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ネガティブ思考な自分を変えたい…
ネガティブな思考に取りつかれていると、本来楽しめるはずのことも楽しめなくなってしまいます。「ポジティブな人間になろう!」と思っても、思考のタイプは人間性や過去に基づくもの。気の持ちようだけでは、なかなか変えられません。
しかしネガティブ思考から脱出しようと思える人は、人生をより楽しむための向上心がある人です。自分を変えようとする気持ちは素晴らしいものです。少しのコツと行動力さえあれば、だれでもネガティブ思考な自分を変えることができるでしょう。
今回は、ネガティブ思考な人の原因やポジティブ思考になるためのヒントをご紹介します。考え方をほんの少し変えるだけで、世界の見え方は変わります。笑顔と幸福があふれる未来のために、ポジティブ思考を取りいれましょう。
ネガティブ思考の主な原因・きっかけ
ネガティブ思考で悩んでいる人は、生まれたときから後ろ向きな性格をしているわけではありません。子供から大人へと成長する過程や現在の環境、過去のトラウマなどから影響を受け、ネガティブ思考に陥っています。
まずは、ネガティブ思考になった原因やきっかけとして挙げられるものを5つご紹介します。ネガティブ思考な自分を変えるためにも原因を理解することから始めましょう。ネガティブのルーツを知ることで、最善の対処方法も考えやすくなります。
1.幼少期の環境
両親からあまり褒められずに育ったタイプの人は、ネガティブ思考になりやすい傾向にあります。努力をしても「もっと頑張りなさい」とプレッシャーをかけられたり、好きな色や服を否定されたりすると「ありのままの自分には価値がない」と感じるようになります。
自己価値を肯定されないまま大人になると「どうせ頑張っても無駄だし」と思うようになり、ネガティブ思考が育っていくのです。自己肯定感が低いためチャレンジ精神が湧きづらく、失敗を恐れて挑戦をしない消極的でネガティブな性格になりやすいでしょう。
2.暇な時間が多い
プライベートのために自由に使える時間があるのはよいことかもしれません。しかし自由な時間を「暇だ」と感じている場合、退屈はストレスになります。「自分は無駄な時間を過ごしているんじゃないのか」とネガティブ思考になりがちです。
特に仕事中に暇な時間が多い人は、自分のために時間を使うこともできずにモヤモヤとした気持ちに苛まれやすい傾向があります。また趣味も楽しみもなく生活をしている人も暇な時間が多く「自分は何をしているんだろう」と暗い気持ちになりやすいでしょう。
3.成功体験がない・少ない
過去に成功体験がない・少ない人は、自分の生き方に自信を持てずにネガティブ思考になりがちです。どんなに努力をしても「自分のやり方が間違っているのではないか」「このまま続けても無駄なのではないか」と不安が離れません。
自分に自信が持てないため決定力に欠けます。リスクを取るのが苦手で、何事にも消極的な傾向です。心のどこかで「頑張っても報われないだろう」と思ってしまっているため、物事に本気になりづらいタイプです。
4.大きな失敗をした経験がある
過去に大きな失敗をした経験がある人は、自分を信じきれずにネガティブな考え方を持ちやすい傾向があります。強烈に自分を否定したことがあるタイプのため、リスクの少ない道から外れることを恐れます。
少しでも雲行きが怪しくなると「また失敗するかもしれない」「少しでも被害を抑えないと」と不安に襲われ、勇気ある選択ができません。用心深いといえば聞こえはいいかもしれませんが、必要以上に臆病になっているため自分の可能性を自分で潰しています。
5.人間関係にトラウマがある
過去の人間関係にトラウマがある人は、人の顔色を伺いやすくなります。相手の気持ちを必要以上に探って不安になったり、深読みしては勝手に落ちこんでしまったりなど、ネガティブな考えで自分のメンタルを追いこむタイプです。
特に、悪気がない言動で相手を不快にさせたり、すれ違いが原因でいじめられてしまったりなどの経験がある人は、ちょっとした会話でもビクビクしてしまう傾向があります。人間関係への深入りを恐れ、当たり障りのない会話しかできなくなることも。