緊張しいの意味とは?緊張しやすい人の特徴&克服できる5つの習慣

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すぐに緊張してしまう…緊張しいを克服したい…


人前に出ると緊張してうまく話せない、焦って失敗してしまう、手足や声が震えるなど、緊張しやすい性格にお悩みではありませんか?本来なら難なくクリアできることも、緊張してしまうせいでうまくいかないのは、「緊張しい」だからかもしれません。

ささいなことでもすぐに緊張してしまい、物事がスムーズに進められなかったり、本来の能力を発揮できなかったりすると、日常生活にも支障が出ます。緊張しやすい性格が仕事や人間関係に悪影響を及ぼすことも考えられるでしょう。

そこでこの記事では、緊張しやすい人の特徴や克服するための習慣をご紹介します。大切な場面で緊張してしまい自分らしさが出せないとお悩みの方や、緊張しやすい性格を克服したい方はぜひ参考にしてみてください。

緊張しいの意味とは?


「緊張しい」とは、緊張しやすい人という意味です。

親しい友人や家族など気心の知れた人とは自然に話ができるのに、知らない人やたくさんの人を前にすると緊張してうまく話せない。声が裏返ってしまったり、体が震えてしまったり、汗が止まらなくなったりする。そんな緊張しやすく行動が焦ってしまう人を「緊張しい」といいます。

もともと「緊張しい」は関西で生まれた言葉です。他の地域の方にはあまり聞きなじみがないかもしれませんが、関西では特定の特徴がある人のことを「○○しい」と表現することがあります。たとえば、自慢ばかりする人を「自慢しい」、何事も気にしすぎる人のことを「気にしい」といいます。

誰でも知らない人と話すときや、たくさんの人の前で発表しなければならないときなどは、緊張するものです。「うまくできるかな」と不安な気持ちになることも多いでしょう。

しかし、「緊張しい」は1日の中で何度も緊張する場面に遭遇します。たとえば、スーパーで店員さんに売り場を尋ねる、美容院に電話で予約を入れる、知らない人に道を聞かれるなど。他の人にとってはよくあるささいな出来事でも、とても緊張してしまうのです。なかなか心が休まらず、人より疲れやすい傾向もあるでしょう。

一般的には、人見知りやあがり症などもあわせて緊張しやすい人のことを広く「緊張しい」と表します。

参考:Oggi.jp「『緊張しい』は克服できる? 言葉の意味や当てはまる特徴、治し方をまとめてご紹介」

人前で緊張しやすい人の特徴


具体的に「緊張しい」とは、どんな特徴を持つ人なのでしょうか。ここからは人前で緊張しやすい人の特徴を5つご紹介します。

あてはまる特徴が多ければ、あなたは緊張しいかもしれません。自分の性格や行動を振り返りながらチェックしてみてくださいね。

参考:Domani「緊張しいな人の特徴とは?原因や治し方を徹底解説」

1.プライドが高く失敗を恐れている

緊張しやすい人はプライドが高く、失敗を強く恐れる傾向があります。「絶対に失敗できない」「自分が失敗するはずがない」と思い込み、自ら逃げ場をなくし、緊張状態を作り上げているのです。「失敗したらどうしよう」という不安な気持ちがますます緊張を高めていることも。

「失敗してもいいからやってみよう」と何事にも気楽な気持ちで挑める人のほうが、緊張しにくいでしょう。

2.周りからどう見られているかを気にしている

周りからどう見られているか、周りからどう評価されているかを気にしすぎてしまうのも、緊張しいの特徴です。

「失敗したら相手から嫌われるのではないか」「ダメな人間だと思われるのではないか」と必要以上に周りの目を気にしてしまいます。結果的にどんどん不安が強くなり、緊張してしまうのです。

「自分がどうしたいか」よりも「相手にどう見られるか」を優先するあまり、本当の自分の気持ちがわからなくなってしまうこともあるでしょう。

3.目立つのが嫌い

緊張しいだと自覚している人は、目立つことが苦手です。たくさんの人の前で話したり、他人と違うことをしたり、少しでも人から注目を浴びると心が乱され、緊張してしまいます。

他人から注目を集めるのを避けるため、普段からできるだけ目立たず静かに過ごすことを好む人が多いでしょう。そもそも人前に出ることに慣れていないので、いざ人前で話さなければならなくなると余計に緊張してしまうケースも考えられます。

4.自分に自信がない

緊張しやすい人の中には、自分に自信を持てない人が多いでしょう。自信がなく成功するイメージが描けないせいで、「失敗するかもしれない」という不安が強くなっているのです。

大勢の前でプレゼンテーションをするときや人前で話すときに自信が持てないのは、事前の準備が不足している可能性もあります。事前に話す内容が定まっていなかったり、準備が不十分であったりすると、本番が近づくにつれどんどん自信がなくなり、緊張してしまうのです。

5.何事も完璧にこなそうとする

何事もミスなく完璧にこなそうとする人ほど、緊張しやすい傾向があります。「絶対に失敗してはいけない」という使命感や強迫観念に襲われるため、冷静でいられなくなり、緊張してしまいます。

ミスや失敗をせず完璧にこなせるのは理想的で、完璧を求める姿勢は素晴らしいものです。とはいえ、肩の力を抜いて「少しくらい失敗しても大丈夫」と気楽な気持ちで取り組むことも大切です。

緊張を作っているのは相手ではなく自分の心


緊張しやすい人は、「相手によく思われたい」「失敗して自分の評価を下げたくない」という意識が働いていることが多いでしょう。それが「失敗してはいけない」というプレッシャーとなり、緊張につながっています。結果的に自分で自分をしばりつけ、苦しめてしまっているのです。

もちろん周りの環境や相手の態度なども緊張する原因のひとつです。しかし、もっとも緊張しやすい状況を作り出しているのは自分自身といえるでしょう。

まずは、自ら設定している高すぎる期待値やプレッシャーから自分の心を解放してあげましょう。「力が入りすぎているな」と緊張している自分を客観的に見ることができれば、少しは冷静になれるかもしれません。心が落ち着き、緊張もやわらぐはずです。

ほし あゆみ

ほし あゆみ

ライター。「好きを大切に」をコンセプトにしたWebメディア『my prism』を自主運営。HSP気質。生きづらい世の中を少しでも生きやすくする方法を模索中。漫画とアイドルとインターネットが好きです。

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