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仕事でイライラする…ストレスがたまり続ける…
「仕事のストレスを解消できない」「仕事が原因でイライラする」と感じている方は、ストレスが限界を超えている可能性があります。
上司からの理不尽な発言があったり、パワハラを受けていたりするとストレスがたまります。また、仕事が肌にあわずストレスを感じる場合もあります。しかし、仕事がつらくて涙が止まらないほどのストレスがたまっているなら注意が必要です。
本記事では、仕事によるストレスで涙が止まらない時の対処法を紹介します。
ストレスが限界を超えて、涙が止まらない主な理由
仕事でつらいことがあっても、自分ひとりで抱え込んでいませんか?
誰かに相談するにも、仕事が忙しくて時間が取れなかったり、愚痴を聞かせてしまうことを躊躇して友達にも言えなかったりすることもあります。特に、パワハラやセクハラはデリケートな問題のため、誰にどこまで言っていいのかすら分からない方もいるでしょう。
しかし、ストレスが限界を超えて涙が止まらないのであれば、早急に対処するのがおすすめです。なぜなら「涙が止まらない」状態を放置すると、そのストレスが大きな身体・精神的な不調となって現れる可能性があるからです。まずはストレスが限界を超えて涙が止まらない現状を受け入れて、原因を明確にすることからはじめてみましょう。
1.自分に対する悔しさ
本気で取り組んでいるのに失敗することはありませんか?そういった場合、自分に対する悔しさを感じて、涙が止まらないこともあります。
向上心や完璧主義の傾向が強いと、より仕事でやるせなさを感じやすいのではないでしょうか。同期が成功している、ミスが続いているなどの状況があれば、誰でも自分に対して悔しくなる人が多いと思います。
「このぐらいでいいや」「適当に終わらせればいい」と思っている人は、自分に対して悔しくなりません。そのため、真面目かつ本気で仕事を頑張っている方やプライドが高い方に多く見られます。
2.上司の理不尽な発言
上司から理不尽な発言をされ続けると、誰でもストレスがたまります。その結果、涙が止まらないケースもあるのではないでしょうか。
理不尽の意味は「矛盾していること、道理に合わないこと」。一般的には道理から外れた振る舞いや態度、やり方を指していることが多いです。理不尽な人の特徴は、余計な一言が多かったり、機嫌で態度が変わったり、自分のミスを人のせいにしたりするなどがあげられます。
そのような理不尽な発言が続くことでストレスになり、限界を越えることがあるのです。
3.激務による過労・ストレス
激務による過労・ストレスがあると、ストレスが限界を超えて涙が止まらないことがあります。仕事量が多いと毎日夜遅くまで残業していたり、休憩をする時間もなかったりして、休む時間がなくなります。
そうなると、「自分ばかり仕事をしている」「嫌な仕事を押し付けられているのでは」と現状に不満を持つようになるでしょう。十分な休みがあればストレス解消もできるのですが、激務だと休みが少なくて、ストレスがたまる一方になりがちです。
4.職場の殺伐とした空気感に耐えられない
職場の人間関係が悪く、殺伐とした空気が漂っているとストレスがたまる一方です。その結果、ストレスが限界を超えて、涙が止まらなくなることもあります。
社内の人たちから圧力を感じたり、いつも上司がイライラしている、コミュニケーションがとりにくい、などの状況が考えられます。あまりにもひどい場合は、パワハラに発展する可能性も。パワハラ問題は自分だけで解決するのは難しいので、改善したい場合は外部の専門家に入ってもらうのもひとつの方法です。
5.セクハラ・パワハラを受けている
上司からセクハラ・パワハラを受けていると、ストレスが限界を超えて涙が止まらないことがあります。どんな仕事をしていても、人間関係が発生することがほとんど。
上司と部下との関係性もありますし、今後のことを考えると嫌と言えない人もいるのではないでしょうか。強く言えずにセクハラ・パワハラをしてくる相手にうまく伝わらなかったり、自分に原因があるのではないかと責められたりして複雑化しやすいです。
また、サービス業や接客業をしている人の中には、お客様がセクハラ・パワハラをしてくる場合も考えられます。
しかし、自分のされていることが本当にセクハラやパワハラに相当するのか、分からない方もいるのではないでしょうか。そんな人のために、以下でセクハラ・パワハラの条件をまとめました。
- 業務で必要な範囲を超えたもの
- 職場での優位な立場による言動
- 労働者の働く環境が妨げられるもの
上記の3つがすべて当てはまっていると、セクハラ・パワハラに認定されることが多いです。強い精神的苦痛を与えていると判断された場合は、1回でも相当する可能性があります。
仕事に必要な範囲内や、適切な業務における指示はセクハラ・パワハラに当てはまりません。
社内外に関わらず、今後も仕事を続けていくと考えると、なかなか言えない方が多いと思います。セクハラ・パワハラ問題は解決が難しいので、外部の専門家に相談してみるといいかもしれません。
参考:厚生労働省 あかるい職場応援団「パワーハラスメントの定義」
6.伝えたいことを思うように伝えられない
職場で伝えたいことを思うように伝えられないと、ストレスがたまる一方です。なぜなら常に自分の考えより、相手の気持ちを優先している状態だからです。
原因としては幼少期から「親にはっきりと意見を言わないほうがいい」と言われてたり、嫌われるのが怖かったりすることがあります。
やはり伝えたいことを伝えられないストレスを解消するには、人に言う必要があるのです。ただし、言い方を間違えると、誤解をされたり強く言いすぎたりしてトラブルに発展する可能性も。
言葉を柔らかくする、誰かに相談してからにする、など工夫をして自分の意見を伝えてみましょう。
7.仕事だけでなくプライベートでも限界を感じている
仕事でストレスがたまりやすくてもプライベートが充実していれば、しっかりと発散できます。時間があっても友達や両親との関係がうまくいっていない、打ち込める趣味がないなどの状況があると、なかなかストレスは発散できません。
うつの前兆として、好きだった趣味に興味や楽しさがない、人付き合いが嫌になるなどの特徴があります。その場合は早めに精神科や心療内科などを受診することをおすすめします。