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すぐにイライラしてしまう性格を直したい…
あなたの周りに、「どんな状況でも常に穏やかで、冷静に周りを見ている人」はいませんか。イレギュラーなことが起きても慌てずにしっかりと対応できる人は周囲にも安心感を与えてくれて、「この人がいれば大丈夫」と思わせてくれます。
自分も常に穏やかでありたいと思っても、つい慌ててしまったり、小さなことでイライラしてしまったり。性格は簡単に変えらえるものではないため、穏やかな人をまねようとしてもなかなかうまくいかないことがあるでしょう。
今回は、穏やかな人の特徴や心を穏やかにするためのヒントなどをご紹介します。心を落ちつかせるコツを掴み、自分ならではの個性はそのままに、穏やかさという新しい魅力を手に入れましょう。
穏やかな人に共通する5つの特徴とは
穏やかな人は大きく2種類に分けられます。生まれたときから性格が穏やかだった人と、心を穏やかにする方法を後から身につけた人です。イライラしそうな自分を上手にコントロールすることは、社会人としても重要なスキルだといえるでしょう。
ここでは、穏やかな人に共通する特徴を5つご紹介します。まずは「穏やか」とはどのような状態なのかを学び、なりたい自分に近づいていきましょう。身近な人物を目標にして考え方や習慣をまねることも大切です。
1.感情的にならない
穏やかな人は、めったなことでは感情的になりません。常に理性を持っていて、感情に支配されることなく仕事をしたりコミュニケーションを取ったりできます。人によっては、元から喜怒哀楽の感情が乏しいタイプもいるでしょう。
ネガティブな感情に襲われそうになっても、すぐに冷静になる術を持っています。仕事とプライベートをしっかり分けているタイプが多く、プライベートで嫌なことがあっても公私混同せずに割りきって働けます。
2.物事を客観的に見られる
物事を客観的に見られる人は、状況を分析する能力にも長けているため、心を穏やかに保ちやすいでしょう。目の前の物事しか見えていないと、目先の感情に心を奪われがちです。しかし全体を見る能力を持っていると、自分の感情すらも客観的に捉えることが可能なのです。
「なぜ自分はイライラしているのか」「なぜ相手はこのような言葉を使ったのか」などを冷静に考えられるため、一歩引いた視点から状況を観察・分析できます。表面的な事象に捉われず、本質を考えて行動できるタイプといえます。
3.心や時間に余裕がある
穏やかでいるためには、心や時間に余裕が必要です。たとえば病気を抱えながら貯金もなく、毎日残業で寝る暇もないような生活をしている人はなかなか穏やかではいられません。心や時間、金銭、健康などさまざまな面で余裕がある人こそが心穏やかでいられるのです。
特に心と時間は穏やかさのためには重要な要素です。精神的な余裕は周囲への配慮を生み、時間の余裕はプライベートの時間を作り心の穏やかさにもつながります。心や時間に余裕がない人は、つねに焦りがちで周囲への気遣いも欠ける傾向にあります。
4.物腰が柔らかい
心が穏やかな人は物腰が柔らかく、コミュニケーション能力に長けている人が多いものです。「物腰が柔らかい」とは「柔らかな雰囲気を持ち、穏やかなコミュニケーションが取れる」という意味であるため、まさに心が穏やかな人の特徴といえます。
物腰が柔らかい人は相手への思いやりを持っているため、一緒にいると心が落ちつきます。どこかおっとりしているような印象も受け、話しているだけで心が癒されることも。謙虚さを持ちあわせているため、相手を敬う気持ちも忘れません。
5.争いごとを好まない
穏やかな人は争いごとを好まず、平和であることを望みます。そのためコミュニティ内でトラブルが発生したら、大ごとになる前に先手を打ってフォローやケアを行う傾向にあります。どちらかだけの味方にはならず、お互いをつなぐための橋渡し役になることが多いでしょう。
誰かが仲間外れになることや悪口・陰口も好まず、ネガティブな雰囲気のコミュニティには最初から近づきません。疎外感を抱いていそうな人にも積極的に話しかけ、輪に入れるように優しく後押しをしてあげるタイプです。
穏やかな人の特徴から、自分の行動を振りかえろう
イライラしているときには、つい周囲に冷たく当たってしまいがちです。口から出る言葉もキツくなったり、気づかぬうちに相手に気を使わせてしまったり。自分のためにも周りのためにも、いつも心を穏やかに保ちたいものですよね。
とはいえ「今日から穏やかになろう」と思っても、考え方や習慣を変えないままではなかなか継続できません。実際に穏やかな人の特徴を学びながら自分の行動を振りかえり、具体的な改善へとつなげていきましょう。