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気持ちが沈むときに試したい5つの対処法
ここでは、気分が沈んだときの対処法を5つご紹介します。気持ちが落ち込んでしまうこと自体は、決して悪いことではありません。原因を分析した上で、焦らずに最善の方法を探していきましょう。
1.「落ち込んではいけない」と思わない
心が沈んでいるときに「落ち込んではいけない」と思う必要はありません。嬉しいことがあれば気持ちが高まるように、つらいことがあれば落ち込んでしまうのは当然のことです。
「落ち込まないようにしないと」「周りに迷惑をかけてしまう」などと思い詰めるとストレスの原因となり、さらなる精神不安定を引き起こします。まずはネガティブな状態の自分を受け入れ、肯定してあげましょう。
2.信頼できる相手に相談をする
考え方がネガティブになっているときには、信頼できる相手に相談することをおすすめします。ストレスや不安をなるべく言葉にして伝えることで、自分の心の整理にもなります。
もし解決には至らなくても、感情をシェアできるだけでも心が軽くなるでしょう。またアドバイスに耳を傾けることで、今までにはなかった視点からの解決方法が見つかるかもしれません。
3.落ち込んでいる原因を理解する
気持ちが落ち込んでしまったときには、落ち込む原因を理解することが大切です。理由もなく落ち込んでいる時間はつらく、解決しようにも何から手を付けたらいいかわかりません。
落ち込み始めた時期はいつからなのか、何がきっかけで落ち込んでいるのかなどを思い出し、分析してみましょう。もしも理由がわからないままひどい落ち込みが続く場合は、心療内科で症状を相談してみてくださいね。
4.ストレスの原因から離れてリフレッシュする
気持ちが落ち込む原因に心当たりがある人は、ストレス源から距離を取ってみましょう。たとえば職場の人間関係に悩んでいる人は普段関わるグループを変えたり、チームの移動ができないか上司に相談したりといった対策が挙げられます。
可能であればまとまった休日を設け、心身ともにゆっくりとリフレッシュしましょう。ありのままの自分と向き合う時間を過ごすことで、心のペースを取り戻せます。
温泉やマッサージなど、心だけではなく体も休まる時間の使い方を心がけてください。普段の日常を忘れられるような場所に旅行に行くのもおすすめです。
5.追いつめられる前に精神科・心療内科を受診する
休みを取っても一日中落ち込んでしまったり、ふとした瞬間に涙が出てきてしまったりする場合は、できる限り早く精神科や心療内科を受診することをおすすめします。
傷つきやすい人の中には真面目な人や心優しい人が多いため、「自分が休んだら周りに迷惑をかけてしまう」と心配に思うかもしれません。しかし、何より大切にするべきは自分自身の体と心です。無理を続けると今よりも長期の休暇が必要になり、周囲への負担がさらに増える可能性もあるでしょう。
心療内科や精神科にマイナスなイメージを持たず「心のメンテナンス」だと思って足を運んでください。症状や気持ちの伝え方次第で、投薬を控えた治療法を提案してもらえる可能性もあります。
気分が上がらないときはありのままの感情を肯定しよう
今回は、気持ちが落ち込んでいるときの理由や対処法などをご紹介しました。
ネガティブな思考パターンになっているときは、視野が狭くなっているものです。ときには周りからのアドバイスに耳を傾け、客観的な視点を取り入れることも大切です。
気分が上がらないときには、無理をせずに、自分の中で生まれたありのままの感情を肯定してあげましょう。つらいときは「つらい」と思ってもいいのです。今の自分を受け入れることこそが、快方への一歩目だといえるでしょう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。