器が小さい人の特徴とは?自分の器を大きくする4つの習慣

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自分は「器が小さい人」?

心に形はありませんが、ときに「器」と例えられることがあります。心という容器の大きさで生きやすさは変わり、相手に与える安心感も増減するものです。そして器が小さい人は、周囲にストレスや不信感を抱かせてしまうかもしれません。

とはいえ自分では、自分の器が小さいかはなかなか判断できません。心や器量は目に見えるものではないため、周囲の反応を観察したり自分の性格を省みたりすることで、器の大きさや状態を予想し、改善していくことが求められます。

今回は「器が小さい」の意味や原因、自分の器を大きくするための習慣などをご紹介します。すぐに心の余裕がなくなってしまう人や周囲にイライラしてしまう癖がある人は、この記事を参考に器を大きくしていきましょう。

「器が小さい」の意味とは

「器が小さい」とは、言いかえると「器量が小さい」という意味です。器量とは「人や物事の上に立つべき才能や徳」のこと。つまり「器が小さい=人格や才能が乏しいこと」といえるでしょう。「度量が小さい」も同様の意味を持ちます。

自分の意に反する出来事が起きたときに、すぐに怒りだしてしまったり、逃げだしてしまったり。器が小さい人は心のキャパシティが狭いため、予想外のシチュエーションではすぐに余裕がなくなり、パニックを起こしがちです。

「人や物事を許す心」が乏しく、小さなことをいつまでも引きずり、ネチネチと相手を責めたてることも。器が小さい人は人間的な魅力が少なく、周囲から人がいなくなってしまうかもしれません。上司や恋人が器が小さいタイプだと、部下やパートナーは居心地が悪いと感じるでしょう。

器が小さい人の特徴は?

ここでは、器が小さい人の特徴をご紹介します。自分を変えるためには、まずは自分を客観視することから。普段の言動を省みながら、改善点がないか探してみましょう。

1.損得勘定で物事を判断する

器が小さい人は、何事においても損得勘定で物事を判断する傾向にあります。誰かが困っていても「助けた結果、自分とって利益があるのか」をまず考えるため、人望がなく卑怯でずるい人という印象を持たれがちです。

損得勘定で物事を判断する人は「悪いイメージを持たれると自分にとって損になる」とはわかっているため、あくまで表面的には善人らしく振るまいます。しかし周囲にはその本心がバレているケースが多く、「あの人は他人を都合がいいように利用するから、あまり関わらないほうがいい」と陰口を言われていることも。

2.小さなことにこだわりすぎる

器が小さい人は、過去の出来事や小さなことにこだわりすぎて未来を見る力が足りません。過ぎさったことをいつまでも引きずり、気持ちを切りかえることが苦手です。何度も過去を思いだしては、落ち込みイライラして周囲に気を使わせます。

礼儀や作法を知らない相手への評価が厳しく、「あいつは先週も俺の挨拶を無視した」「先輩への礼儀がなっていない」などと愚痴を吐くことも。小さなことにこだわることで周りを疲れさせるだけではなく、自分の心の余裕もなくしてしまうのです。

3.思い通りにならないと不機嫌になる

器が小さい人は自分で自分の機嫌を取ることが苦手です。自分の思い通りにならないとすぐに不機嫌になり、周りに八つ当たりをします。常に誰かにご機嫌取りをしてほしいと思っているため、不機嫌になるとあからさまに態度に出してアピールします。

自己中心的な考え方をしており、自分にとって都合のいい人をそばに置きがちです。そのため、自分がコントロールすることができない「絶対的な権力者」の前では弱く、相手が間違っていると思っても反論することができません。結果的にまた不機嫌になり、自分より弱い立場の人に当たります。

4.自慢話が多い

器が小さい人は「自分を大きく見せたい」という願望が強く、自慢話が多い傾向にあります。過去の栄光をいつまでも大切にしていて、同じ自慢話を何度も話すため周囲からは嫌われがちです。友達の成功体験なども「自分のおかげ」と話をすり替え、自己顕示欲を満たそうとします。

自慢話の内容は過去・他人のものが多く、未来・自分の話題が少ないことも特徴です。損得勘定で動くため、成功のためのリスクを取ることを不安に思い、未知への挑戦を行いません。数少ない成功体験を引きずり続けているのです。

5.他人からの評価ばかりを気にする

器が小さい人は「他人からどう見られているか」を気にします。根本的に自分に自信がないため、自分の価値を自分で決めることが苦手です。人からの評価によって自分の価値を決めるため、周囲にいい顔をしようと取りつくろう癖があります。

少しでも「悪口や陰口を言われているかもしれない」と思った途端に臆病になり、相手と距離を置きます。もしくは攻撃的になり「お前たちの評価なんて自分は気にしていない」と言わんばかりに感情をアピールすることも。

6.責任転嫁をする

器が小さい人は、精神的に抱えられるプレッシャーの量が人一倍少ないタイプです。トラブルが起きたときには、心のキャパシティがすぐに限界を迎え、責任転嫁をする癖があります。

「しっかりと責任を負い、筋を通す」という社会人として当然の行為が苦手です。日頃から「できるだけ責任を負わない生き方をしたい」と思っているため、自分が悪くても謝らずに謝らなくていい理由ばかりを探しています。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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