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仕事・プライベートで、自分らしさを見失ってしまった…
仕事がうまくいかない、失恋した、やりたいことが見つからないなど生きていれば自分を見失ってしまうこともありますよね。
「自分は一体何者なのか」気持ちや本音がわからないと、人生の道筋を失うことにもなりかねません。
ひどく落ち込んで、立ち直れそうもないこともあるでしょう。そんな状態が続くのはつらいので、できるだけ早く立ち直りたいですよね。しかし、自分らしさがわからない状態が長く続いている人も。
この記事では、自分がわからない人の心理や原因、対策をまとめました。ぜひ自分の性格や人生を見つめ直すきっかけにしてみてくださいね。
「自分らしく」なんて言われてもわからない!
「自分らしく」や「自分の意思を持って」と言われても、うまくイメージできず困ってしまう人もいるでしょう。長い間、本当の気持ちが見えなくなっている人は特に難しく感じるかもしれません。そんな人が「今日から自分らしくいよう」と思っても、すぐに変わることは簡単ではないですよね。
やみくもに「自分らしくいよう」と思い込むのはおすすめできません。まずはあなたがどんな状態で、何が原因で自分を見失ったのかを探ってみましょう。
自分と向き合うのは、とても怖くて勇気のいることですが、大丈夫。この記事を読みながら、あなたに当てはまるものがあるか一緒に見ていきましょう。
本当の自分がわからないときの心理
まずは、本当の自分がわからなくなっている人の心理状態を知りましょう。自分がわからない人には共通した特徴があるので、把握しておくことが大事です。
自分が渦中にいると、客観的に判断するのは難しいですよね。ここからは、自分がわからないときの心理状態を3つ紹介します。あなたに当てはまるものがないか確認してみましょう。
1.何をしても感情が動かない
自分を見失っている人は何をしていても感情が動かず、「楽しい」「うれしい」を感じられなくなることがあります。
誰だって落ち込むことはあります。仕事で大きな失敗をした、失恋したなど、一時的なショックで、感情がわからなくなることもあるでしょう。しかし、特に理由もないのに楽しく思えなかったり、つまらないと感じてしまったりする場合は要注意です。
感情が動かない期間が長くなると、何のために生きていけばいいのかさえわからなくなってしまいます。
2.何をしても不安・怖い
自分がわからない状態だと、常に不安や恐怖を感じてしまいます。自分の本当の気持ちがわからないと何を選択すればいいかわからず手探りの状態になるため、不安や恐怖を感じてしまうのです。
仕事をしていても、本当にこの仕事がしたいのか不安になったり、何かを判断しなければいけない場合でも、この選択が間違っているような気がして怖くなったりします。
常に不安や恐怖を感じるのは、かなりのストレスになります。すると、ますます自分がわからなくなる悪循環に陥りかねません。
3.悲観的・ネガティブな感情に襲われる
自分を見失うなうと悲観的になったり、ネガティブになったりします。誰にでも長所はあるはず。しかし、自分がわからない状態だと長所も得意なことにも目がいかず、悪いところばかりが気になってしまうでしょう。
悪い面ばかりに意識が向くと悲観的になってしまいます。「こんな自分ではダメだ」と自分を追い詰めてい、どんどん自分の存在価値がわからなくなります。自分を見失っている状態だとネガティブな感情にとらわれ、ますます自分を見失う悪循環に陥ってしまうのです。
「本当の自分がわからない」自分の芯がなくなってしまった
ここまで自分がわからないときの心理を3つ紹介しました。ショックを受けたときや落ち込んだときなど、一時的に自分を見失うことは誰にでもあります。
しかし、常態化すると「境界性パーソナリティ障害」の可能性も。この障害は常に不安感があったり、自分のことがわからなくなったりする特徴があります。自分の性格は悪い、自分の存在を否定してしまう人もいます。どうしてもつらい場合は、心療内科やカウンセリングを受けることも検討してみてください。
相談することで、自分を見失った原因や対策を知るきっかけになります。専門家ではなくても、信頼できる友人や家族に相談してみてもいいでしょう。
参考:精神医療従事者によるサイコセラピー研究所「境界性パーソナリティ障害とは?特徴、症状、原因、治療法は?」
自分自身がわからなくなった原因とは?
自分のことがわからなくなった原因を考えてみましょう。誰だって子どもの頃は素直に感じたこと、したいことをしています。大人になるまでの間に、自分がわからなくなる何かしらの原因があるはずです。
ここからは自分がわからなくなる原因を4つ紹介します。今までの自分を振り返り、悩みを乗り越える参考にしてみてください。
1.自分の感情を抑えてきた
自分を見失っている人は、今まで感情を抑圧してきたケースが多い傾向にあります。本音を言って拒否されるのを怖がったり、周囲に本当の自分を受け入れてもらえないとショックを受けたりするためです。
素直な自分をさらけだして傷つくくらいなら、押し殺して無難に過ごしたほうがマシだと思う人もいるでしょう。自分を守るために、感情にふたをするのが癖になっている人もいます。
しかし、ずっと自分の感情を抑えていると、次第に本当の気持ちがわからなくなってしまうのです。