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最近、寝ても疲れが取れない…
何時間寝ても疲れが取れない、昼寝をしたのに眠いときがありますよね。仕事を頑張りすぎたり、無理したすると疲れが溜まってしまいます。寝ても疲れが取れない日が、ときどきあるくらいならなんとか乗り切れるでしょう。しかし、長期間続くと日中の活力やモチベーションも下がってしまい、仕事やプライベートにも支障をきたすことがあります。
寝ても疲れが取れないときは、睡眠時間が足りていないと考えてしまいます。夜になると眠れないのではと思って不安になったり、寝溜めをしようと長時間寝て逆に体調を悪化させたりすることもあるかもしれません。せっかく睡眠をとっても、疲れが取れないのは非常につらいですよね。
朝の疲労感が一日のテンションを下げてしまう…
たくさん睡眠を取ったはずなのに、朝起きて疲労感があるとテンションが下がってしまいますよね。1日中頭の重さや体のだるさを感じながら行動するのは、体調にもメンタルにも相当な負荷がかかります。集中できなかったり失敗をしてしまったりして、周囲にも悪影響を及ぼすことがあるでしょう。
疲労感が取れないので休日もテンションが上がらず、自分の好きなことに没頭できないことも。せっかく時間があっても、やりたいことが思うようにできないのは、ストレスになってしまいます。ストレスで余計に疲れが溜まり、慢性的な疲労に悩まされ、日々のモチベーションに影響を及ぼすこともあるのです。
寝ても疲れが取れない原因とは?
寝ても疲れが取れない主な原因は、私たちが過ごしている環境だと言われています。人それぞれストレスを感じる場面は違いますが、いつくかの原因が重なって、慢性的な疲れにつながるのです。あまりにも複雑なので、自分でも原因がわからないまま解決できずに悩んでしまいますよね。
また、情報化社会になり、環境の進歩に私たちの脳の処理速度は追いついていません。人間関係が広がるものの、思わぬところで精神的なダメージを負ってしまうこともあるでしょう。長時間ストレスにさらされることで、精神的疲労や神経的疲労を起こしてしまうのです。
1.ネットによる過剰な情報の摂取
スマホやパソコンで、さまざまな情報を瞬時に入手できる時代になりました。しかし、私たちの脳はインターネットがない時代と変わりません。情報過多で脳に負担を与え、脳疲労を起こしているとも言われています。必要のない情報やネガティブなニュースなど、自分で選んでいなくても勝手にインプットしてしまうのです。
脳に負荷をかけ続けると自律神経が乱れ、睡眠の質が悪化します。睡眠の質が悪いと情報の整理ができなくなり、慢性的な疲労感に悩まされるのです。
2.人付き合いによるストレス
人間関係によるストレスも疲れが取れない原因です。SNSや会議ができるサービスの普及によって、プライベートから仕事までオンラインで完結できるようになりました。外出せずにコミュニケーションを取りやすくなったのは便利ですよね。
しかし、不特定多数の人と関わると、生活を監視されている気分になります。また、顔を見合わせて関わることがここ数年で減少し、対面でのコミュニケーションが苦手になっている人が増えています。オフラインとオンラインで常にストレスにさらされることで、精神的な疲労が蓄積されるのです。
3.慣れない仕事・職場環境
慣れない仕事や職場環境では、心身は常に緊張状態になります。自律神経が乱れ心拍数も上がり、過剰なプレッシャーを感じてしまうのです。本来私たちは、落ち着いた環境にいることで高いパフォーマンスを発揮でき、余計な不安や心配も考えずに仕事に取り組めます。
しかし、緊張しているとイライラしたりミスをしてしまったりして、余計にストレスを溜めてしまいます。長期間続くと脳が限界を超えてしまい、自律神経やホルモンバランスを崩す原因になるのです。
4.運動不足
適度な運動はストレスを発散でき、健康的な体を作ります。肉体にほどよい疲労感を与えると、睡眠の質が上がり、メンタルの回復も促します。
しかし、運動不足になると筋肉量が低下し、日中活動するためのエネルギーがうまく作れなくなるのです。代謝と免疫力が落ち、体が疲れやすくなります。体が疲れやすくなると余計に運動不足になり、精神的な疲労を蓄積してしまうのです。
5.食生活の偏り・過剰なアルコール摂取
健康的な食事を心がけたいのであれば、炭水化物・脂質・タンパク質のエネルギー産生栄養素と、ビタミン、ミネラルの摂取が欠かせません。質のよい栄養は睡眠の質を高めてくれます。
しかし、生活習慣が乱れると脳を傷つけてしまいます。食生活の偏りや過剰なアルコール摂取は、必要な栄養素を不足させる要因になり、疲労回復を妨げてしまうのです。自律神経とホルモンバランスを崩し、代謝と免疫力の低下の原因になります。脳にストレスがかかり続けると、自己コントロール能力もが低下するのです。余計に生活習慣を乱してしまう悪循環に陥ってしまうでしょう。
出典:WOMEN’S HEALTH「1週間ジャンクフードを食べると、脳を傷つける⁈」
出典: WOMEN’S HEALTH「食生活が睡眠の質に影響するって本当?」
6.不安定な睡眠
就寝と起床時間が毎日違うと、体内時計の調節異常を引き起こします。体内時計の乱れで、睡眠の質が低下することを「概日リズム睡眠障害」と呼びます。シフト制で出勤時間が毎日違ったり、残業で帰りが遅くなったりして、寝たい時間に眠れないことはありますよね。部屋の電気をつけたまま眠ってしまう日もあるでしょう。
しかし、睡眠リズムが日々変わると、自律神経や内分泌ホルモンがうまく体内時計を調節できなくなります。概日リズム睡眠障害になると睡眠の質が低下し、疲労回復できなくなるのです。