本当の意味で「休む」必要があります

「疲れたら休むべきだ」とはいいますが、どのように休めば本当に心身が「休まる」のかは人によって違います。友達と賑やかに過ごすことで心がポジティブになる人もいれば、1人の時間をゆっくり静かに過ごすことで自分を取りもどせる人もいるでしょう。

そのため一概に「休むべき」とはいっても、自分に合った休み方をするべきです。たとえば数日間仕事を休んだとしても、休日の間ずっと仕事のことを考えていては「しっかり休めた」とはいえません。

またプライベートな時間を設けられたとしても、SNSをずっと見ていると情報に振りまわされて、逆に疲れてしまったというケースもあるでしょう。リフレッシュのために外出をしても、人混みに揉まれて体力を奪われて休日が終わってしまうことも。

心を休ませるためには、今一度「自分にとっての休息とはどのようなものなのか」を知る必要があります。他人からの「こうしたほうがいい」という言葉に惑わされず、本当に自分が過ごしたい時間の使い方を意識してみるといいでしょう。

仕事・会社に行きたくないときにしてはいけないこと

責任感の強い人や真面目な人ほど、つらいときでも仕事・会社に行こうと頑張ってしまいます。もちろん、社会人として会社に行くことは大切です。しかし「休み時」を間違えると、より自分を追いつめる結果になってしまうかもしれません。

ここでは、仕事・会社に行きたくないときにしてはいけないことをご紹介します。NG行動を把握した上で、心を守る考え方を身につけてくださいね。

1.無意識に自分を追い込んでしまう

つらい時でも真面目に頑張ってしまう人は、無意識に自分を追い込んでしまう傾向があります。本来は休息を取るべきタイミングでも「まだ頑張れる、まだやれる」と言いきかせ、心身にムチを打ってしまいます。

自分にプレッシャーをかけること自体は、モチベーションを高めるために有用なケースもあるでしょう。しかし会社に行きたくないときには、無理をするよりも「行きたくない理由」の解決を優先させるべきです。

2.感情的になって上司とけんかしてしまう

心に余裕がない時にはイライラしやすくなります。普段は我慢できる上司の小言や叱責に、ついカッとなってしまうこともあるでしょう。しかし、会社に行きたくないときには特に上司と喧嘩してはいけません。

上司との関係性が悪化し、ますます会社に行きたくなくなってしまいます。また感情的になってしまった自分に自己嫌悪を感じ、気分がより落ちこんでしまうでしょう。

3.感情的になって仕事をやめてしまう

ネガティブな気持ちのときに感情的になっても、基本的によいことはありません。特に「退職」という重大な決断は絶対にしないように注意してください。一旦気持ちを飲みこみ、冷静な自分を取りもどしましょう。

心身の疲れから退職や休職、転職をする可能性はあります。しかし無計画な退職は経済的にも精神的にも自分の首を絞める結果になります。心や生活に余裕がない状態では冷静な転職先選びも困難です。

4.無断欠勤してしまう

会社に行きたくないときには、つい「このまま黙って休んでしまいたい」と思うかもしれません。しかし実際に無断欠勤をしてしまうと、翌日からますます会社に顔を出しづらくなります。

会社からの電話を無視するのもエネルギーが必要ですし、周囲にも多大な迷惑をかけてしまうかもしれません。自分の心身のために会社を休むことは必要ですが、今以上に会社に行きづらくならないためにも、正しい手順を踏んで休むようにしてください。

5.苦しい気持ちから目を背けつづける

会社に行きたくないときに、苦しい気持ちから目を背けてつづけてはいけません。今日や明日で終わるような短い苦しみであれば「なんとか乗りこえた」と思えるかもしれませんが、長い目で見ると対処法を考えなければ心が壊れてしまいます。

つらい気持ちに蓋をして無理やり頑張りつづけていると、いつしか心は限界を迎えます。一度壊れた心はなかなか元には戻らないかもしれません。まだ「我慢ができている状態」の今のうちに、状況を改善する手段を考えましょう。

6.人に言われたことをすべて受けいれてしまう

会社に行きたくないときは心がネガティブになりやすく、判断力が鈍ります。上手く頭が回らない状況でも、人に言われたことをすべて受けいれないようにしてください。

特に、思考がまとまらない状態ではネガティブな言葉は心に残ってしまいがちです。もしもつらい気持ちになる言葉を言われたとしても思いつめず「人は人、自分は自分」の心を忘れないように心がけてくださいね。

7.無理やり、仕事にやりがいを探す

やっていてつらい仕事には、無理してやりがいを探す必要はありません。心にうそをついてやりがいを見つけようとすると、理想と現実のギャップを強く感じて余計に心が落ちこんでしまいます。

無理やりやりがいを探すよりも、本当に自分を必要としてくれる仕事を探した方が心を傷つけません。「自分に合わない」と思った仕事は「合わないまま」でもよいのです。ありのままの自分が感じている感情を肯定的に受けいれましょう。

「休んではいけない」と思わないで…

「会社に行きたくない」と思ったときに、上手に休めるタイプと「休んではいけない」と自分を追い込むタイプがいます。休むのが苦手な人は「周りに迷惑をかけたくない」と思い、自分よりも他人を優先してしまいがちです。

確かに、職場から休みの人が出ると周囲はフォローをする必要があります。場合によっては休日なのに出勤をする人が出たり、シフトやスケジュールを組みなおしたりする必要もあるでしょう。迷惑をかけてしまう、と不安になるのは自然な感情です。

しかし、あなたの心はひとつしかありません。心は代えが利かないものです。このまま自分より他人を優先し無理をしつづけると、いつしか心は壊れてしまいます。壊れてから「あのとき無理を言ってでも休めばよかった」と思っても遅いのです。

どうか「休んではいけない」と思わずに、然るべきタイミングで休息を取り入れてください。休息は、体だけではなく心のスタミナも回復させてくれます。クリアな心に戻れば、現在の環境を改善するためのヒントを発見できるかもしれません。

まずは「休むこと」が大切です。休息は「止まってしまうこと」ではありません。「これからも先に進むために必要なこと」なのです。「周囲へ迷惑をかけるかもしれない」と考えられるあなただからこそ、周囲のためにも休む選択を取り入れましょう。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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