「テレワークで孤独を感じる…」一人暮らしの在宅勤務、孤独感の解消法

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テレワークで一人の時間が長すぎる…

コロナ禍の影響を受け、多くの会社がテレワークを導入しています。緊急事態宣言が明けてからもテレワークの制度だけが残り、以前とは違う働き方をしている人も多いのではないでしょうか。

テレワークは、在宅勤務との相性がいい人にとっては夢のようなシステムに感じることでしょう。しかし、すべての人がテレワークを心から楽しめているわけではありません。中にはテレワークをきっかけに孤独感を抱き、ストレスを感じている人もいます。

今回は、テレワークで抱いた孤独感への対処法や今後の対策についてご紹介します。寂しさを一人で抱え込む必要はありません。フラストレーションを上手に発散しながら、常にベストなパフォーマンスを発揮できる環境づくりを行いましょう。

最初は嬉しかったテレワーク、気づけば孤独感に襲われている…

今はテレワークにストレスを抱えている人でも、在宅勤務になったばかりの頃は「嬉しい」「楽しみ」という気持ちが大きかったのではないでしょうか。テレワークは、出勤や業務に必要なさまざまなタスクをカットできるシステムです。

満員電車での通勤や駅との往復、お化粧、着替え、シャワーやドライヤーの時間……。テレワークでなくなって「楽になった」と感じられる習慣は、確かに存在するはずです。しかし、同僚と会わずにたった一人で過ごす毎日の中、だんだんと孤独を感じてくる場合も。

テレワークになって、初めて「たわいないコミュニケーションに救われていたんだ」と気づいた人も多いでしょう。気軽に友達をランチやショッピングに誘えない昨今、日常の中にひそむ「孤独」との共存が求められます。

一人暮らしの在宅勤務、孤独感の解消法5選

テレワークで寂しさや孤独を感じても、家に家族がいれば気持ちが紛れます。しかし単身赴任を含む一人暮らしの場合は、ネガティブな気持ちを簡単に追いはらうことは難しいでしょう。

ここでは、一人暮らしのテレワーク、在宅勤務における「孤独感の解消方法」を5つご紹介します。ライフスタイルに合う方法を少しずつ取り入れながら、自分に合った解消法を見つけてくださいね。

1.友人に電話する

人と会えない寂しさを埋めるために、最も適した対処法の一つは「人」でしょう。普段はチャットやメールなどのテキストコミュニケーションが多い友達に、思いきって電話をかけてみてはいかがでしょうか。できれば、似た境遇の友達がおすすめです。

人と会話でコミュニケーションを取るだけで、心の隙間が埋まる可能性があります。仕事や恋愛など、たわいない話をたくさんしてください。電話越しでも「人のリアルな温かさ」に触れられると、心がホッとして「一人じゃないんだ」と思えます。

2.職場の人とオンラインランチをする

職場に信頼できる相手や仲がいい同僚がいる人は、昼休みや休日にオンラインランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。自作料理・コンビニ・出前など、ランチのテーマや条件を決めて合わせるのも楽しいものです。

オンラインでの会話は意外と沈黙が気になりやすいため、無言でも気まずくならない関係の相手を誘うことをおすすめします。または「12時から12時半まで」のように時間を限定すると、プライベートの時間とのメリハリができます。

3.早寝早起きを心がける

一人で静かな家の中にいると、寂しさを感じて眠れなくなる夜もあるでしょう。しかし心の健康のためには、嫌なことは寝て忘れるのも有効な手段の一つです。夜更かしをせずに、早寝早起きを心がけてみてはいかがでしょうか。

一度崩れてしまった生活リズムは、なかなか自然には戻りません。就寝時間を決めて逆算してお風呂に入ったり、朝のスケジュールを立てて余裕を持ってアラームをかけたりなど、意識的に生活を改善するよう心がけてくださいね。

4.つらい気持ちを人に吐きだす

ネガティブな感情を人と共有するだけでも、気持ちが楽になる場合があります。「テレワークで孤独を感じてつらい」という気持ちを持つのは、決して恥ずかしいことではありません。声には出さずとも、同じような悩みを抱えている人は多いものです。

友達や同僚に心を許せる人がいない場合は、SNSに本音を書いて投稿するのもよいでしょう。人目が気になる場合は匿名のアカウントを作っても構いません。誰かに共感してもらう行為自体が、安心感をもたらします。

5.不安な気持ちを紙に書く・スマホのメモに殴り書きする

一人で孤独を感じてモヤモヤした思いを抱えている人は、不安な気持ちを言葉にして紙に書きだしてみましょう。紙とペンで書けば視覚化しやすいため、悩みと感情のつながりに気づき解決策が生まれるかもしれません。

スマホのメモに殴り書きをするのもおすすめです。フリック入力は思ったことを文字にするまでに少しタイムラグがあるため、紙に書くよりも冷静さを取りもどしやすいのがメリット。紙の場合もスマホの場合も、気持ちを言葉にすることで初めて本音に気づけるケースがあるでしょう。

自分のメンタルをコントロールしていこう

テレワーク勤務になったことで、「当たり前に他人とコミュニケーションを取っていた毎日」から「誰とも会話せず一言も声を発さない毎日」になった人もいます。生活環境が大きく変われば、精神的に不安定になるのは自然なことです。

しかし、孤独を感じても出勤時間は待ってはくれません。自分で心のバランスを取りながら、以前と変わらないパフォーマンスを発揮することが求められます。そして、コロナ禍やテレワークはいつまで続くかわからないのです。

つらさや寂しさを耐えしのぶよりも、孤独と上手に付きあいながら自分のメンタルをコントロールすることをおすすめします。「昔よりも今の働き方のほうがいい」と心から思えることを目標に、少しずつ新しい考え方や習慣を取り入れていきましょう。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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