4.「失敗は経験」と捉える

「失敗は経験」と捉えられると、今までうまくいかなかったことにも意味が生まれます。失敗でつらいのは努力が無駄になり報われないことです。意味を与えることで失敗は成功への布石となり、決して無駄にはならずに自分の知識になってくれるでしょう。

どんなに幸せそうな人でも成功者に見える人でも、過去には失敗していることが少なからずあります。1度も失敗をせずに完璧に正解だけを選べる人はいません。失敗をしているということは財産であり、何も挑戦していない人よりもずっとリードできているのです。

5.コントロールできないことに執着しない

人生をスムーズに進めるためには、自分がコントロールできないことへの執着を捨てましょう。たとえば、他人の行動や気持ちを完璧にコントロールすることはできません。他人を変えるよりも、自分を変えるほうが手っ取り早く確実です。

またコントールできないことに執着をしていると、努力が徒労となりやすく精神的にも疲れてしまいます。費やしてきた時間が無駄になると虚しさを感じ、悲観的な気持ちになりがちです。自分の努力や行動次第で変えることができるものだけに意識を向けましょう。

6.リフレーミングを意識する

リフレーミングを意識することで、物事をポジティブに解釈できるようになります。リフレーミングとは「物事を見る視点を変えて、前向きに捉えられる状態になること」を指します。ポジティブ思考になれると、失敗すらも自己成長の材料として受け入れられるでしょう。

リフレーミングは、主に以下の2種類です。

  • 状況のリフレーミング:現在の状況をプラスに捉える。
  • 内容のリフレーミング:起きた出来事や結果をプラスに捉える。

意識的にリフレーミングを取り入れることで、すべての物事にプラスの意味を与えることが可能です。好ましくない状況下でもポジティブな捉え方ができるため、どのような情報も自己成長・自己評価のための材料として活用することができるのです。

参考:SURVEY「『リフレーミング』を活用し、出来事をプラスに変換して捉える方法」

7.人に相談する

悩みや精神的疲労を抱えているときには、人に相談することで気持ちの整理ができます。求めていた答えが返ってこなくても、言葉にして相手に伝えることで悩みの本質に気付ける場合もあるでしょう。また、ネガティブな感情を信頼できる人にシェアするだけで気分転換にもなり、視野が広がります。

長い人生の中で、何をしてもうまくいかない時期は誰にでもあるものです。周囲の人たちが不調な時期をどのように乗りこえたのかを聞くことで、自分の行動のヒントにもなるでしょう。

8.新しいことにチャレンジしてみる

「何をしてもうまくいかない」と悩んでいるときこそ、今までとはまったく違うチャレンジをするチャンスかもしれません。立ち止まって自分を振り返る時間は大切ですが、ネガティブな気持ちにはどんどん見切りを付けるフットワークの軽さも、精神の安定には重要です。

休憩時間と活動時間のバランスは、人によって違います。行動をしているほうが自己肯定感が上がると感じている人は、失敗や挫折を引きずらずに挑戦を続けましょう。絶えずチャレンジを続けることで、相性のいい作業やコミュニティに巡り会える確率も高まります。

何もうまくいかないときにしてはいけないNG行動

「何をしてもうまくいかないときには行動を変えるべき」とはわかっていても、「今までの努力を無駄にしたくない」という気持ちが大きくなることがあります。行動を変えても努力した結果がなくなるわけではありませんが、環境の変化はストレスを伴うものです。

「余計なストレスを感じずに報われたい」と思うのは自然なこと。しかし、今までのやり方を続けることを選んだ人でも「この習慣だけは変えるべき」という行動があります。ここでは、何もうまくいかないときにしてはいけないNG行動を3つご紹介します。

1.自分を責める

普段から自分を責める癖がある人は、何をやってもうまくいかないときに大きなストレスを感じる事態に。あらゆるネガティブな結果を自分の責任にしては心が持ちません。一つ二つであれば改善点を考える余地はありますが、数が多くなると精神的な余裕がなくなってしまいます。

うまくいかないことが重なったときこそ「タイミングが悪い」「今はがんばるときではない」と割り切り、自分を追いつめることをやめましょう。ひとつの事象にはさまざまな要因が絡んでいるため、決して自分1人の責任ではありません。

2.必要以上にがんばりすぎる

何をしてもうまくいかないときこそ、普段よりもがんばって状況を良くしようと努めがちです。しかし、闇雲にがんばっても心身ともに体力を持っていかれるだけです。改善のための計画的な努力は必要ですが、プライベートの時間を切り詰めてまで追い詰める必要はありません。

うまくいかないときこそ、心の余裕を取り戻すために自分の時間を大事にするべきです。プライベートの時間が充実していると心にメリハリが生まれます。上手に休みを活用しながら、自分のペースを乱さないように心がけてください。

3.1人で抱え込む

悩みや不安は、1人で抱え込むほどつらくなっていきます。特に何をしてもうまくいかないときは悩みの数も増え、小さなストレスなら1人で乗り越えられる人も精神的にキャパオーバーになりがちです。

定期的にストレスを外に出すために、信頼できる人に相談をしてください。うまくいかないことが多いときには「早く問題を解決しよう」と行き急いでしまいがちですが、一つひとつ確実に乗りこえるためにも心強い味方がいると安心です。また、当事者ではないからこその客観的な助言ももらえるでしょう。

METLOZAPP

METLOZAPP

フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

関連記事

特集記事

TOP