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自分の本音や夢がわからなくなってしまったら
幼い頃は、誰しも胸に抱いていた夢があったでしょう。しかし成長するにつれて現実を見るようになり、いつしか子ども時代の夢は消えさってしまうものです。しかし、夢や目標を現実的な内容に設定すること自体は決して悪いことではありません。
大切なのは、自分の人生における納得感です。あらゆる選択、ときには妥協案に納得さえできていれば、モヤモヤを抱えることはありません。しかし人生は長いもの、後悔や心残りがまったくない生き方は難しいでしょう。
もしも今までの人生の選択に納得ができておらず、自由に使える時間やお金を捻出できるのであれば、今からでも自分探しをしてみてはいかがでしょうか。納得感のある人生は、葛藤や迷いを抜けた先にこそあるのです。
自分探しをするときの注意点
ここでは、自分探しをするときの注意点をご紹介します。自分探しは、人生の歩み方を見つける作業でもあります。ときにはリスクを伴い、さらなる後悔を引きおこす原因になることも。注意すべきポイントを知り、効率のいい自分探しを行ってくださいね。
1.現在の課題がおろそかになる可能性がある
自分探しでは、今までの自分とは違う自分を探します。新たな課題や目標を見つけられる手段ではありますが、現在抱えている課題や克服すべき目標を投げだすことにもつながる行為です。
現在の課題を「無理に超える必要がないハードルだ」と冷静に判断できていれば問題ありませんが、場合によっては課題解決から目を背けることで自己成長のチャンスを逃してしまうことも。自分探しは本当に今やらなくてはいけないのかを、改めて自分に問うべきだといえます。
2.今よりも自分がわからなくなる可能性がある
自分探しをしたからといって、納得できる新しい自分が見つかる確証はありません。人によっては「自分探しをしたら、今までよりも自分自身のことがわからなくなってしまった」と悩んでしまう場合もあるでしょう。
自分探しの中で経験が増えたりスキルが磨かれたりしても、人生の選択肢が増えた分だけ余計に選べなくなってしまうことも。選択肢の増加自体は悪いことではありませんが、必ずしも答えらしい答えが見つかるとは限らないと覚えておきましょう。
3.自分探しを終えるタイミングを決める
自分探しは、基本的にゴールがない行為です。自分の心や生きがいという目に見えないものを探すため、期限を決めなければいつまでもおわりません。自分探しをするときには、終えるタイミングを決めておきましょう。
例えば「〇月までにやりたいことが見つからなかったら△△の業界に就職する」「貯金が〇〇万円を切ったらやめる」などのように、事前にルールを決めて行うことが大切です。
4.楽しいだけの時間を過ごしては意味がない
自分の探し方は自由です。今まで行きたかった場所に行ったり、興味があった職種で働いたりすることで自分が見つかる場合もあるでしょう。しかし、楽しい方法ばかりを選択していても本当の自分は見つかりません。
苦難やトラブルがあるからこそ、自分の本質と向きあうきっかけになるのです。ポジティブな判断力は大切ですが、楽な方ばかりを選ばないように心がけてください。自己成長につながる・新しい自分に出会える選択肢は何かを優先して考えましょう。
本当の自分を見つける5つの方法
本当の自分がどこで見つかるのかは、誰にもわかりません。行動をした結果「100%自分が見つかる」とは限りませんが、見つけるためには必ず行動が必要です。
ここでは、本当の自分を見つけるための方法を5つご紹介します。もしも上手に自分が見つからなかったとしても、納得をした上での妥協のない行動を取れば、経験は無駄にはならず、未来を切りひらく力となるでしょう。
1.知り合いがいない場所に行ってみる
自分探しでは、知り合いがいない場所を選択するように心がけてください。なぜなら知り合いがいることで、今までの自分を無意識に演じてしまう可能性があるためです。新しい自分を探す旅路の中に、過去の関係性はいりません。
困ったときに相談ができる友達がいることは心強いかもしれませんが、実際に所属するコミュニティは初対面の人しかいない場所にしましょう。先入観を持たずに接してくれる相手だからこそ、未知なる自分を発見できるのです。
2.まずは目の前の課題に本気を出す
現在抱えている課題がある場合は、自分探しをする前に解決をすることをおすすめします。乗りこえるべきハードルがある状態で自分探しをしても、今の自分以上の魅力を得られる可能性は低いでしょう。
自分探しでしっかりと自分を見つけられる人は、未来を自分の手で切りひらく力があるものです。目の前の課題や問題から逃げださずに、本気で取り組んでみましょう。ただし、努力をした上で納得感のある諦めの場合は、逃げではありません。