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上司からのプレッシャーに押しつぶされそう…
仕事で期待をされたり大きなプロジェクトを任されたりすると、「信頼してもらえているんだ」と感じられます。嬉しさや自己肯定感の高まりなどポジティブな気持ちを抱ける反面、プレッシャーを感じて苦しくなってしまう人も多いのではないでしょうか。
よい緊張感は集中力やモチベーションを高めてくれますが、プレッシャーが大きすぎるとネガティブな感情も生まれてしまいます。「失敗したらどうしよう」「自分よりもっと適任の人がいるのに」など、後ろ向きな考えで自分の可能性を狭めてしまうこともあるでしょう。
今回は、仕事でプレッシャーを感じる原因やプレッシャーに打ちかつためのヒントなどをご紹介します。プレッシャーを味方に付けて、チャンスをしっかりと活かせるような心理状態を作っていきましょう。
仕事でプレッシャーを感じる原因とは?
ここでは、仕事でプレッシャーを感じる原因として挙げられるものを3つご紹介します。プレッシャーから解放されるためにも、緊張感を味方に付けるためにも、原因を知ることが大切です。職場環境を振りかえり、未来の自分につなげましょう。
1.上司から圧力を掛けられる・期待されすぎている
上司から期待をされること自体は喜ばしいですが、過度な期待をかけられて心のキャパシティをオーバーしている可能性があります。自分の実力以上の結果を期待されているような気持ちになり、精神的につらくなっている状態です。
元々は「期待に応えたい」という前向きな気持ちを持っていたのにもかかわらず、いつからか「期待に応えなくては」「失望されたくない」「もしも失敗したらもう二度と任せてもらえないかもしれない」などのように、マイナスな思考に縛られてしまいます。
2.完璧主義で自分の失敗を許せない
業務に完璧を求める意識の高さは素晴らしいですが、完璧主義な思考は自分の心を追いつめる場合もあります。「絶対に失敗をしないように」「期待には完璧に応えるぞ」と意気込んでいると、小さなミスが大きなストレスとなってしまいがちです。
周りが「気にしないでいいよ」と言ってくれたとしても、自分が自分を許せない限りプレッシャーはなくなりません。他人から受けるプレッシャー以上に、自分でプレッシャーを作りあげてしまっているといえるでしょう。
3.職場自体が失敗を許されない環境になっている
失敗が会社や周囲に大きな影響を及ぼす環境で働いている場合は、普通の人以上に失敗への不安が大きいものです。例えば「失敗をしたら何人もの人が対応をしなくてはいけない」「大きな金額の損失が発生する」などが当てはまります。
また上司や教育係、先輩の指導が厳しく「失敗をしたら何を言われるかわからない」という恐怖心からプレッシャーを感じている場合も。本来仕事は失敗の中から学ぶことが多いものですが、失敗そのものを悪としている職場では心が休まりません。
プレッシャーによって不安やストレスを感じたら…
仕事において、多少のプレッシャーを感じることは珍しくありません。プレッシャーを感じるからこそ仕事への責任感が芽生え、お互いによい刺激を与えあえるコミュニティが生まれます。
しかし、プレッシャーが原因となり、必要以上のストレスを抱え込んでしまう人もいるでしょう。たとえば、心が繊細な人や元々目立つことが好きではない人、自分に自信がない人などが当てはまりがちです。
プレッシャーによって不安やストレスを感じたら、まずは「なぜストレスを感じているのか」を分析することが大切。さらに「自分で解決できる不安」と「周りのサポートをもらって解決したい不安」に分け、焦らずに少しずつ対策を考えましょう。
仕事のプレッシャーを跳ねのける4つの方法
ここでは、仕事のプレッシャーを跳ねのける方法を4つご紹介します。とはいえ、今までストレスをためやすかった人が、ある日突然「心が強い人」になれるわけではありません。小さな習慣や新しい考え方を少しずつ取り入れながら、マイペースに「理想の自分」を目指してくださいね。
1.成功だけをイメージする
仕事のプレッシャーを跳ねのけるためには「成功している自分」をイメージすることが大切です。リスクやコストを天秤にかける慎重さももちろん大切ですが、イメージする自分像は常に成功している姿のみであるように意識してください。
ポジティブな想像は勇気を与えてくれ、目の前の仕事に取り組むためのモチベーションにもなります。「プレッシャーに勝てればもっと成長した自分になれる」と思うことで、プレッシャーを「敵」とせず「超えるべきハードル」として前向きに受けとれます。