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朝から体が重い?だるい?
ぐっすりと眠り、気持ちのよい朝を迎えて1日を元気にスタートしたい。それなのに、体はなんだか重くてだるい、そんな毎日が続いていませんか。
積み上がったタスクをサクサク消化してスッキリしたいのに、体にだるさが残ってどうしても動けない。そんな本人にしかわからない状態は、つらいものです。
体のだるさはどこからくるのでしょうか。疲れやすい、体が重いと悩んでいるなら、まずは体のだるさの原因を知ることが大切です。日常の中で手軽に始められる改善方法も合わせて紹介します。
すぐ疲れることには、必ず原因がある!
なんとなく体が重く、だるさが残る状態は、誰もが一度は経験しているものです。
だるさは、体が「休みたい」と危険信号を出している状態といわれています。
例えば、風邪を引くと、全身がだるくなる状態を思い浮かべてみてください。体には、体調をを常に一定の状態に保とうとする働きがあります。その状態が維持できなくなると、だるいという症状が現れるのです。
体は、だるさのほかにも発熱や痛みといった症状で危険信号を発します。このように、体に異変を感じる時には必ず原因があるのです。体からの危険信号をキャッチし、原因を探ってみましょう。日常生活のちょっとした行動が、体のだるさにつながっているかもしれません。
体が重い・だるい時に考えられる原因とは?
体が熱っぽい、常に頭痛がする、そんな体の異変に必要なのは十分な休息です。しっかりと休息を取れば、私たちの体は回復に向かいます。
だるさの原因は大きく分けて2種類あります。家事やスポーツなど肉体的な疲れからくるだるさは、休養を取れば短期間で回復します。しかし、ストレスなどから生じる精神的な原因が引き起こすだるさは、問題の根源を見極めて取り除く必要があるため、より複雑になります。
参考:サントリーウエルネス Online「体がだるいのはなぜ?考えられる原因とすぐに実践できる対処法」
1.精神的ストレス
生活のなかで、ある程度のストレスは避けられません。しかし、ストレスがかかると自律神経が乱れるため、だるさを感じやすくなります。
もし、ストレスの原因が引っ越しや転職など生活の変化によるものであれば、新しい環境に慣れるにつれて、体のだるさも少しずつ減ってきます。
問題は、仕事内容や人間関係の悩みなど、自分だけではすぐに解決できないようなストレスを抱えている場合です。そのままの状態が続くと、うつ病のような深刻な状況に陥ってしまう可能性もあるのです。
2.生活習慣の乱れ
体がだるい原因としてすぐに思い浮かべるのは、生活習慣の乱れではないでしょうか。
睡眠時間が足りていない、毎日が忙しく休息が取れないなど、体を十分に休める時間が持てないとだるさを感じます。
また、不規則な睡眠や食事も、体のだるさに影響します。特に、夜型の生活になると体内時計が狂い、脳の疲労感がより強くなるでしょう。
ここで気をつけたいのは、不規則な生活習慣は、体の疲労蓄積を解消できないだけでなく、ストレスも溜めてしまう点です。ストレスがたまると自律神経にも大きな影響を及ぼします。
3.ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも、だるさの原因につながります。
女性の場合は月経周期に伴って、だるさを感じる月経前症候群(PMS)に悩む方も多くいます。肌荒れや乳房の腫れ、イライラ、怒りやすくなるなどPMSの症状は多岐にわたります。
どの症状も、女性ホルモンのバランスが乱れることが原因とされるPMS。主に月経の一週間前にだるさを伴う症状が現れます。
4.食生活の乱れ
忙しいとつい手を抜いてしまう毎日の食事。食事の取りかたも体のだるさに影響します。
理想は適当な量を3食しっかり取ることです。しかし忙しさに気を取られ、朝食を抜いたり、野菜や果物は少ないのにタンパク質や炭水化物は多く取りすぎたりと偏った食事になりがちです。栄養バランスが悪いと体調不良を引き起こし、だるさの原因につながります。
また、嗜好品の取り方にも注意しましょう。甘いものやお酒は糖質が多く、取り過ぎると血糖値が下がり、すい臓に負担がかかるため、体内エネルギーが奪われてしまいます。
コーヒーや紅茶などカフェインの取りすぎもだるさに影響します。カフェインの効果でアドレナリンが分泌されると、体が興奮して眠気が飛びますが、一時的な効果にすぎません。カフェインの利尿作用によって体の水分が失われるため、飲む前よりもだるさを感じる場合もあるのです。
5.過度な業務量による過労
毎日こなす仕事量が多く、ゆっくり休めない状態がずっと続いている方は、過労からくるだるさを疑ってみましょう。
休息は体と心を回復させます。過重労働、長時間労働の恐ろしさは、体だけでなく心のエネルギーも奪ってしまうところです。
毎日十分睡眠をとっているのにだるくて疲れが取れない、いつも首や肩が凝っている、食欲がないなどの身体症状を自覚しているなら要注意です。長く続くと、心にも影響を及ぼします。
6.不眠・寝不足
なかなか寝付けない、眠れなかったなど、誰もが一度は経験しているものです。質のよい眠りは体の回復を促す大切な時間です。睡眠時間が短くても、翌朝にすっきりとした目覚めを感じれば問題はありません。
よく眠れず慢性的なだるさが続く場合は、眠りを妨げる原因を探ってみましょう。眠れない状態が続くと、だるさのほか、集中力がなくなる、やる気がでない、食欲がないなどの症状が現れます。放っておくと、眠れない恐怖から更なる不眠につながる可能性もあります。