自分を好きになる方法&習慣「自分を好きになるには積み重ねが大事!」

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自分を好きになりたい…

自分を愛し大切にできている人は、自己肯定感が高く輝いて見えます。「自分もこうなりたい」と憧れた経験がある人も多いのではないでしょうか。

しかし、自分を愛するために他人の真似をしても、考え方自体を変えなければなかなか上手くはいきません。自己肯定感が高い人を表面的にまねるのではなく、より心の深い部分へのアプローチが必要です。

今回は、自分を好きになれない理由や対処法などをご紹介します。自分を愛せない原因を正しく理解して、新しい習慣を身につけましょう。習慣が変われば毎日が変わります。今までとは違う生活の中で、ゼロから自分を愛し直してみませんか。

自分を好きになれない…愛せない理由・原因とは?

自分を好きになれないのには理由があります。「幼少期の家庭環境」や、「大人になってからの友達からの裏切り」など歩んできた人生によって理由はさまざまです。しかし、ベストな対策を考えるためにも原因と向きあう必要があります。

自分を好きになれない原因として挙げられるものを4つご紹介します。人によってはトラウマと向き合う内容となるかもしれませんが、無理のない範囲で改めて自分自身を見つめてみましょう。自分を好きになれない理由の中には、同時に自分を愛するためのヒントが隠されています。

1.幼少期に愛された経験がない

子供の頃に親に愛された経験がないと、自分のことを好きになれないまま大人になりやすい傾向があります。または、親は愛情を持って接してきたつもりでも、本人が上手に気持ちを受け取れなかった可能性も。

「自分は愛される価値がない」と思いこみ、愛されないのが当たり前の感覚で生きています。家庭に幸福を感じられないタイプのため、結婚願望や出産願望も薄い人が多く、好きだと言ってくれる人がいても「どうせいつかは離れていく」と関係の構築を諦めがちです。

2.人に否定されたり罵倒された経験がある

過去に人間性や意見を強く否定されたり、激しく罵倒されたりした経験がある人は、自分のことを好きになりづらい傾向があります。特に否定された相手が両親や親友、恋人などの信頼関係がある人の場合だと、よりショックも大きくなるでしょう。

否定をされた時の悲しみが大きいほど「自分はダメな人間なんだ」「誰からも肯定してもらえないだろう」と思い、自信を喪失してしまいます。たとえ相手の言い方が強すぎただけだとしても、否定された事実はトラウマとして心に残り続けます。

3.親しい友人や恋人に裏切られた経験がある

親しい友人や恋人からの裏切りは、心に深い傷跡を残すもの。例えば学生時代からの親友や何年も付きあっていた恋人など、関係性が深いほどに裏切りのショックは大きくなります。信頼していた相手から裏切られると「自分に落ち度があったのかもしれない」と、裏切った相手よりも自分を責めてしまいがちです。

外への怒りを内への悲しみに変えてしまうタイプで、心が優しく純粋な性格の人が多い傾向があります。ピュアだからこそ傷も深いため、自己嫌悪に陥りやすいのです。

4.理想が高く、現実との差を受け止められない

理想の自分を高く設定しすぎているため、今の自分を愛せない可能性も考えられます。現実と理想の間に大きなギャップがあり、現在の自分は至らない所ばかりだと感じています。そのため、今の自分の良さや魅力を認められません。

目標や向上心を高く持つのは大切ですが、自分を追い詰めてばかりではストレスが溜まってしまいます。「できないこと」ばかりを責め「できること」、「できるようになったこと」をあまり評価せず、自分に厳しいタイプともいえます。

一生一緒に生きていく自分を好きになれない毎日がつらい…

他人であれば、好きになれなくても距離を置けばいいだけです。嫌いな相手と一生かかわらないように過ごすことも可能でしょう。しかし、自分からは絶対に離れられません。

「自分を好きになれたら、どんなに人生が楽か」と、何度も思った人も多いのではないでしょうか。自分を愛せない責任を他人に押しつけて、余計に自己嫌悪に陥った経験がある人も多いでしょう。

自己嫌悪の悩みはなかなか周りには相談しづらいもの。自分を愛せない気持ちは、当人にしかわからない苦しみです。一体どうしたら今の苦しみから解放されるのか、毎日のように悩んでいる人も少なくありません。

しかし、どうか安心してください。今からでも「自分を愛する」ことは可能です。どんな人でも、年齢がいくつであっても、諦めなければ自分を愛し始められます。自分を好きになるための秘訣は「新しい習慣を取り入れること」です。

自分を好きになるには、習慣づけることが大事!

自分を好きになるためには、新しい習慣を定着させることをおすすめします。毎日の仕事や家事の中でも継続できるような、簡単なものから始めましょう。習慣が変われば、生活や人付き合いも変わります。自分を愛することを目的とした新習慣を取り入れれば、今の仕事・環境のままでも少しずつ生活に変化がもたらされるでしょう。

勉強や美容、仕事のスキルなども、努力やリサーチといった習慣で身につきます。日々の習慣を継続して、少しずつ自分への愛情を高めてくださいね。

自分を愛する&自分を好きになるための5つの習慣

自分を愛せない原因は、今までの人生や環境が影響しています。そのため「今から自分のことを好きになろう」と思っても、すぐには上手くいかないことが当たり前です。焦る必要はありませんので、自分のペースで自分を愛していきましょう。

ここでは自分を愛する・自分を好きになるための習慣を5つご紹介します。何事も、習慣づけて継続することが大切です。日々新しい習慣を取り入れれば、生活の中で得られる感情にも変化が生まれます。ポジティブな感情を取り入れ、新しい自分との出会いを見つけるために参考にしてみてください。

1.毎朝、鏡の前で笑顔を作る

アメリカの心理学者であるトムキンス氏によると、人間は笑顔を浮かべているだけで脳が楽しいと勘違いして、ポジティブな思考になりやすい傾向があると主張しています。毎朝鏡の前で笑顔を作る習慣を取り入れて、明るい気持ちで一日をスタートさせましょう。

自分を愛するためには、心に余裕がなくてはいけません。まずは気持ちをポジティブに持っていくために、笑顔を心がけてくださいね。

参考:VOGUE「笑顔がもたらす、6つの効果とは?【笑顔の効能 Vol.2】」

2.一日一回、自分で自分を褒める

一日一回でいいので、自分を褒めることを意識してください。どんなに小さなことでも構いません。例えば「きれいにお化粧ができた」「疲れているのに料理を作れた」など、日常の中で自己肯定感が上がる出来事を拾えるように心がけます。

自分で意識的に自己肯定感を上げていく習慣が大切です。「褒める所なんてない」と思いこまずに、客観的に自分を見つめて分析しましょう。周りの人を褒めるのと同じ感覚で、自分の行いも褒めてあげてくださいね。

3.長所やいいことを記しておく・日記をつける

自分で自分を褒めることは大切ですが、記録に残すことでさらに自己肯定感が上がりやすくなります。スマートフォンのメモ帳機能でも構いませんので、自分の長所や褒めるべき点をテキストで残しましょう。

また、日記をつけるのもおすすめです。今日一日どれだけがんばったかを書くだけでも、見返した時に自分を褒めてあげるポイントを思い出せます。

4.お金の使い方を、消費ではなく自己投資に変える

自分のことが嫌いな人は、自分自身にあまりお金を使わない傾向にあります。例えばグルメやファッションなどのような「その時の欲求のためだけ」の散財はしても、将来を見こしたお金は使った経験が少ないのではないでしょうか。

お金の使い方を、自分の未来の投資に充てましょう。例えば何年先も使えるパソコン・ソフトなどの機材や、世代が変わっても着られる上等な洋服など、将来の自分が喜ぶお金の使い方を始めてください。自分を愛するということは、未来の自分の可能性を信じ、広げていくことでもあるのです。

5.自分のために使う時間を一日一時間作る

どんなに忙しくても、自分を労わる時間を作ると心がリセットされます。一日一時間からでも構いませんので、自分のためだけに使う時間を設けましょう。無理にやりたいことを見つけなくても、好きな動画を観たりネットサーフィンをしたりで十分です。

仕事や育児など「やらなくてはいけないこと」に縛られた日々を過ごしていると、自分が何のために生きているのか見失いがちです。自分が何が好きなのか、どのようなことにワクワクするのかを見つめ直す時間を作り、自分自身を大切にしてあげてくださいね。

自分を好きになるには積み重ねが大切

今回は、自分を好きになれない理由や原因、自分を愛するための方法などをご紹介しました。

自分を好きになれない人は、家庭環境や対人トラブルなどのトラウマを持っているケースが多い傾向があります。今の自分が嫌いだからといって、今すぐに劇的に変わろうとする必要はありません。自分を嫌いになった過去に理由があるように、好きになるためにもきっかけが必要です。

そして、自分を愛するきっかけになるのが「習慣」です。新しい習慣を継続するほど、ここまで続けてこれたという自信が自分を輝かせてくれます。そのため、すぐに変化がなくても焦らなくて構いません。

ゆっくりマイペースに、自分を愛する時間を重ねていきましょう。また、あなたのことを愛してくれる人との出会いも大切にしてください。相手からの愛情を素直に受けとることで、自分の価値はさらに上がっていくはずです。

この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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