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他人よりも自分のことを大切にしたい…
「自分の心を大切にしよう」という言葉をよく耳にします。しかし、「実際にどのような行動を起こせばいいのかイメージが沸きづらい」と思ったことはありませんか?
自分の心を大切にしようと思うと、他人への思いやりが薄れてしまう場合もあります。周りとうまくコミュニケーションが取れなくなることで、かえってストレスを感じてしまい結局自分自身を大切にできていないような感覚になったことがあるのではないでしょうか。
今回は、自分の心を大切することが苦手な人の特徴や、実際に心を大切にする方法をご紹介します。自分の心の声に耳を傾けて、本当の自分は何を求めているのか、自分にとっての幸せとは何なのかを一緒に考えてみましょう。
自分を大切にする具体的な意味とは
「自分を大切にするって、結局どういうこと?」と思っている人は多いのではないでしょうか。答えは人によりさまざまではありますが、一般的には「自分の人生とポジティブに向き合うこと」と認識して差し支えありません。
人生とポジティブに向き合うためには、自分の心の声を聞き、欲求に対して素直になる必要があります。何よりも自分自身の心のあり方を尊重し、理想の自分に向かって前向きに進んでいくことが大切です。
また自分を大切にすることで、自分を想ってくれている周りの人のことも大切にできます。ありのままの自分らしく生きることは人生に納得感を与え、もし失敗や挫折を経験しても後悔をせずに生きることができるでしょう。
自分を大切にできていない人の特徴
ここでは、自分を大切にできていない人の特徴をご紹介します。自分を大切にすることが苦手な人は、優しい性格や真面目な性格の場合が多い傾向にあります。今の自分の性格の魅力はそのままに、より豊かな未来を目指すために改善点を振り返ってみましょう。
1.自分より他人を優先しすぎている
自分を大切にできていない人は、自分より他人を優先しすぎている傾向にあります。自分の意見を主張したことで周囲が嫌な思いをすることを恐れたり、コミュニティの雰囲気を悪くしないか不安に思ったりするため他人の意見を尊重しがちです。
「自分勝手な人だと思われたくない」と考えていて、周りの空気を敏感に察するタイプでもあります。そのため自己主張が強い人は苦手で距離を置きます。「自分とは相容れないな」と思う反面、思っていることを正直に伝えられる人を羨ましく思う一面もあるでしょう。
2.悩みを一人で抱え込む
悩みを一人で抱え込む人は、自分を大切にできているとはいえません。悩みを抱えているのはネガティブな状態であり、解決して未来へつなげてこそポジティブな意味が生まれます。そして解決するためには一人で考えるより、さまざまな価値観を取り入れたほうが効率的だといえます。
そのため、自分を大切にするためには悩みを周囲にシェアし、アドバイスや共感を求めることが必要です。一人で抱え込んでいるだけでは自分の価値観でしか解決方法を考えられず、どんどんストレスがたまってしまうでしょう。
3.ストレスを発散する時間を設けていない
ストレスを発散する時間を設けていない人は、自分を大切にできていない傾向にあります。定期的に心のガス抜きをすることで精神的に余裕ができ、自分や他人を思いやれます。心に余裕がない状態では自分を追い詰めてしまいがちです。
ストレスをため込んでいるとネガティブな考えが多くなり、自分を否定しやすくなります。また視野も狭くなるため、周りからのアドバイスに耳を傾けられなくもなるでしょう。
4.自分の本音を封じ込めている
自分の本音を封じ込めている人は、自分を大切にできていません。自分を大切にするためには、本音や欲求に対して忠実になることが必要です。ありのままの自分で生きられていない状態は、人生の納得感を減少させています。
自己主張が強くない人は、自分の意見を正直に伝えるよりも「周りから嫌われたくない」「面倒臭い人だと思われたくない」などの優先するべき要素があります。人からのイメージやコミュニティの雰囲気を重要視するのは悪いことではありませんが、結果的に自分がストレスを感じている場合は改善するべきだといえるでしょう。
5.他人に依存している
他人に依存している人は、自分を大切にできていない傾向にあります。意思決定を他人に委ねているため「自分の人生は自分で選択して決めた」という意識に欠けています。成功しても他人のお陰、失敗しても他人のせい、という達成感や充実感が乏しい人生となりがちです。
依存相手の一挙一動に自分のメンタルが左右されるため、常に自分よりも相手の気持ちに配慮してしまいます。自分で自分の感情をコントロールすることが苦手で、精神的に自立できていないタイプだといえるでしょう。