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仕事のやりがいを見いだすことができない…
もしも「仕事にやりがいを感じていますか?」と聞かれたら、どのように答えますか?世の中は多種多様の仕事であふれていますが、すべての人が「毎日やる気に満ちあふれて働いている」というわけではありません。
お金のために仕方なく働いている人や、やりたくない仕事をしている人もいるでしょう。仕事へのストレスや将来への不安を感じる中で、同じ仕事でも「やりがい」を持てたとしたら、今よりも毎日の生活がポジティブなものに変わります。
今回は、仕事のやりがいの種類や「やりがいを感じる方法」などをご紹介します。今の仕事が合わないと思っている人でも、職種や職場を変えずにモチベーションを維持する方法があるかもしれません。仕事にやりがいを見いだしながら、日々のやる気につなげていきましょう。
やりがいの意味とは?
やりがいの意味とは「物事への充足感や手応え」のことを指します。充足感とは「充実感や満ちたりた感覚」のことです。つまり「仕事のやりがい」とは「仕事を通して得られる充実感・手応え」といえるでしょう。
同じ仕事でもやりがいを感じられている場合は、自分の成長を実感できたり、達成感を得られたりすることで自己肯定感が上がります。自分に自信がつき、前向きな気持ちで業務に取りくむことができます。
仕事におけるやりがいは人それぞれ違い、同じチームの中でも「何をやりがいに感じているのか」は違うものです。お互いのやりがいを理解し尊重することで個人への思いやりが深まり、チーム全体のモチベーションも上がるでしょう。
やりがいを感じることのメリット
1.仕事が楽しくなる
やりがいを感じられると毎日の仕事が楽しくなります。私たちは人生の大部分を仕事と共に生きています。やりがいを感じられず悶々とした気持ちで働くよりも、やりがいを感じてやる気に満ちあふれた状態で働くほうが、人生全体を通して幸福を感じられるでしょう。
2.ストレスが減る
やりがいのある仕事をしていると、今までストレスに感じていた物事が「成長のための過程」として受けとれるようになります。トラブルや困難も「乗りこえた先の達成感や満足感を得るために必要なハードル」になるため、イライラしていた気持ちがワクワクに変わります。
3.人に誇れる
誰かの役に立っている仕事や、自分が心から好き・楽しいと思ってしている仕事は、他人に話しても恥ずかしくありません。やりがいを感じられると仕事を人に誇れるようになります。「私の仕事は〇〇です」と胸を張って隠さずいえる環境は、自己肯定感につながります。
感じ方は人によって違う!やりがいの主な種類
仕事のやりがいの感じ方は人によって違うものです。もしも道行く人たちに「何のために仕事をしていますか?」と質問をしたら、みんな違う答えが返ってくるでしょう。しかし、答えは千差万別だとしても「共通する要素」はあるものです。
ここでは、仕事のやりがいの主な種類を3つご紹介します。やりがいは「どれが正しい」「どれでなくてはいけない」という決まりはありません。「自分にとっての仕事のやりがいは何なのか」を思いかえしながらご参考にしてください。
1.報酬
仕事のやりがいは「報酬のため」とはっきり答える人も少なくありません。特に同年代の平均年収を上回っている人や、業務内容や責任と比べて報酬が高いと感じている人は、お金のためにはたらいている気持ちが強い傾向にあります。
営業職や販売業などの一部の仕事では、成果に比例してインセンティブが入る場合も。努力をすればするほど報酬が増える職種は、人によってはモチベーションが大きく変わります。がんばるほどに稼げると思えば、やりがいにつながるものです。
2.社会貢献
「自分が働くことで社会に貢献できている」という気持ちが強い人は、貢献自体がやりがいにつながる場合があります。働いてお金をもらいながら世の中を良くすることができ、他人に幸福を与えられる仕事はやりがいに直結するでしょう。
たとえば「世の中に便利な技術や機械を提供する仕事」や「成果物がメディアで紹介される機会が多い仕事」などは、貢献の度合いを感じやすいものです。また顧客と直接顔を合わせる仕事は反応がわかりやすく、モチベーションにつながります。
3.成果・スキル向上
成果やスキル向上をやりがいにしている人は、勤務年数が伸びて能力が上がるほどにモチベーションが高まります。たとえばクリエイターやプログラマーなどの技術職・専門職では、業務経験に応じてスキルが伸びるのがわかりやすく、やりがいに直結しやすいものです。
また労働に対する成果として、相応のリターンが得られる仕事・職場ではやりがいを感じやすい傾向にあります。成果は金銭的な報酬だけではなく、顧客や上司・同僚からの評価なども含まれます。