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会社辞めたい…仕事がつらい…
私たちの人生の大部分は仕事とともにありますが、すべての人が自分の仕事にやりがいを持って働いているわけではありません。好きな仕事であってもときには理不尽さを感じ、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
長い人生、「会社を辞めたい」と思うのは不思議なことではありません。逃避願望は、ストレス回避のための自己防衛手段です。ストレスを感じるほどに原因から離れたいと思うのは、人間として自然な感情といえます。
今回は、会社を辞めたいと思う理由や対処法などをご紹介します。健康や未来のために本当に会社を辞めるべきか、それとも一時の感情で辞めるのを踏みとどまるべきか。本音や体調と向き合いながら、後悔のない選択をしていきましょう。
会社を辞めたいと思う主な理由
会社を辞めたいと思う原因は人それぞれです。もともと仕事自体が好きではないという人もいれば、最初はあったやりがいがどんどん失われてしまったという人もいるでしょう。大切なのは、周囲の意見ではなく自分の本心と向き合うことです。
ここでは、会社を辞めたいと思う主な理由を6つご紹介します。仕事におけるどの部分にストレスを感じるかは、人によって違います。まずは先入観を捨て、自分が何にストレスを感じているのかを理解・分析してみましょう。
1.人間関係に問題を抱えている
人間関係に問題を抱えている人は、会社を辞めたいと考えがちです。「会社は仕事をしに行く場所だから、人間関係が悪かろうと関係ない」と割りきれればいいのですが、コミュニティの雰囲気がいいに越したことはありません。
特に嫌がらせやハラスメントを受けている場合、会社に行くこと自体が大きなストレスになることも。会社に働きに行っているだけなのに、まるで人格を否定されているような気持ちになってしまいます。会社を辞め、新しいコミュニティで人間関係をやり直したいと思うのも無理はありません。
2.残業や休日出勤が多い
残業や休日出勤が多いと、プライベートの時間が取れずに心身が疲れはててしまいます。忙しさはときにモチベーションにもなりますが、普段から会社中心の生活が当たり前になってしまうと、ストレスがたまってやる気も下がり気味に。
心身のリフレッシュの時間が取れないと、前日・前週の疲れを引きずったまま働くことになります。積み重なったストレスは集中力や判断力を下げ、ミスを誘発します。自己嫌悪に陥り、ますますネガティブな思考パターンになってしまうでしょう。
3.給与が仕事に見合わない
仕事の目的は、主に労働に対する報酬です。どんなにやりがいがある仕事でも、ボランティアでは継続ができません。労働に見合う対等な給与があるからこそ仕事へのモチベーションが生まれ、継続の力となるのです。
給与が仕事に見合っていないと感じている人は、仕事を辞めたいと思いがちです。特に同業他社との給与と比較して「自分の会社のほうが低い」「福利厚生が整っていない」と感じると、今の会社への情が下がり転職願望が湧きあがります。
4.頑張りを評価してもらえない
企業によっては、結果のみを重要視する方針もあれば、仕事へのやる気や結果への過程も汲みとって評価する方針もあります。給与を貰って会社に貢献する者としては、もちろん結果が第一です。結果をまったく出せない人への評価が上がらないのは、当然のことといえます。
しかし、頑張りや努力を一切評価してもらえない場合はモチベーションが下がってしまうものです。「結果を出さないといけないのはわかっているけれど……」と悔しい気持ちが生まれ、目に見えない努力を評価してほしいと望んでしまいます。
5.仕事内容が合わない
自分の得意分野や好きな作業と、実際の作業内容が合わない場合は、仕事へのモチベーションが上がらずに辞めたい願望が強まります。たとえば接客や販売などの人と関わる仕事が好きなのに、一日中誰とも話さないような事務作業のみをしていると「もっと自分の強みや好きを活かしたい」と思うでしょう。
不得意な仕事をしていると、隣の芝生が青く見えるものです。SNSで自分らしくスキルを活かして働いている友達の姿を見ると、今の自分と比べてみじめな気持ちに。「自分の人生は本当にこのままでいいのか」と焦燥感を抱きがちです。
6.会社の雰囲気が合わない
会社は、人によっては起きている時間の半分以上を過ごす場所です。会社の雰囲気が自分と合わない場合、居心地の悪さを感じてストレスの原因になります。たとえば、穏やかにマイペースに働きたい人にとっては、熱血感の溢れる体育会系の会社は、肌に合わないと感じるでしょう。
会社にいる間だけ心を殺して働こうとしても、自分の本音や性質は隠せないものです。自分らしさと会社の雰囲気のギャップは日々大きくなり、「もっとありのままの自分で働ける会社に転職したい」と思うようになります。