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人に会いたくない…誰にも会いたくない…
多くの人は、ポジティブな面とネガティブな面がある状態がほとんどです。その中でもネガティブな面が強くなると「誰にも会いたくない」という気持ちが強くなり、自ら孤独を選んでしまう場合があります。
自分一人の力では解決できない悩みを抱えていても、時には周りのアドバイスに耳を塞ぎたくなることもあるでしょう。
今回は「人に会いたくない」と感じる理由や対処法についてご紹介します。一人になりたいと感じるのは、心のSOSのサインかもしれません。一人の時間を上手に使いながら、精神的に健康な状態を取りもどしましょう。
人に会いたくない主な原因とは?
人に会いたくない理由は人それぞれです。明確な一つの理由がある人もいれば、いくつかの理由が複合的に合わさって心が疲れる人もいるでしょう。
ここでは、人に会いたくないと思う原因として挙げられるものを4つご紹介します。適切なリフレッシュ方法を考えるためにも、まずは自分が疲れてしまっている理由を客観的に分析しましょう。
1.心身ともに疲れている
心身ともに疲れている状態では他人を気遣う余裕がなくなり、人に会いたくないと思いがちです。他人へ気配りをする心の余裕がなく、残されたわずかな余裕は自分のために使いたいと思っています。自分の心のバランスを保つだけで精一杯な状態です。
他人とのコミュニケーションでは、どれだけ心を許している人が相手でも最低限の配慮は必要です。友達や気の合う同僚と「話しているだけで気が晴れる」ためには、心身が一定以上に元気な状態でなくてはいけません。
2.強いストレスを感じている
強いストレスを感じている状態では「ストレスに耐える」「ストレス・悩みを解決するために動く」だけでキャパシティーが限界になってしまいます。そのため、誰かと会うための心の余裕がなくなり一人の時間を選ぶ傾向にあります。
「誰かに会うと八つ当たりをしてしまいそう」と考えた結果、良好な人間関係を守るためにあえてコミュニケーションを遮断している場合も。「他人に親切に接せられる状態」ではないと自覚しているため、じっと耐えることを選んだ結果、孤独感に襲われさらにストレスをためてしまう可能性があります。
3.何をするのも面倒くさい
人に会うためには準備が必要です。着替えやメイクなどの身だしなみ、スケジュール管理、気まずくならないための会話や話題……。どれもが「面倒くさい」と感じている場合、誰とも会いたくないと思ってしまうでしょう。
他人と会うことで得られるメリットと、必要なコストやタスクというデメリットを天びんにかけ、デメリットのほうが大きくなっている状態です。元から交流関係が狭い人や仲がいい友達が少ないタイプの人が陥りがちな状況だといえるでしょう。
4.SNS疲れ
インターネットが当たり前に身近な現代、SNSは自分と他人をつなぐための手軽なツールです。特にコロナ禍で孤独を感じやすい昨今では、SNSを介したコミュニケーションに救われているという人も多いでしょう。
しかしSNSにより他人の情報を受けとりやすくなったからこそ「人に会っていないのに人付きあいに疲れた」という状況が起こります。現実でも他人の気配を感じない環境を求めた結果、一人でいることを選ぶ人も。
疲れているときはすべてから離れよう
家事や勉強、仕事、育児、介護……。私たちの生活は「やらなくてはいけないこと」であふれています。特に真面目な性格の人や完璧主義者の人は、すべての物事をしっかりとやり遂げたいと思って手を抜くことができない傾向にあります。
「誰とも会いたくない」と思ってしまう心理状態は、精神的に疲れているサインかもしれません。可能な範囲で構いませんので、普段のタスクから「離れる」もしくは「手を抜く」ことを実践してみましょう。
たとえば仕事でまとまった休みを取ったり、一日だけでも家族に家事を任せたり、ときには冷凍食品や宅食を利用したり。心と体を休ませるためには完璧主義から離れ、プライベートな時間を設けるよう心がけてくださいね。