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人生うまくいかない…
長い人生、生まれてから死ぬまで「すべてが絶好調でうまくいく」ということはありません。調子がいいときもあれば悪いこともあるのが人生です。しかし、ネガティブな出来事が続くと心がくじけてしまうこともあるでしょう。
一度悲観的な思考になってしまうと、まるで何もかもが自分の敵に見えてしまうことも。心が不安定になると味方の優しささえも疑ってしまい、他人を羨むことも増え「人生がうまくいかない」と思ってしまいがちです。
今回は、人生がうまくいかない理由や対処法をご紹介します。何が今の自分を悩ませているのかを理解し、今後の人生のためにベストな選択をしていきましょう。何かを始めることに「遅すぎるタイミング」はないのです。
人生には、定期的にうまくいかない時期があることを知ろう
仕事でのトラブルや近しい人とのけんか、忘れ物・落とし物、金銭トラブル……人生において、悪い出来事はなぜか同時に起こりがちです。一つひとつの問題なら「運が悪かった」「また次がんばろう」などのように精神的に対処できても、複数の出来事を抱えると心の容量を超えてしまいます。
結果的に「自分は何をやってもうまくいかない」「もう人生終わりだ」と、必要以上に悲観的に捉えてしまうこともあるでしょう。しかし、人生には「うまくいく時期といかない時期」があるものです。
「人生がうまくいかない」と嘆くより「なぜ自分は悲観的になるほど落ち込んでいるか」を分析し、一つひとつのトラブルを解決・改善していくことが大切です。幸福な人生のためには冷静さと視野を取りもどし、建設的な行動をしていきましょう。
「人生うまくいかない」と感じる主な理由
人間関係のトラブル一つ取っても、人によっては「どうでもいい」と思えることもあれば、夢にまで見るほど悩んでしまう場合もあります。人の数だけ価値観があるように、自分にとっての「悩み」も千差万別なのです。
個々では「人生がうまくいかない」と感じやすい理由を7つご紹介します。新しい習慣を取り入れるためにも、まずは自分を悩ませているストレスの原因がどこにあるのかを客観的に理解していきましょう。
1.仕事の人間関係が悪い
人生において人間関係は悩みの大部分を占めるものです。また私たちは人生の大部分を仕事と共に生きます。そのため、仕事での人間関係が悪い場合は「人生がうまくいかない」と感じる機会が増えるでしょう。
上司や先輩にハラスメントを受けていたり、理不尽なしかられ方をされていたり。同僚のグループになじめずに孤独を感じている場合もあるでしょう。毎日通わなくてはいけない職場でのストレスは、身近な将来を暗いイメージにします。
2.仕事量が多くキャパオーバーになってしまった
仕事量が多くキャパオーバーになってしまうと、何のために働いているのかわからなくなりがちです。働く意味を失い「お金だけのためにこんなにつらい思いをしているのか」と悲観的になってしまうでしょう。
体と心に余裕がなくなると、物事をネガティブに捉えがちです。少しのミスや誤解でも大きなショックを受けてしまうことも。プライベートの時間が取れないと生きる目的も見失いやすく、人生そのものに虚無感を抱きます。
3.恋人・友人・家族とけんかしてしまった
恋人や友人、家族などの身近な人とけんかをしてしまうと「このまま仲が戻らないのでは」と不安な気持ちになってしまいます。「自分を理解してくれる近しい人たち」との良好な関係性は、心の安定のためにも必要です。
まるで自分の一部が抜けおちてしまったような虚しさを感じたり、情緒が不安定になったりすることもあるでしょう。「大切な人すらも幸せにできない」「他人に甘えて傷つけてしまうダメな人間だ」と落ち込んでしまいます。
4.経済的に不安定な状態が続いている
お金は、人生における「安心感」の源(みなもと)です。経済的に不安定な状態が続いている人は、日頃から焦りや不安を感じているため精神的に余裕がありません。将来のことを考えると目を反らしたくなり「人生がうまくいかない」と思いやすいでしょう。
目先の衣食住を維持することに精一杯になり、貯金や資産運用ができていない人は、他人と自分の人生を比べて暗い気持ちになりがちです。「お金さえあれば」と思うことも増え、裕福な人たちに対して卑屈になってしまう場合もあります。
5.理不尽な状況に直面している
一生懸命がんばっているのに結果が見えてこなかったり、誠実に対応しているのに裏切られてしまったり、生きているとさまざまな「理不尽」に直面します。理不尽な状況が続くと「報われない」という気持ちが大きくなり、人生に悲観的になりやすいものです。
モラルに従った行いや堅実な努力を否定されると「どんなにがんばっても、人に親切にしても意味がない」と思ってしまいます。人生に虚しさを感じ、希望が見いだせなくなるでしょう。
6.仕事・プライベートともに現状に満足していない
たとえ容姿が優れていても、大企業に就職していても、人の幸せの形はそれぞれ違います。仕事もプライベートも満足できていない状態では、人生に楽しさを見つけられずに悲観的になってしまうでしょう。
特に仕事・職場のトラブルを抱えている状態でプライベートでの悩みが生まれると、心が安らぐ場がなくなってしまいます。精神的に余裕がなくなり、何事にもネガティブな感情を抱きやすくなるでしょう。
7.今よりいい状態にしたいと思っている
「人生をよりよいものにしたい」と向上心を持って取りくむことは素敵です。しかし自分や未来へのハードルが高すぎてストレスを感じている場合は、現実と理想のギャップに苦しむ傾向にあります。
第三者から見ると不自由がなさそうな人生でも、本人が「まだまだ」と感じているのなら、いつまでも幸福感は得られません。理想が高いほど「うまくいかない」と思ってしまい、長期にわたり苦しんでしまいます。