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自信を失ってつらい…無気力状態から回復できない…
自分の生きる意味がわからなくなったときや努力を否定されてしまったとき、人は自信を失い、自分の価値がわからなくなってしまいます。自信を失うと無気力状態となってしまい、「何をやってもだめだ」と悲観的な考えを持ってしまうものです。
しかし、幸福な人生のために必要な要素は落ち込まないことではありません。ネガティブな状態をどのように回復させて次に活かしていくかが重要です。
今回は、自信喪失の意味や原因、対処法をご紹介します。悲しい出来事を経験した人は、今を乗りこえることで前よりも人に優しくできます。自分のペースを尊重しながら、新しい自分との出会いにつなげていきましょう。
自信喪失の意味とは
自信とは、自分の価値や能力を信じることであり、自分を信頼する心のこと。喪失とは、所持しているものを失ってしまうことです。つまり自信喪失とは、自己価値を見失い自分を信じられなくなっている状態を指します。
自分の非力さを感じていて、「自分の力では現状を変えることができない」「自分なんかが努力をしても結果を出すことはできない」などの後ろ向きな考えにとらわれてしまっています。最初から自信がないわけではなく、もともとは持っていた自信をなくした状態です。
自信喪失に至るまでには何かしらの原因があります。原因を解決することで自信を取り戻せるかもしれませんが、再びポジティブな思考を手に入れるには長い時間がかかってしまうこともあるでしょう。
参考:コトバンク「自信」
参考:コトバンク「喪失」
参考:weblio類語辞典「自信喪失の類語・言い換え・同義語」
自信を失う原因は?
ここでは、自信を失う原因として挙げられるものを3つご紹介します。失ってしまった自信を回復させるためには、原因と向き合うことが大切です。自分にとって無理のない範囲で、心の傷になってしまった出来事を振り返ってみましょう。
1.自分よりも能力が高い人を見た
自分よりも能力やスキルが高い人を見たときには、自信を失ってしまいがちです。特に、今まで一生懸命努力をして積み上げてきた能力に自信を持っていた人は、さらなる上の存在が現れることで自分の未熟さを実感して挫折感を抱きやすい傾向にあります。
「自分は井の中の蛙だったのだ」と気づき、コンプレックスや悔しさ、恥ずかしさで自分を否定してしまいます。努力をしてきた過去や今の能力が否定されたわけではないのにもかかわらず、相手と比べることで「自分はダメだ」と感じて自信を喪失してしまうでしょう。
2.努力が報われなかった
今までの努力が報われなかったと感じると、自信を喪失する傾向にあります。ゴールの決められていないマラソンを走るのがつらいように、目的や目標がなければ努力の継続は困難です。努力のゴール地点として「報われる」を目指している人も多いでしょう。
継続してきた努力が評価されなかったり無駄になったりした場合、「今までがんばってきた時間は何だったんだ」という気持ちになり、自分の価値を見失ってしまいます。努力を積み上げてきたという自負がガラガラと崩れ去り、「自分には何もない」と思い込んでしまうのです。
3.理想が高すぎる
理想を高く持って日々邁進するのは素敵なことです。しかし、理想の自分が現実と離れすぎているとギャップを感じる機会が多くなり、自信喪失のきっかけになるでしょう。どんなにがんばっても理想の自分に届かず、現状を否定しがちになります。
たとえすぐに結果が出なくても、今がんばっている自分を褒めてあげることでモチベーションは維持できるはずです。理想が高い人は、できているか・できていないかのみで価値を測る傾向にあるため、理想に届いていない現在の自分の努力をすべて否定してしまうのです。