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何もかも嫌になって、自暴自棄になってしまう…
何をしてもうまくいかない、全部投げ出してしまいたい……。と感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。日常生活の中で、物事が思うように進まないこともあるものです。
努力が報われなかったときや人から裏切られた経験をきっかけに「もうどうでもいい」と自暴自棄になってしまう人がいます。自暴自棄になると、暴飲暴食したり、お金を無駄使いしたりする傾向にあります。
しかし自暴自棄な行動は一時的な感情から起こるものであるため、後から自分の行動に後悔する人も少なくありません。
本記事では、自暴自棄になる原因や自暴自棄になったときに避けてほしい行動、抜け出す方法についてご紹介します。自暴自棄になりやすい人の特徴についても解説しているので、自暴自棄になったときやなりそうなときの対処法を一緒にみていきましょう。
自暴自棄になるの意味とは
自暴自棄とは、「やけになって投げやりになってしまうこと」を指す言葉です。自暴は自分を大切にしないこと、自棄は自分自身を見捨てることを意味します。
自暴自棄になるとは、自分自身を大切にせず希望を持てずにいる状態ともいえます。
すべてがどうでもよくなってしまう原因
誰しもが、何かの出来事をきっかけに「全部どうでもいい」と自暴自棄になる可能性があるもの。自暴自棄になる原因には、つらい失恋や信頼していた人からの裏切り、過剰にストレスを抱えている状態などが挙げられます。
全部を投げ出してしまいたいと感じているときには、まず原因に目を向けてみましょう。
「もうどうでもいい」と思うようになったきっかけを見つけ、自暴自棄な状態から抜け出す方法を一緒に探していきましょう。
1.がんばっても報われないと感じた
仕事や勉強で精一杯努力をしたにもかかわらず報われない経験をしたことで、自暴自棄になる場合があります。目標に向けて日々努力を積み重ねてきたのに周囲から評価されない、目標に達することができないといった状況は虚しさを感じやすいです。
報われなかった経験から「自分は頑張っても無駄な人間だ」と感じる人も中にはいるでしょう。結果だけに目を向けると成果の有無だけが気になってしまうものですが、努力をしてきたことで自分自身が成長している部分や、知見が広がった部分もあるはずです。
頑張った日々の中で、得られたものや成長した点を今一度思い出してみてくださいね。どんなにささいなことでも、努力する前と今のあなたとでは変化を見つけられると思います。
2.つらい失恋をしてしまった
長く付き合っていた交際相手との別れや婚約破棄など、失恋で大きな傷ができることで「この先どうなったっていい」と自暴自棄になる人も少なくありません。
相手のことを大切に想っていたからこそ、失恋による心身のダメージは大きいものです。失恋によって自暴自棄になると暴飲暴食をしたり、誰でもいいから付き合おうとしたりする傾向にあります。
つらい気持ちは一人で抱えずに、友人や家族に話してみる、新しい趣味を始めてみるなどしながら、少しずつ失恋によるつらい気持ちを和らげてみてくださいね。
3.信頼をしている相手から裏切られた
職場で信頼していた人や親しい友人など、信頼していた相手からの裏切りによって自暴自棄になることがあります。信頼をしている人から裏切られた経験は、自信や将来への希望を失う原因にもなります。
自信を失うと「どうせ自分なんて」と自分を否定的に捉えやすくなり、やけくそな行動を起こしやすくなるでしょう。将来への希望が持てなくなると、この先の自分の成功体験をイメージしづらく、「何をしても失敗する」「どうせうまくいかない」とネガティブ思考に陥り自暴自棄になるともいえます。
4.自分が必要ない存在だと感じた
自分がいてもいなくても変わらないと感じてしまうことも、自暴自棄になる原因のひとつです。例えば、責任を持って担当していた仕事のメンバーから外されたり、家族や恋人とコミュニケーションが不足している日々が続いたりすると、自分が存在している意味に疑問を感じる人もいるでしょう。
自暴自棄になると一層視野が狭くなり、自分なんて必要ないと強く感じてしまうものです。周囲の人からの評価だけでなく、自分自身で自己評価をする、1日で自分が達成できたことを見つけてみるなどの工夫も大切です。
5.ストレスが限界までたまっている
自暴自棄になる原因として、ストレスを抱え込んで限界までたまっていることも挙げられます。ストレスが限界までたまりやすい人は、自分の意見を我慢して言えなかったり、感情を押し殺していたりします。
ストレスをためず適度に発散することは、自暴自棄になることを避けるための方法のひとつです。