはおすすめできません。

6.日曜の夜が憂鬱になる

「サザエさん症候群」という言葉があります。アニメのサザエさんが放送されると、月曜日からの仕事のことが頭に浮かび憂鬱になるのです。

特にSNSやネットでは、金曜日が祝日で3連休になった最終日の日曜日に「サザエさん症候群」というワードが散見されます。この言葉がメジャーになるくらい、日本では日曜日の夜になると仕事が嫌になる人が多いのです。

会社辞める決断ができない…

「今の会社は辛いから辞めたい」と思っていても、行動に移すのはなかなか難しいもの。

日本労働調査組合は2021年9月、自分の勤務先をブラック企業だと思っている人を対象にアンケートを実施しています。アンケートによると「会社を辞めていない、辞められない理由」の第1位は「転職活動が不安」が41.7%、第2位の「生活が困窮する」は38.9%、第3位の「家族を不安にさせる」19.9%でした。

会社を辞めた後のことが不安で、行動に踏み出せない人が多いのです。

参考:日本労働調査組合「ブラック企業に関する労働調査」

仕事を辞める決断するヒント

仕事を辞めるには、人それぞれ色々な障壁があります。辞めたいのに決断できない人ために、6つのヒントをお伝えします。一歩踏み出すための糸口になればとうれしいです。

1.キャリアを見直す

まずは、今までのキャリアを見直すことが必要です。新卒で今の会社に入った人もいれば、すでに何度か転職し、今の職場に行き着いた人もいるでしょう。現在までのキャリアを振り返ったら、今後のキャリアを整理していきます。

自分のゴールはどこか、現状はどの段階にいるのか、今の業界や職種は自分の希望に合ったものなのか確認してみましょう。広く長期的な視点を持つことが、キャリアを見直すときのコツになります。

2.ライフワークを見直す

キャリアに加えてライフワークを見直すことも大切です。ライフワークとは「一生をかけてする仕事」のこと。ここでいう仕事とはビジネスをすることではなく、あなたが最優先で成し遂げたいことです。仕事はもちろん、趣味でも構いません。

あなたが今、一番したいことは何でしょうか。もしかすると、今の仕事がライフワークの妨げになっているかもしれません。自分が情熱を持って心の底から打ち込めることは何なのか、改めて考えてみてはいかがでしょうか。

3.今の仕事の嫌なところを書き出す

将来の展望が見えてきたら、今の仕事に焦点を戻します。普段、頭の中で考えている仕事の嫌なところを紙に書き出してみましょう。あまりの多さに、自分でも驚いてしまうかもしれません。

これだけ嫌なところがあるのなら、辞めてもいいのではないかと決断できる可能性もあります。自分の考えを整理するためにも、現在の仕事の嫌なところを書き出してみましょう。

4.辞めるメリット・デメリットを書き出す

今の仕事の嫌なところを書き出し、辞める理由が整理できたら、実際に行動したときに起こり得るメリットとデメリットを書き出します。

もし転職先が決まっているのであれば、メリットは「給料が上がる」や「給料は変わらないが労働時間は減る」など。デメリットは「人間関係がいいかわからない」や「さらに忙しくなるかもしれない」といった内容となるでしょう。

辞めてみないとわからないことばかりですが、起こり得る最悪の状況を想定しておくのがポイントです。仕事を辞めたことで何か不利益が生じた場合でも、心理的に余裕を持つことができます。

5.精神的負担と向き合う

だけの精神的負担があるのか考えてみます。また、今後もその仕事を続けると、どれだけの負荷がかかりそうかも想像してみましょう。

仕事のストレスにより少し考えるだけで疲れてしまったり、自分の死を意識したりするのは、心がかなりのダメージを受けている証拠です。例えば、足の骨が折れているのに、マラソンをするようなものです。精神的に参ってしまったときは、遠慮せずに休みましょう。

傷病手当のような公的な制度を利用すれば、しばらくの間ある程度の収入を得ながら休職することも可能です。一番大事な健康を仕事に奪われないようにしましょう。

6.プライベートへの悪影響を書き出す

今の仕事は私生活に悪影響は及ぼしていませんか。あまりに仕事量が多く、帰宅後も仕事をしたり、休日も仕事をしたりする人もいるでしょう。もしくは、仕事で疲れ切ってしまい、平日の夜も休日も何もできずにただ寝て過ごす人もいるかもしれません。

プライベートにも悪影響を及ぼす場合、何のために仕事をしているのかわからなくなってくるでしょう。また、仕事が忙しく、考える余裕もない人もいるかもしれません。プライベートへの悪影響を書き出してみると、客観的に現状を見つめ直せます。

転職すべき!?仕事辞めたい時の円満な退職方法

仕事を辞めて転職をする決心ができても、いざ本当に退職する意思を伝えるとなると尻込みしてしまいますよね。なぜなら、円満に退職できるかわからないからです。辞める際にトラブルが起きることも少なくありません。

引き継ぎがうまくいくか、取引先との関係がこじれないか、退職に難色を示されあたりが強くなることなどが心配で退職をためらうこともあるでしょう。

できれば良好な関係を保ったままきれいに辞めたいもの。そこで、円満な退職方法について6つお伝えします。

1.できる範囲で転職活動を行う

退職する前にできる範囲で転職活動を行いましょう。転職活動が順調に進み、次の職場が決まってしまえばこっちのものです。次の仕事が決まっていれば、気持ちにゆとりもできます。現在の勤め先も次の仕事が決まっているのであれば、過剰に退職を引き止めることはできません。

ただ、現在の仕事が忙しく、転職活動をする余裕がないケースもあるでしょう。雇用保険の申請方法や年金、健康保険などの変更手続きの仕方を調べておきましょう。

仕事を辞めて失業状態になると、雇用保険を受給することができます。また、年金や健康保険は減額できることも。自治体によって対応は異なるので、前もって確認するのが大切です。

2.退職する2~3ヶ月前には上司に話す

むなら退職の意向はなるべく早めに、2~3ヵ月前には上司に伝えることをおすすめします。法的には退職は2週間前までに伝えれば良いことになって いますが、有給休暇の消化や業務の引き継ぎなどのことを考えると2間前では少ないでしょう。

直前に言うのは非常識だと非難される可能性もあります。円満に退職したいなら2~3ヵ月前には退職することを上司に話しておきましょう。

3.仕事を引き継げるよう業務を整理する

退職を考え始めたら同時に、引き継げるよう環境を整えていきます。自分の仕事を次の担当者に引き継ぐための準備をすれば、退職の意思もどんどん固くなるでしょう。

すぐにでも引き継げる体制を整え、退職の意向を伝えられれば、話もスムーズに進みやすくなります。また、引き継ぎの準備は、退職の意思をそれとなく周囲に知らせることにもなります。徐々に外堀から埋めていけば、退職もしやすくなるでしょう。

4.退職願には前向きなことを書いておく

退職願には前向きなことだけ書きましょう。会社への不満はたくさんあっても、後ろ向きなことを書くメリットはありません。退職願は上司だけでなく、役員の目に入る可能性もあります。

円満退社を目指すのであれば、今までお世話になった会社への感謝の気持ち、新しいことにチャレンジしたいなどポジティブな言葉を心がけましょう。

5.直属の上司や近い同僚には先に話しておく

もし退職の相談をできる人が社内にいるのであれば、事前に話しておくといいでしょう。直属の中間管理職の上司や年の近い同僚などは比較的話しやすいもの。引き留められる可能性もありますが、うまく仲間に引き込めれば退職のハードルは一気に下がります。

周りに宣言することで、退職へのモチベーションを高められるでしょう。

6.繁忙期を避けて退職の意思を伝える

繁忙期に退職の意思を伝えると「こんな忙しいときに退職なんて」と嫌がられるかもしれません。しかし、退職は自分にとって大事な話なのでしっかり聞いてほしいですよね。

あまり職場の都合を気にしすぎるのもよくありませんが、退職するとなるとさまざまな事務手続きに追われ、自分自身も忙しくなります。繁忙期に退職してしまうと、自分の首を絞めてしまうことにもなりかねません。

繁忙期はなるべく避けて、退職の意思を伝えましょう。

次の会社を選ぶポイント

ここからは会社を選ぶヒントを紹介します。意を決して転職するのですから、今よりも自分に合った会社へ入りたいですよね。ぜひ次の6つのポイントを参考にして会社を選んでください。

1.仕事のレベルが自分に合うか

まず何よりも、自分のレベルに合った仕事なのかが重要です。「好きなことで生きていく」というキャッチフレーズを目にすることが増えています。確かに好きなことを仕事にしたいでしょう。しかし、自分にできる仕事かどうかがもっとも考慮したいポイントなのです。

自分のレベル以上のスキルが必要な仕事では、精神的にも体力的にもプレッシャーやストレスで押しつぶされてしまいます。また、自分にとって簡単すぎる仕事も避けたほうが無難です。適度な難易度がなければ、仕事が退屈なものになってしまうからです。自分の希望に合ったレベルの会社を探しましょう。

2.社風が合うか

200字程度

社風が合うかどうかもリサーチしておきましょう。せっかく転職したのに、職場の雰囲気が自分と合わなければ、また転職活動をしなくてはなりません。会社のホームページやインターネットでの評判、転職エージェントからの情報などを頼りに転職を考えている会社の特徴をリサーチするのが重要です。

3.条件・福利厚生が希望通りか

どのような就労条件なのか、福利厚生は整っているのかもきちんと確認しましょう。自分の希望を整理してから、次の職場を選ぶ必要があります。

福利厚生では家賃補助ではなく、借り上げ社宅制度のある会社がおすすめです。家賃補助で支給されたお金は収入に含まれるため、所得税がかかってしまいます。しかし、借り上げ社宅は、会社が家賃のほとんど負担してくれるため税金がかかりません。給料がそれほど高くなくても、借り上げ社宅制度のある会社は検討の余地ありです。

4.給与が見合っているか

給与がもっとも大事な人もいるでしょう。転職で年収が上がるならうれしいですよね。転職する意欲も、転職後の仕事へのモチベーションも上がるでしょう。

もちろん仕事に見合った給与であれば高くなくても問題なく、労働環境や時間を優先したい人もいるでしょう。大事なのは自分が何を求めているのか。給与の高さなのか、今よりもホワイトな職場なのか考えをまとめておくと良いでしょう。

5.プライベートに影響が出ないか

仕事よりもプライベートを充実させたい場合は、激務で有名な会社、仕事以外での付き合いの多い会社は避けるべきでしょう。要注意なのは、求人票に「アットホームな職場」とある場合です。

アットホームはプライベートの飲み会やイベントなどがある可能性も。プライベートでの付き合いが苦ではない人は問題ないでしょう。ただ、ステップアップを目指す転職の場合は、仕事に集中したいのに余計なところで体力を使ってしまうリスクがあります。

自分に合った社風の会社に入るため、事前の調査は念入りにおこないましょう。

6.会社自体の将来性や安定

会社の将来性や安定も確認しておきたいポイントです。そもそも業界の将来性、業界内でのポジションも把握したうえで転職活動をおこないましょう。転職先が沈みゆく泥船では悲惨です。

特に、早期退職を実施したことのある会社には慎重になりましょう。早期退職で優秀な人材が流出している可能性があります。転職候補先の最近の動向は、細かなところまでチェックするのが大切です。

仕事も人生の大切な一部、早めに決断しよう!

今回は仕事を辞めたい人に向けて、円満な退職方法や次の会社を選ぶヒントをお伝えしました。生きるうえで仕事は欠かすことのできない要素のひとつです。平日に8時間働くとすると、1日のうちの3分の1を仕事に費やしていることになります。

仕事が今よりも楽しいものになれば、人生も好転していきます。簡単に転職を決断することはできないものの、心の底から現状を変えたいと願っているのであれば、転職活動を始めてみるのもおすすめです。

転職活動をしていると新しく見えてくるものもあるでしょう。自分が本当に望むものは何なのか、考えるきっかけになれれば幸いです。

 

この記事は、悩んでいる人に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

YokoyamaAyano

Mentally

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