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現実に疲れてしまった…現実逃避したい…
人生は、全てが思いどおりに進むわけではありません。時にはネガティブな出来事が続いたり、苦しくつらい思いをしたりする時期もあるでしょう。すぐにネガティブを拭えるほど嬉しい出来事が起こればいいのですが、毎回そう簡単にはいきません。
つらい時期が続くと「現実逃避したい」と思うのは自然な発想です。もちろん現実から逃げてばかりではいけませんが、たまには苦しい現実から目を背けてリフレッシュする時間も大切。
今回は、仕事や人間関係に疲れたケースを中心に、現実逃避をする方法などをご紹介します。上手にセルフコントロールをして心身のストレスを発散し、ベストパフォーマンスを発揮しましょう。
現実逃避とは
現実逃避とは、本来やらなくてはいけないことから目を逸らし、意図的に避けようとすること、または同様の心理状態を指します。人間はつらい出来事や苦しい出来事に直面するとストレスを感じます。現実逃避をしたい気持ちは、ストレスから逃げるための防御反応ともいえるでしょう。
大きなストレスを抱え続けたまま現実に向き合いすぎると、いつしか精神的に限界を迎えてしまいます。その結果、学校や仕事を休んだり、医療機関で治療を行ったりする必要が生まれます。そうなる前にストレスを発散させ、息抜きをすることが大切です。
必要な息抜きの方法の1つが現実逃避です。現実逃避は、ただ「やらなくてはいけないことから逃げる」ことではありません。「心身を守りながらやらなくてはいけないことをするために、必要な心理・行動」でもあるのです。
仕事・人間関係・自分に疲れた時の対処法
仕事は人生に密着した関係です。幸福で文明的な生活を送るためにお金が必要不可欠な限り、ほとんどの人間は仕事から離れられません。だからこそ、仕事で受けるストレスを逃がす方法を覚えなくては心がパンクしてしまいます。
また、現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した心理学者であるアルフレッド・アドラーによると、この世の悩みの9割は人間関係だといいます。仕事、人間関係、そして自分自身。この3つに疲れた時の対処法を知っておけば、日常生活のほとんどのストレスに対応できるといっても過言ではないでしょう。
1.ゆっくりとお風呂に浸かる
ゆっくりとしたバスタイムは、新陳代謝を活発にして老廃物を排出してくれます。体が温まるだけでなく、溜まった疲れを内側から洗い流してくれるので、疲れた時にこそ入浴時間を設けましょう。
シャワーだけだと体は表面しか温まらず、冷えやすいためです。湯舟にゆっくり浸かるのが難しい人は、足湯をしながらシャワーを浴びるなどの対策を講じ、体を芯から温めるようにしましょう。
また入浴中は副交感神経が働くので、緊張がほぐれます。さらにシャワーと違い浮力効果も加わり、心身を穏やかな状態へ導きます。
リラックス効果のあるアロマオイルを入れるのもおすすめです。たまには少し高級なバスボムや入浴剤を用意して、贅沢なバスタイムを過ごすのも素敵ですね。汚れを落とすためだけではなく、体と心を癒すためのバスタイムを楽しみましょう。
2.一人になる時間を作る
仕事や人間関係に疲れてしまったら、一度1人になる時間を作りましょう。自分が何に疲れているのか、どうしたいのかを整理し、問題解決のための順番を決めるのをおすすめします。同時にいくつもの問題について考えても、良い案がまとまりづらいためです。
また相手が苦手な人ではなくても、他人と一緒にいる時はどうしても気を使うもの。何も気を使わなくていい1人の時間を尊重し、脳を完全にオフできる時間を過ごしましょう。
3.スマホを閉じておやすみモードにする
1人になるだけでも頭は休まりますが、より本格的に頭をオフにしたいのなら、スマホを閉じておやすみモードにしましょう。もしくはフライトモードにして、スマホによる外界からの情報を完全にシャットダウンするのも良い手段です。
生活からインターネットが無くなるだけで、かなり気が楽になります。スマホが電波に繋がっていると、見なくてもいいSNSやサイトをついのぞいてしまいがちです。インターネットの情報に触れず、穏やかな時間を過ごすことで、良質なリフレッシュ時間になります。
4.アラームをかけずに睡眠を取る
最後にアラームをかけずに睡眠を取ったのはいつですか?特に家族がいる人は、休みの日でも家事のためにアラームをかけていることが多いのではないでしょうか。心身の限界を感じ始めたら、1日でもいいのでアラームを消して思う存分寝てみましょう。
良質な睡眠は、日中のエネルギーの源です。睡眠不足は判断力や集中力を鈍らせ、悲観的な考えを生みます。疲れたら、まずはぐっすり寝て美味しいものを食べるのが、人間のストレス発散の基本です。体が元気になるだけで、ある程度は心も元気になるものです。