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メンタルが弱い…打たれ弱い…
他人からの悪意のない言葉にすら傷ついてしまったり、自分と周りを比べて勝手に落ち込んでしまったり。メンタルが弱いと、普通に仕事や生活をしているだけでどんどんストレスがたまってしまいます。
メンタルが弱いことによる苦しみは、なかなか周囲に伝えづらいものです。相談をしても「気にしすぎ」「もっと堂々としていればいいのに」と根本的な解決にはならないアドバイスを受け、余計に一人で抱え込んでしまうこともあるでしょう。
今回は、精神的に弱い人を表す言葉である「豆腐メンタル」についてや、メンタルを強くするためのヒントなどをご紹介します。メンタルの弱さは優しさの裏返しです。自分を否定せずに、もっと自分を愛せる方法を探していきましょう。
仕事・恋愛・人間関係でメンタルが病みやすい…
現代は、昔と比べるとメンタルヘルスへの理解が進んでいます。海外のセレブが精神疾患を持っていることを告白したり、会社でメンタルヘルスをケアするための相談窓口が設置されていたり。精神的に疲れてしまったときに頼れる施設も増えました。
しかし、メンタルヘルスケアが充実しているからメンタルが強くなるというわけではありません。私たちは常に一定のストレスを感じながら生きているため、人間関係やライフスタイルによってはすぐにメンタルが病んでしまう人もいるでしょう。
人がそれぞれ持っている「ストレスのキャパシティ」も違います。ある人にとってはささいなストレスでも、別の人にとっては人間不信の原因につながるような大きなストレスになってしまう場合もあるでしょう。
豆腐メンタルとは
精神的に弱い人を表す言葉として「豆腐メンタル」があります。言葉の由来は、子供向けの人気カードゲームアニメに登場するキャラクターを例えたものです。
精神的に弱い場面を何度も描かれた該当キャラクターに対して「まるで豆腐のように柔らかくて脆いメンタルの持ち主」という意味で使われたことから広がったとされています。
実際の豆腐も、お皿に優しく移しかえても欠けてしまうことがありますよね。「ほんのわずかな刺激でもひび割れてしまうような、繊細で脆い精神」を表現するためには、非常にわかりやすい例えではないでしょうか。
言葉が形成された背景はユニークな「豆腐メンタル」ですが、実際に精神的に弱い人にとってはつらく苦しい言葉です。メンタルの弱さをからかわれているような気持ちになり、真剣に悩んでいる人ほどより落ち込んでしまうでしょう。
参考:元ネタ・由来を集めるサイト タネタン「豆腐メンタル / こんにゃくメンタル」
豆腐メンタルを克服したい!
豆腐メンタルを克服するためには、実際にメンタルが強い人が取り入れている習慣や考え方を真似ることが大切です。とはいえ、メンタルが弱い人にとっては「普通の人が簡単にできること」も難しい場合があります。
困難なチャレンジをして心が折れてしまっては、今以上にメンタルが落ち込んでしまう可能性があるでしょう。まずは無理をせずに、今までの考え方にプラスして新しい考え方も取り入れることから始めてください。
メンタルが強くても弱くても、あなたはあなたです。この世界に同じ人は一人もいないように、自分にしかない持ち味があります。メンタルを強くする過程で、個性をつぶす必要はありません。ありのままの自分を愛するための考え方を一緒に見つけていきましょう。
心の弱さを克服して、メンタルを強くする方法
ここでは、メンタルを強くする方法を8つご紹介します。精神的に強くなるために別人のようになる必要はありません。自分の魅力や個性を残したままで、新しい価値観を取り入れることが大切です。少しずつ無理のない範囲で、新しい自分を見つけてくださいね。
1.人の意見を受け流す力を身につける
メンタルを強くするためには、人の意見を受け流す力を身につけましょう。多くの人の意見を聞いて反省・改善をすることは大切ですが、ネガティブな意見を受け取りすぎて落ち込んでしまっては本末転倒です。また、ネガティブな意見を受け止められるキャパシティは人によって違います。
周りの声に耳を傾けつつも、あくまで参考程度に留めることが大切です。優しい人ほど多くの意見を同時に採用したがる傾向にありますが、コミュニティの人数が多いほど、すべての意見を完璧に通すのは無理であると割りきりましょう。
2.決まっていないことや起きていないことは考えない
メンタルが弱い人には、人一倍心配性なタイプが多い傾向です。慎重であることは素敵な個性ですが、まだ決まっていないことや起きていないことまで考えすぎないように心がけてください。過去と他人は変えられませんが、自分と未来を変えることは可能です。
見えない未来を恐れるよりも、より理想的な未来を作るための行動を起こしましょう。まずは今ある情報を分析し、将来へ役立てるためのデータとして活用するべきです。悪い想像はどんどん膨らみやすいため、意識的に想像するのをやめる能力も重要です。
3.ネガティブな感情に襲われたときは、とにかく行動する
物事を前向きに考えようと意識していても、ふとした瞬間にネガティブな感情に襲われてしまうときがあるでしょう。不安や悲しみを感じたときは一旦考えることをやめ、とにかく行動をすることが大切です。
メンタルが弱い人は、一度悪い考えを持つと最悪のパターンを想像してしまいがちです。立ちどまったまま不安におびえるよりも、まずは行動を起こして今の状況に変化を与えることを心がけましょう。歩みつづけていると、いつの間にかネガティブな感情がどこかに行ってくれるケースも多いものです。