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目的のない人生から抜けだしたい…
人生に目的を持って生きている人は、自分に自信を持って真っ直ぐに人生を歩んでいるように見えます。目的を持たずになんとなく生きていると、自分と周囲を比べて落ち込んでしまうこともあるでしょう。
とはいえ、人生の目的は持とうと思って簡単に持てるものではありません。思いつきだけで目標を定めても、すぐに挫けてしまったり目標自体を忘れてしまったり。目標を正しく人生に組み込むためには、今とは違う新しい考え方を取り入れる必要があります。
今回は、人生を目的を持って生きるためのヒントをご紹介します。人生の目的は他人から教わるものではなく、自分の意思で見つけるものです。新しい価値観や視野を身につけ、他人の評価に惑わされない「自分ならではの幸福」を見つけていきましょう。
人生の目的とは?
人生の目的は、当然ながら人によってさまざまです。地位や名声が欲しい人・世の中を変えたいと大きな野望を持つ人・平凡でも幸せな家庭を築きたい人……。十人十色の目的を持つ中で、すべての人に共通しているのは「誰にでも必ず、最終的には死が訪れること」です。
つまり人生の目的とは、寿命という時間制限がある中で、どれだけ満足感・充実感を得られるかという意味でもあるのです。
人生の目的は、最終的には個人の感情に依存します。例えば「人生の目的は愛する人と幸せに暮らすことだ」と言う人がどんなに富や名声を築いても、信頼できるパートナーや友人が周りに一人もいなければ、目的を達成したとはいえません。
つまり人生の目的を決めるにあたっては、自分が何を望んでいるのかをしっかりと理解する必要があります。一般的に成功者と呼ばれる人が所持しているものを欲しがるのではなく、ありのままの自分の心と向きあった上で目的を設定することが幸福へとつながるでしょう。
人生の目的を失ったときに思いだしてほしい3つのこと
たとえば、一生をともに過ごすと決めていたパートナーと別れたときや仕事・事業で大きな失敗を犯したとき、目標としていた成果や実績を手に入れてしまったとき。人生の目的を失うきっかけは人それぞれであり、失った後はすぐに気持ちは切りかえられずに無気力になってしまいがちです。
ここでは、人生の目的を失ったときに思いだしてほしいことを3つご紹介します。ネガティブな感情に支配されているときは、何を考えても悪い想像が広がってしまうもの。ときには肩の荷を下ろし、一息つきながら周りを見わたしてみましょう。
1.人生は目的を持つことだけがすべてじゃない
目的のある人生を送っている人は、周囲から一目置かれたり尊敬をされたりする傾向にあります。実際に目的を持って真っすぐ努力をしている人の人生は、キラキラと輝いて見えますよね。しかし、人生は目的を持つことだけがすべてではありません。
人を傷つけないように親切に接し、真面目に誠実に仕事をして、近くの幸せを大事にしながら生きている人の人生を、誰が否定できるでしょうか。この世に生きる人すべての人生は等しく尊いものであり、上下の差はありません。
あなたが今ここで生きている、ただそれだけで奇跡のような出来事なのです。無理に目的を持つ必要はありません。また、目的を探すための人生も素晴らしいものです。
2.目的や成功より、幸せを求めよう
人生は無数の判断の連続といえます。人生における目的は、あらゆる選択肢を迷いなく選ぶための指針になるでしょう。しかし、目的がないからといって幸福な人生が歩めないわけではありません。なぜなら幸福の形は人それぞれ違うからです。
目的を持って生きる人も、それが自身の幸福につながるからこそです。目的を持たずに幸福の形を見つけられる人にとっては、特別に必要ではありません。自分にとっての幸せの形は何かを考え、目的に縛られる日々から離れることも大切です。
3.周りの人に頼って、悩みを聞いてもらおう
人生の目的を見うしない苦しんでいる人は、周りの人を頼る選択肢も考えましょう。周囲に助けを求める行為は、人によっては強いストレスを感じるもの。プライドが邪魔をして素直になれないこともあるでしょう。
しかし、悩みや本音を外に出すことはメンタルケアにとって非常に重要な要素です。ストレスを内側にためずに言葉にして解放することで、自分が何に悩んでいるのかに改めて気づける場合もあります。一人で抱えこまず、信頼できる相手に心のうちをシェアをしてみてはいかがでしょうか。