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常にモチベーションを維持するのは難しい…
誰しも「モチベーションが上がらない」と思ったことが一度はあるはずです。特に仕事の場面でモチベーションが上がらず、悩んだ経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
モチベーションを上げる方法はいくつか存在します。自分にあった方法を理解しておくことが重要です。
この記事ではモチベーションを向上させる方法と、それを維持する習慣について紹介します。モチベーションが上がらず、悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
モチベーションの意味とは?
そもそも、モチベーションとは「動機づけ」を意味します。ビジネスやスポーツ・勉強など目標に向かって行動するシーンでよく使われる言葉です。特にビジネスの場合は、意欲ややる気そのものを指すことが一般的です。
そして、モチベーションには「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の2種類があります。
「外発的動機づけ」とは、目的意識から発生するモチベーションのことです。例えば給料のために仕事をする、他人に評価されるためにがんばるなどがあります。短期的には効果がありますが、やる気は長期間持続せず、柔軟な発想力や創造力には欠けてしまいます。
一方、「内発的動機づけ」は自分の心の中から湧き出る「やりたい」という気持ちによるモチベーションです。大好きなスポーツに打ち込んだり、趣味に没頭したりすることなどがあります。損得勘定ではなく好きだから、やりたいからという動機で動くため能動的に行動し、長期的に力を発揮できます。
モチベーションを向上する方法
モチベーションを上げる方法をお伝えする前に、モチベーションが上がっている状態と下がっている状態はどんなものかを確認しましょう。
【モチベーションが上がっている状態】
- 集中力を持って取り組める
- 仕事への充実感が高まる
- 新しいことにチャレンジできる
- 簡単に諦めない
【モチベーションが下がっている状態】
- 仕事に対するやる気がなくなる
- 仕事の質も効率も低下する
- 新しいことに挑戦しようと思わない
- 職場の雰囲気が悪くなる
比較して確認してみると、やはりモチベーションは高く維持したいですよね。
では、モチベーションはどのようにして上げられるのでしょうか。具体的な方法を5つ紹介します。
1.届きやすい明確な目標を立てる
まずは短期的に達成できそうな小さな目標を立てましょう。モチベーションを上げるためについ大きな目標を掲げてしまいがちですが、大きな目標はそれだけ達成するのが難しく、時間もかかります。
小さな目標ならば達成しやすく「今日はこれだけできた!」という満足感を得やすいもの。小さな成功体験が積み重なることで自信がつき、もっとがんばろうという意欲も湧きます。
「今日中にこの資料を完成させよう」「今日は最低でも1件の取引先を訪問しよう」など達成しやすく明確な目標を立てるのが、モチベーションを上げるポイントです。
2.全ての目標を達成した自分を想像する
目標を達成した自分を想像するのも、モチベーションアップになります。仕事を終えたときの喜びや満足感を具体的にイメージすることで、そこに向かって努力できます。
「この仕事をやり遂げればお客様に喜んでもらえる」「これをすればメンバーの役に立てる」など具体的にイメージしましょう。
目標達成後の明るい未来や理想の自分を思い浮かべることで、今やるべきことにポジティブな気持ちで取り組めるようになりますよ。
3.モチベーションが高い人を見習う
自分の力だけでは、どうしてもモチベーションが上がらないときもあるでしょう。そんなときは自分の周りでモチベーションが高い人を見つけ、その人の行動や言動を観察するのもおすすめです。
常に前向きな発言でリーダーシップを取る人、いつも笑顔で素敵にあいさつをする人など、あなたが「いいな」と思う人を見つけてください。モチベーションが高い人の近くにいると刺激になり、自然とやる気があふれてきます。
お手本となる人を見つけ、その人の真似をしてみてくださいね。
4.ドキュメンタリーなど成功している人の人生をのぞく
身近な人以外に、ドキュメンタリーや映画などで他人の成功体験を見ることでもモチベーションは上がります。
主人公ががんばって最後に何かを成し遂げるような内容の映画を見た後に、やる気がみなぎっていた経験はありませんか。他人の成功体験を見ることで、人生の明るさや仕事の楽しさ、魅力などを感じられ自分のやる気アップにもつながるのです。
さらにあなたの仕事や取り組んでいることに関係する題材だと、より共感しやすくモチベーションが上がりますよ。
5.「悩む」を「考える」に変える
体と心は密接につながっているので、悩み続けていると心身に悪影響が出ます。当然モチベーションは上がりません。「悩む」のではなく、その悩みを客観的に見て解決策を「考え」ましょう。
そのためにも、悩みを紙に書き出すのがおすすめです。書き出すことで悩みを客観的に捉えられるようになるからです。
また悩みを細かく分析して、根本原因を見つけましょう。例えば「仕事がつらい」のが悩みならば、「なぜつらいのか?」「どのようにつらいのか?」を考えます。原因が労働時間の長さだったら他人に業務を振る、効率化できるところはないか考えるなどの対策が取れます。
ただ悩んでいるだけでは、状況が変わらないばかりかモチベーションが下がってしまいます。物事を客観的に捉え、考えるクセをつけましょう。