憂鬱な時・気分が晴れない時にしてはいけないNG行動

日々を過ごす中で、毎日愉快で楽しく過ごしたいものですが現実はそればかりではありません。ストレスにより憂鬱な気分から抜け出せなくなって元気がなくなったり、イライラして怒りっぽくなったりするのはごく自然なことです。

自分や他人、自らの身を置く環境を責めてしまうかもしれませんが、まずは一呼吸置いて、今の状態を客観的に振り返ってみましょう。

一時的にストレス発散をして仕事や課題に取り組んでみたものの、こうした辛さがいつまでも消えずに心の中に留まってしまうと、身体の調子にも影響が出てしまいます。心や身体の不調に気づいたときや辛い状態が長く続くときは、以下の行動はなるべく控えて落ち着いて過ごしましょう。

参考:こころもメンテしよう「ストレスとこころ」

1.憂鬱な原因に取り憑かれてしまう…

憂鬱な気分はすぐに切り替えようと思っても、なかなかすんなりとは行かないものです。もやもやを晴らしたい、嫌なことから逃げ出したい……。気持ちだけを切り替えようとするとどうしても難しいため、まずは行動を変えてみると取り組みやすいでしょう。

具体的には、散歩や軽いジョギングで身体を動かす、コーヒーを入れて香りを楽しむ、音楽を聴いて身体をリラックスさせる等が挙げられます。自分に負担のない範囲で、いつもと違う行動をとってみましょう。

2.暴飲暴食を繰り返す

憂鬱な気分を感じストレスが溜まると、神経物質のノルアドレナリンが増加し、暴飲暴食の欲求を刺激します。一方、感情のブレーキとなる神経物質のセロトニンが減少していくため、食欲が抑えられず暴飲暴食してしまうのです。

暴飲暴食はストレスから回避するための対処行動のひとつとして考えられています。暴飲暴食を防ぐには、食べたい衝動にかられたときに散歩や読書など好きなことをして、意識的に食べ物や嗜好品から気持ちをそらすのが大切です。

3.自暴自棄になる

何をやってもうまくいかない、なぜこの仕事をしているのだろう……。仕事やプライベートで何か大きな失敗や嫌なことがあったときに、自分を責めて自信を無くしてしまうことはありませんか?

自分自身の現状に満足していなかったり、ストレスを溜め込んでしまうと自暴自棄になりやすいです。気持ちを切り替えるには、自分の好きなことに熱中したり、信頼できる人に気持ちを打ち明けたりすると、自分の気持ちが整理できて気持ちが前向きに変わります。

4.無理に仕事ばかりしてしまう

仕事への意欲や熱意には誰しも波があるでしょう。仕事に対する気持ちが強いあまりに、食事や睡眠の時間をもったいないと思う人も少なくありません。しかし、仕事に集中してしまうあまり、食事や睡眠をおろそかにしてしまわないようにしましょう。

家族や友人、恋人と過ごす時間も大切な時間になります。休息の日や気分転換の時間をしっかりと設け、オンとオフを切り替えて仕事に取り組みましょう。

憂鬱な毎日から抜け出して、幸せな毎日に変えよう!

憂鬱な気分に自分自身で気づいたり、家族や職場の同僚、友人に気づいてもらうことはとても大事です。心配事があるときは、まず疲れた心と身体を十分に休めましょう。憂鬱な気分の原因は人それぞれあり、必ずしもはっきりした原因があるとは限りません。

気分が晴れない日が続き、やる気が出ないのは心が弱いためではありません。憂鬱な気分から抜け出せないときは、自分自身が感じる身体や心のサインを知っておくことも良いでしょう。自分の心と身体のサインに気づけるようになると、適切に休むことができます。自分ばかりが憂鬱な気分で過ごしているのではないかと不安にならず、ふとしたときに深呼吸をしたり好きなことをして気持ちを落ち着かせたりして、穏やかな気持ちで過ごしてみましょう。

※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

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