倦怠感の症状&原因とは?倦怠感と疲労感の違いを徹底解説!

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倦怠感とは?

倦怠感とは、身体的、精神的にだるさや疲れやすさを感じている状態です。倦怠感を感じる原因のひとつとして、生活リズムの乱れが挙げられます。睡眠不足や過度な業務量、運動不足による新陳代謝の低下から慢性的な疲れやだるさを感じているケースがあります。

生活の中で、体や精神の疲れやだるさを感じる場面は人によってさまざまですが、だるさや疲れを感じたときは体が発する危険信号のひとつで、休息のサインといわれています。生活リズムを見直し、十分な休息時間を意識して確保しましょう。

一方で倦怠感が続き、休息を取っても休んだ感じがしない人も少なくありません。倦怠感が生活リズムの見直しや十分な睡眠時間を確保しても続く場合には、なんらかの病気が原因の場合もあります。倦怠感が慢性的に続いている場合には、早めに医療機関で受診するようにしましょう。

疲労感とは?

疲労感とは、自分が疲労状態であることを自覚している状態です。疲労とは長時間の連続作業、精神的な緊張、睡眠不足などが原因で、身体面あるいは精神面に生じる疲れを指しています。

疲労感は「肉体疲労」と「精神疲労」に分けられます。肉体疲労とは、運動で体を動かした後に感じる一時的なだるさや疲れです。一方精神疲労は、仕事のプレッシャーや引越しなどの環境変化などから生じる心理的ストレスによって精神的な疲れが蓄積されます。

疲労感の場合、十分な休息で回復していくことが多いです。心身のだるさや疲れを感じたときは、睡眠時間を確保したりバランスの取れた食事を取ったりすることが疲労感の回復に有効です。

参考:2020年 株式会社有斐閣出版 中島義明他 『心理学辞典』p.735
参考:倦怠感の原因とは? 睡眠不足には要注意

倦怠感と疲労感の違いとは?

倦怠感と疲労感の違いは、体のだるさや疲れが取れない状態が一時的であるかどうかで区別することがあります。

疲労感の場合、運動後やストレスで疲労を感じてもある程度時間が経てば回復していきます。一方で倦怠感は慢性的に疲れやすく、だるさが続いている状態といえます。また疲労感が6か月以上継続する場合には慢性疲労と呼ばれ症状として倦怠感も含まれますので、疲労感と倦怠感は一概に区別することが難しいのです。

倦怠感の背景には、自律神経や生活習慣の乱れ、睡眠不足が考えられます。倦怠感がしばらく続いている場合には、まず十分な休息時間の確保を意識してみましょう。

倦怠感を感じる原因と症状は?

倦怠感を感じる主な原因は、睡眠不足や、偏った食事による栄養不足など生活リズムの乱れ。ホルモンバランスの乱れ。喫煙や飲酒の嗜好品による影響など、主に4つ挙げられます。それぞれの原因からみられる倦怠感やその他の症状について説明していきます。

1.睡眠不足

睡眠不足も疲労や体のだるさを感じる原因です。寝る時間は脳や体の疲労を取る時間といわれています。睡眠リズムが乱れると、寝つきが悪くなったり、浅い眠りになったりします。また、睡眠が足りないからと眠くないのに早い時間帯に寝ようとしたり、日中に横になったりしているとむしろ睡眠の質は悪くなることがあります。

睡眠不足により現れる症状はさまざまです。倦怠感の他にも、身体面の症状では日中の眠気や居眠り、注意力の低下、集中ができない、計画通りに行動できないなどが挙げられます。精神面の症状は、イライラや焦り、落ち込みなどがあります。

参考:大正製薬「倦怠感とは?睡眠不足には要注意」

2.栄養不足

食生活の乱れは倦怠感につながります。食生活の乱れとは朝食を抜いたり、偏った食事で栄養バランスが悪かったりすることです。また、体に必要以上の食事量を取るのも原因のひとつです。食べすぎによるだるさは、消化のために体に負担をかけているといわれています。

例えば、朝食を抜いた場合に現れる症状には、疲れやすい、日中の体温が上がりにくくなる、集中力が続かないなどが挙げられます。おにぎりやパンなど糖質のみを食べるのではなく、栄養バランスに偏りがない食事を取ることが重要です。

参考:大塚製薬HP「糖質だけでは不十分!脳を活性化するバランス朝食」

3.生理・月経

女性の場合、生理周期も倦怠感に影響を与えています。月経前に起こる心身の不調を「月経前症候群(PMS)」といいます。月経前症候群は月経前3〜10日間続く身体的、精神的な症状です。月経が始まるタイミングで症状が和らいだり、なくなったりします。

月経前症候群の症状は身体症状、精神症状それぞれ多岐にわたります。身体症状には、倦怠感、乳房のはりや痛み、頭痛、体重増加などが挙げられます。一方精神面では、怒り感情が抑えられない、気分の落ち込み、イライラ、不安感などの症状です。症状は個人差が大きく、複数の不調が同時に発生することも少なくありません。

また、精神症状が強く現れ、日常生活に支障をきたしているケースでは、「月経前不快気分障害(PMDD)」も考えられます。

参考:大塚製薬PMSラボ「PMS(月経前症候群)とは」

4.飲酒・喫煙

飲酒や喫煙が肝臓に悪影響を及ぼし倦怠感につながっている場合があります。お酒は糖質が多いため摂取しすぎると、体は血糖値を下げる働きをします。血糖値を下げる働きが体のエネルギーを奪い、疲れが残ったり、だるさを感じたりするのです。

日本人の適度なアルコール摂取量は、ビール中ビンであれば1本、アルコール度数7%の350mlの缶チューハイは1本といわれていますが、少量の飲酒でも顔が赤くなるなどアルコール代謝が低い人などは適量がさらに少なくなるので注意が必要です。

また、タバコの主な成分はニコチンです。ニコチンには依存性があり、体内のニコチン量が増えると血圧と心拍数が上昇し、脳は覚醒状態になります。寝る前のタバコは入眠困難につながり、不眠症の原因にもなり得ます。

十分な睡眠時間がとれていないと感じる場合には飲酒量の見直しや禁煙も疲れやすさやだるさの解消方法のひとつとなるでしょう。

参考:Glico POWER PRODUCTION「それ「肝機能低下」の症状かも!肝臓と疲れの繋がりについて」
参考:厚生労働省e-ヘルスネット「飲酒のガイドライン」
参考:阪野クリニック「喫煙が引き起こす睡眠の病気とは」

清水真心

清水真心

フリーランスライター・メンタルトレーナー|音声配信でも活動。心理学卒、手帳とくま好き。元銀行員営業職。自身もうつ病、不安障害、パニック障害の発症経験がある。「穏やかな暮らしと心の伴走者」がモットー。

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